本来筋トレなんて必要なかった | さかもとサンのブログ

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なんかいろいろをそれなりの期間やっている人が思っていることなどを記事にしているブログです。

昔の人は筋トレなんてそんなに積極的にしていなかったからね。

筋トレとかの運動をあえて別に行う理由は人類の歴史と関係しているようです。

産業革命辺りが分かれ目と言われていますが。

産業革命が起こる前は、ヒトは日常生活で十分な運動をしていたと言われています。

つまり労働で体を動かしているため、今の時代のような筋トレをしなくてもそれなりの身体の機能は維持できていた訳です。

産業革命後に労働が機械に取って代わり、それでヒトの運動不足という問題が出始めたというのが、放送大学の教材に書かれていましたね。

今、何故筋トレをするのか。

それは日常生活や仕事で体を動かさなくなったから。

しかしヒトの体自体はそんな時代の変化に対応などそう簡単には出来ず、今まで体を動かして維持していた身体機能を、仕事が終わった後など、運動する時間を作って筋トレなどをして体の劣化を防いでいる訳です。

なので、そう考えると、日常生活や仕事で体を十分に使っていれば筋トレなんて必要ないんです。

というか今の時代もそうだとは思うのですが、筋肉をたくさんつけて、それを見せ合ったりその機能を使って競ったりするのは「娯楽」「趣味」の世界です。

そもそもヒトの本来の機能を考えると、身体機能や健康が維持できる筋肉の量や関節可動域があればそれが本来ヒトに必要なものであり、それ以上のものは「余剰なもの」と言う事です。

余剰に付けた筋肉の形を見せ合って競ったり、余剰に付けた筋肉の機能で争ったり、娯楽の世界で贅沢な遊びです。

増えすぎた脂肪を「贅肉」と言いますが、増えすぎた筋肉も「贅肉」と表現しても問題ないのかも知れないですね。

別に筋肉を必要以上に付けたり、それを自慢し合うのは良いと思います。

でも、忘れてならないのは「筋トレはなくても困らない」と言うことでしょうかね。

そして、我々パーソナルトレーナー(ATのような医療系ではない方の)はそんな趣味の世界で仕事をしているということも忘れないようにしなければなりませんね。