県サッカー協会のインクルーシブフェスティバルin氷見⚽️

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被災された皆さんが少しでも明るく・元気に・楽しい時間を過ごせるよう、地元の声を受けて開催‼️ 県や氷見市も後援してくれてます👍

カターレ富山はじめ県内外から多くの関係者が集まり、会場は数百人規模に😅 
こんなにたくさん来るとは思わんかった〜😂

2年ほど関わらせてもらってますが、いつも感じるのは、多様性と包摂(インクルーシブ)という最近よく聞く短いキーワードでは表現しきれない、たくさんの感動&ウェルビーイングが随所に詰め込まれていること。

・能登半島地震後の世間の慌ただしさの中で塞ぎ込みがちな日常から解放された喜び、
・歩くサッカーだから障がいのある方も小さい子も初めてのおばあちゃんも一緒にプレーする不思議さ、
・最初はおっかなびっくりだけど慣れていくうちにいつのまにか我を忘れてボールを追いかけ回している楽しさ、
・終わった後に必ず感じるまるで自分が一瞬で成長したような気持ち良い清々しさ。

まだまだ語れてないな…
この感覚はなんやろ?

また次回も参加することになりそうです。

【富山のインクルーシブフットボールの立役者】
今でこそ県内外から多くの賛同者が駆けつけ、世間の関心も高く、行政の後援支援も入るようになりましたが、ここに至るまでには関係者の血と汗のにじむような努力がありました。

あまり語られていないとても大切なこと、特に見るべき部分をフォーカスしてご紹介しておこうと思います。

脳性まひを患う寺崎謙三さん。カターレ富山のホームゲームには毎回車椅子で駆けつける人気者です。ひょうきんな性格な一方で、サッカーのことになると熱を帯びた口調になります。

実は、彼こそがアミザーデサッカー大会の生みの親であり、25年前に富山県サッカー協会に「芝生の上でサッカーさせてほしい」と願い出た張本人です。2000年には第1回目の開催が実現し歴史を作った人物となりました。

脳性まひというハンディキャップを乗り越え、年齢を重ねても常に矢印を自分に向けている不撓不屈のファイターです。

その寺崎さんのおもいを真正面から受け止めたのが岡島俊樹さんと岡島幸子さんのご夫妻。

岡島俊樹さんは元日本代表選手で読売クラブに在籍していた往年の名選手。引退後は富山県内で教員をしていました。

サッカー協会から寺崎さんの要望を聞き、盲学校で働いたことのある岡島幸子さんとともに実行委員会を立ち上げ、第一回目の開催にこぎ着けます。

設立後の約5年は競技場の理解が得られず、日程や会場の調整に苦戦されたそうです。しかし、大会に参加した富山第一高サッカー部の大塚一郎監督の働き掛けなどもあり、徐々に賛同者が増えていきました。

岡島俊樹さんはその後脳梗塞を患い現在片足の都合が悪いのですが、今でも県内各地のインクルーシブフットボールイベントに参加されるなど精力的な活動をしておられます。

また、岡島幸子さんは、2023年に初めて設けられた富山県サッカー協会インクルーシブ委員会の初代委員長に就任。富山県内各地にインクルーシブの輪を広げようと八面六臂の活躍を見せておられ、賛同者の輪も県内各地に少しずつ広がってきています。

世間にはサッカーに限らず、好きなことをしたくてもできない立場・環境に置かれている人がたくさんおられます。
そうした一人ひとりのささやかな願いは声にならずに消えていくことも多いようです。

心ある人はそうした小さな声に耳を傾けてあげてください。
寄り添うことでおもいが言葉となり、カタチとなり、人々に目的と力と喜びを与え、大きなうねりになることがあります。

インクルーシブフットボールから学べることは年齢を重ねれば重ねるほどたくさん見つけられますよ。

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