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コスモタイガー漂走記~旧高野街道編(1)~中編

2023-10-27 | 旧高野街道run!!/更新中

国371を走ってしばらく、「新町橋」の信号を通過する。
さらに進むこと約100m。

ここで右斜めに向かって一気に登る急坂道を発見!
紛れもない、旧高野街道だ。

高度を上げつつ、右に左にカーブする。
国371バイパスの上を通るのは珍しい風景だ。

この辺り、案内板も目印もなさそうだけど、まぁ、道なりだからね。
街道らしいくねくね道を上っていけば迷うことはない。
ただ延々と集落中を上ってる感覚で、すぐ近くに国道が通っているとは思えない雰囲気ではある。(冒頭写真

石仏寺という小さな古寺で下り坂となる。
突然視界が開け、「石仏南」という変則交差点に出て、国道に突き当たる。


国道といっても2つに分岐してるからね、ややこしいけれど、どっちの道も国371なのさ。
このまま右に進むのが旧道で、左のいかにも走りやすそうな道が新道(バイパス)ということらしい。

で、このまま右の旧国道がそのまま旧街道をリ・ユースしたものなんだろう。
しばらくは旧国道run。
歩道もないけれど、旧国道ゆえ交通量が少ないのが救いではある。

左手には天見川が流れ、右には人を寄せ付けない鬱蒼とした森。
実はかつてこの森の上に石仏城などという、これまた楠木正成のお城があったらしいけれど、それを感じさせるものは何もない。

国道を1km以上走ったかな?
突然右に激しく上る小さな道!

これこれ!これが高野街道さ。

国371を左下に見下ろす感じで、軽トラがやっと走れる程度の道を走る。
500mほどの道のりで、再度国道へ吸収。

と思いきや、100m少々進んだところに郵便局があり、ここで左折して急坂を降りるのが旧街道らしい。

いよいよ周囲はのどかな山間部の雰囲気となってきた。

道なりに右折した先には「御所の辻」で、現在も文字通り分岐路になっている。
「大神宮の常夜灯」が今も残り、ここは右の道であることを教えてくれる。


山あいの旧街道は静かだ。
誰にも会わないね~。

道なりに進むと突然頭上に橋脚が。
南河内グリーンロードという広域農道らしい。

そこを過ぎると右側にポツンとお堂が建つ。
松明堂。


弘法大師がこの地で夜を明かした際、松明に火をつけて地面に突き立てた。
そうしたらあら不思議、そのまま根を張り、大木になったという言い伝えから、この名がついている。

天見川を右にして、鬱蒼とした未舗装道となり、しばらくすると再び国道に合流。
国道runでちょっと不安になるが、右手に細長い七里道標石の石碑を発見し、ホッとする。

500mほど国道を走れば、右へ分岐する道があり、さらにそこから天見川沿いを走る小道がある。
これが高野街道らしい。


苔むした石垣と緑の木々に囲まれた涼しげな道は約600mほど。
再び国道が見えてきた。

合流…と言いたいところだが、その手前に急な階段!
ここを登るのが正解らしい。

そしてすぐに歩道橋となって、国道の反対側へ。
もちろん本物の旧街道に歩道橋なんぞあるわけないが、安全のためにもここは歩道橋利用だよね。

すぐに運動場らしきものが左手に。
天見小学校の校庭で、校庭に沿って左斜めに下るのが正解…と思われる。

思われる、というのは資料によってはこのまま国道を走ることになってるからさ。
でも現地をつぶさに見ると、何というか、街道跡らしき道が、下った正面の古びたビルの駐車場を突き抜けている気がする。

そしてその先は獣道状態となり、消失しているようだ。

資料の世界だけではなく、ここは実際にあちこちの街道を走ってきた自分の感性を信じたい。
とはいえ、行き止まりはほぼ確定なため、道なりに左へカーブして、すぐの角を右折。

天見川をヒョイと渡れば左へカーブ。
消失した高野街道はこの辺りで復活してるんじゃなかろうか。

で、天見温泉南天苑という、素敵な1軒宿の裏庭のような道を上れば、南海電鉄高野線の天見駅前に出る。

確信は持てないが、こっちが高野街道だと思うけどなぁ。

というより、肩身の狭い思いをして殺風景な国道を走るより、絶対こっちのほうが良かった!
国道が高野街道としている資料でも、この裏道を進めてるぐらいだからね。

そして気になってしまい、いつか泊まってみたい南天苑への道が出ている。
少し寄り道で、立派で伝統を感じる建物も写メしておく。


駅を過ぎてすぐ、Yの字の分岐は右側で、ここからは下り坂。
そして再度国道に出会うのは、文字通り「「出合の辻」という交差点。

誰と誰が出会ったのかは知らないけれど、ここで信号を渡ってから国道沿いの狭い歩道を走るのさ。


そしてすぐに右斜めに激しく登る狭い道!
そう、これが高野街道ね。

400mほど、民家の裏道のようなところを走り、再度国道へ合流。
「島の谷」という信号交差点に出る。
手元の資料はこのまま国道沿いに…、と案内しているが、リサーチ通りここは左の道を選択。

はい、右手苔むした石垣の上にあるのが「大神宮の常夜灯」。

これが旧街道であることを証明してくれている。
山深き旧街道を照らしてくれていたんだろうね。

道はこのまま左へカーブしながら下っているけれど、恐らく旧街道は真っすぐ進んでいたんだろうな。
要するに消失しているんだけど、真っすぐ進んで国道へ合流する感じだったんだろうね。

仕方なく「島の谷」まで戻って国道を走る。
一瞬、100mにも満たない小道に入るものの、基本は国道run。

左側には再び南海高野線が寄り添ってくる。
と思ったら右斜めに分岐する山道が分岐。
ここから難所の1つ、紀見峠越えとなるんだよ。
後ろを振り返ると温度計が17℃を指している。


気になるのは「大阪府河内長野市」の看板。
え?ここが境界?

うーん、手元の地図によれば、紀見峠の頂上が大阪府河内長野市と和歌山県橋本市の県境となるはずなんだけどね。
まぁ、この先国道371はすぐにトンネルに入るから、ここにしか設置できなかったのかな?

1本道をくねくねと走る。
国道は足の下をトンネルで一直線なんだけどね。
かなりのヘアピンカーブは明らかに自動車を意識したもので、街道というより旧国道の雰囲気。
多分、本当の旧街道は山の中、自然に還ってるんだろうな。

途中、案の定、ここが「旧国道」であることの証跡が!


さらに旧国道を走れば、比較的真っすぐ進む形になり、恐らくこの辺りから旧街道=旧国道になっているのではなかろうか。

やがて「ダイヤモンドトレイル」の丁寧な案内板。

どうやらこの辺りの山々を繋ぐ本格的なトレイルコースがあるらしい。
恐らく関西地区の市民ランナーがクロカン走るなら、高野街道よりこっちを選ぶんだろうな(笑)。

コスモタイガーも自然を感じながらのクロカンは決して嫌いではないけどね。
今は旧街道モード!

そしてそこから100m少々。
紀見峠の頂上だ。


そう、これにて大阪府は終了!
ここからは旧街道run初の和歌山県(橋本市)だ!

とはいえ、トレーニングだからね。
写メだけ撮って足を止めることはないコスモタイガーなのだ。

(※次回へ続く)

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2 コメント

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素敵な街並み (ウォーク更家)
2023-10-29 09:39:46
高野山を目指す信仰の道「高野街道」は、案内板、道標、道標石が整備されていて良いですね。

旧街道らしいのどかな山間部の雰囲気も素敵です。
更家様 (コスモタイガー)
2023-12-11 15:42:26
返信ありがとうございます。
そうです、高野街道は前半、のどかな山間の風景が続きます。
とはいえ、人に勧めるとしたら、やはり東高野街道もしくは西高野街道から継続して走って(歩いて)もらいたいなと思います。

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