癌成長の衝撃的な事実【5】 ヴィルカバンバ | イラストレーターしーさんのブログ

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※この記事は、NEMLOG2020年11月18日の記事にAmeba Pickのリンクを足したものです。

 

癌成長の衝撃的な事実【5】

 

ヴィルカバンバ

 

連載記事ですので、必ず第1回から御覧ください。

癌成長の衝撃的な事実【1】 癌のエサは既に解明されている

 

前回第4回はコチラ

癌成長の衝撃的な事実【4】 2つの持病

 

今回は、世界三大健康長寿地域のお話です。

 

南アメリカ西部に位置する「エクアドル共和国」の首都「キト」から500キロ離れた場所に、「ヴィルカバンバ」という名称の渓谷があります。(「ヴィルカバンバ」はネイティブアメリカンの言葉で、「聖なる谷」という意味。)

 

ここの渓谷に住む人々は、殆どの人が100歳以上まで生きるのにもかかわらず、癌や生活習慣病、鬱病になる人がいないばかりか、老人性痴呆症、アルツハイマー、パーキンソン等の脳の病気になる人もおらず、健康で足腰が強い為に100歳以上でも1日10時間以上働くのが当たり前で、多くの女性は50代になっても20代の様に若々しく、50代でも難なく子供を出産するそうです。(中には120歳を超える人もいるとか!)

 

この、彼らの驚くべき健康と長寿は、ストレスの無い生活や、彼らの享受している山の清水や、栄養バランスの取れた植物性食品の摂取率が99%という高い比率の菜食によるものなのです。(残りの1%は、飼っている家畜が妊娠した時に、家畜の赤ちゃんが飲んだ後の余ったミルクを少し貰う事がある程度だという事です。)

 

なお、既に本の紹介欄にも書いてある通り、老人性痴呆症、アルツハイマー、パーキンソンといった脳の病気は遺伝子や年齢による病気というよりも、牛肉や牛乳、乳製品を摂る事でリスクが高くなる事が分かっており、これはつまり潜伏期間の非常に長い、

 

「緩やかに進行する狂牛病」

 

なのだと言った方が正しい位なのです。

 

その証拠に、日本に住んでいる日本人とアメリカに渡った日本人とを比較すると、アメリカに渡った日本人の方がアルツハイマーの罹患率が大幅に高くなる事が分かっており、これはアルツハイマーが遺伝子よりも動物性食品の多い欧米食の摂取により発生している何よりの証拠と言えるでしょう。

 

世界にはヴィルカバンバを含め、フンザ、アブハズという「世界三大健康長寿地域」があるのですが、ヴィルカバンバと同じように健康で長寿な地域の食事の中の植物の割合を見てみると、

 

ヴィルカバンバ 99%

フンザ 99%

アブハズ 90%

 

と、長寿でも足腰が強く、健康的な人々の住む地域では、食事の中の植物の割合がとても多い事が分かります。

 

日本は国としては確かに長寿世界一ですが、「健康寿命」(元気に自立して過ごせる期間の事)としてはどうでしょうか?

 

前回お話した通り、食の欧米化で現在日本人は2人に1人が癌になる時代になり、寝たきり老人の数も世界一という、全く誇れない高齢者が増え続けている現実があります。(そもそも海外では日本の様な延命治療をしない国も多いので、それで平均寿命が日本より短くなっている部分もある訳です。)

 

地球上で一番健康で長寿な地域の人達が菜食であるという事は、動物性食品は全く必須の食品ではなく、むしろ煙草やアルコールの様な「嗜好品」と捉える方が正しいという事です。(もちろん昔のエスキモーの人達の様に、肉しか食料が無い場合は嗜好品とは言えませんが、そんな特殊な条件でもない限りは完全に嗜好品でしょう。)

 

なお、誠に残念な事に、世界三大健康長寿地域については近年若者を中心に欧米食が広がり始めている現状があり、現在は昔の様な健康長寿の地域ではなくなってしまっており、これは他の菜食中心で健康長寿だったハワイや沖縄、中国農村部等でも同じ事が起こっていて、食の欧米化で健康長寿だった地域が軒並み肥満や病気だらけの地域になって来てしまっている現状があります。

 

その、そもそもの元凶ともいえるアメリカですが、実は今アメリカでは、それとは全く逆の動きが出て来ている事は御存知でしょうか?

 

T・コリン・キャンベル博士が動物性食品の危険性を訴え、「裏切り者」として学会を追放されそうになったのも「今は昔」の話。

 

何より菜食をすると本当に病気が治り健康になるのですから、いくら抵抗勢力が妨害工作やフェイクニュース、意図的に肉に都合の良い部分だけをリダクションしたニュースを流しても、事実以上に確かな事はなく、この正しい情報は「食事のせいで、死なないために」の著者であるマイケル・グレガーのテレビ番組等でアメリカ中に広がっていっており、2009年に300万人だった完全菜食者は、2017年には2000万人、つまり毎月平均17万人以上、毎週平均4万人以上のペースで増え続けているという現実があるのです。(なお、完全菜食者の中には健康目的だけではなく、環境保護目的や動物愛護目的の方々ももちろん含まれている事は明記しておきますが、畜産の環境破壊の問題についてはまた別の機会に記事にしたいと思っています。)

 

なお、マイケル・グレガーの65歳の祖母は末期の心臓病で、もうこれ以上出来る事は何もない為に、自宅で最期を迎えるよう医師に退院させられたのですが、テレビで完全菜食の治療センターの存在を知り、藁にも縋る思いで参加した所、完全に完治した事が、マイケル・グレガーが医師になる動機になったのだといいます。

 

祖母はその後96歳まで生き、孫が医学部(医科大学院)を卒業するのを見届ける事が出来たのだそうです。

 

さて、真実に目覚めたアメリカ人が、毎週平均4万人以上のペースで完全菜食者になっているという事は、アメリカでは今、肉が余りまくっているという事でもあります。

 

この傾向はヨーロッパでも起こっており、現在物凄い数の人々が完全菜食に移行している訳ですが、その余った肉は一体どこに行っているのでしょうか?

 

実はその大量に余った肉は、健康に関しての情報リテラシーの低い日本や中国等のアジアに向かっており、数年前からアジア圏に大量の広告を流して、アジアの人々を肉漬けにしているのです。

 

皆さん、最近何だかおかしいと思いませんか?

 

数年前から肉が2倍の夜なんとかや、ハンバーグを山の様に重ねたメガ盛りハンバーガーが登場したり、牛丼屋はこぞって超大盛りのメガ盛り牛丼を新発売!

 

CMでキムタクがバンズから肉がはみ出しているハンバーガーを見て、

 

「これバランスおかしいw」

 

と言っていますが、おかしいのはこの状況の裏事情に全く気付かない日本人の方なのでは?

 

もっと分かりやすくハッキリと言ってしまえば、人の命よりも金が大事な、「金は命より重い」を地で行くアメリカの畜産業者達は、真実に目覚めて殺せなくなったアメリカ人の代わりに、日本人を殺しまくっているという現実があるという事です。(さすがに今のアメリカの畜産業者が、チャイナ・プロジェクトを全く知らないという事は無いでしょう。)

 

そうとも知らずに無知で情弱な日本人は、まるで何かに取り憑かれた様に、肉が沢山食べられると大喜びでこれらに群がり、その結果が、日本人の肉の消費量10倍、乳製品の消費量20倍というとんでもない現実であり、癌患者が2人に1人という恐ろしい現実になっているという訳なのです。

 

これを読んでいる日本の畜産業者やレストラン経営者の方へ、この状況を知ってもまだ、今までの仕事をそのまま続けるのか、一度良く考えて頂ければと思っています。(最近ではこの状況に問題を感じた企業が、大豆で作った肉である大豆ミートや豆乳で作ったヨーグルトやチーズ、牛乳も卵も使用していない100%植物性のプリン等のいろいろな植物性食品を出し始めていますが、それに関してもいずれ記事にしたいと思っています。)

 

第5回の記事の最後に一言

 

それと第5回の記事の最後になりますが、この記事を書くきっかけとなった7zoesanさんの奥様の御友人ですが、残念ながら11月3日に永眠されたとの御連絡を頂きました。

 

彼女の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

結局、彼女にはこの情報を伝えられないまま亡くなられてしまった事や、この連載に対するnemlogの皆さんの反応が余りにも薄く、相変わらず記事が肉や乳製品で溢れている事もあり、執筆のモチベーションがかなり下がってしまい、このまま記事の執筆を止めようかとも思っていた為、今回の執筆までかなり時間がかかってしまいましたが、一応今はもう少しだけ続けてみようという気になっていますので、皆さんもよろしければもう少しだけお付き合い頂けると嬉しいです。(そんな中、やそさんが毎回投げNEMをしてくださっている事は本当に励みとなり、とても感謝しています。)

 

なお、肉を食べつつもそれなりに癌のリスクを減らせる方法はあるので、今後はそういった情報も提供出来ればと思っていますが、これについて少しだけ書いておきますと、動物性食品の中でも一番癌になるリスクが低いのは魚介類を生で食べる「刺身」で、一番リスクが高いのは肉を加工した「ハンバーグ」や「ソーセージ」、「ベーコン」なので、まずはこの辺から気を付けるのも良いかもしれません。(本当は以下の本を御購入頂いて、詳しく知って頂くのが一番良いのですが…)

 

私はnemlogの皆さんやこれを読まれている方、その御家族の方には出来れば健康で長生きして欲しいと思っているのですが、なかなかこの思いは伝わらないですね…

 

なお彼女を含め、最近の日本のクリプト界の関係者では、私が知っているだけでも立て続けに3名癌で亡くなっていますので、本当に今日本はとんでもない状況になっているのだと思います。

 

何にせよ、連載はもう少しだけ続けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

次回は、第1回の時に頂いたコメントに対する返信をベースに、詳しい解説をしたいと思います。

 

 

●必ず「一次情報」を御確認ください。

 

この情報に関しましては、以下に一次情報を掲載いたしますので、是非御購入をして内容を御確認頂ければと思います。

 

・お薦め映画

 

 

食事をT・コリン・キャンベル博士の推奨するPBWF食(プラントベースでホールフードの食事)にすると、数値がどれだけ改善するのかのドキュメンタリー映画で、概要を知る事が出来ます。

 

「アバター」の監督ジェームズ・キャメロンは、このドキュメンタリー映画を観た後、そのままキッチンへ行き、全ての動物性食品を捨てたそうです。

 

さすがに、あのおぞましい血管の画像を見たら、動物性食品を全て捨てたくなる気持ちも理解出来ます。(もっとも、私だったら既に買った分の動物性食品位なら捨てずに食べると思いますが、こういう所、海外の方は徹底していますね!)

 

・お薦め書籍 優先順位1

 

 

※Kindle版(食材別編との合本版)はコチラ

 

 

最新栄養学に基づく病気別の対策が書かれている本で、一番最初に読まれる事をお薦めいたします。

 

この本の凄い所は、著者の主観が1つも無く、全て実験データの結果のみで構成されている点です。

 

著者は世界中で毎年発表されている2万件以上の栄養に関する実験データをグループを作って手分けして全て読み、信頼出来る有益な情報だけを選んで載せているので、これ以上信頼出来る最新栄養学の本は今の地球上には存在しないのではないかと思います。

 

なお、この本に掲載されている、食事によって病状の進行が止まったり、改善したりする病気は、心臓病、肺疾患、脳疾患、消化器癌、感染症、糖尿病、高血圧、肝臓疾患、血液癌、腎臓病、乳癌、自殺性鬱病、前立腺癌、パーキンソン病です。

 

・お薦め書籍 優先順位2

 

 

※Kindle版(合本版)は上記で御紹介しています。

 

最新栄養学に基づく食材別の知識が得られる本で、いろいろなPBWF食の調理方法も載っています。

 

・お薦め書籍 優先順位3

 

 

※Kindle版は出ていないようです。

 

こちらは「チャイナ・プロジェクト」について書かれた書籍です。

 

「フォークス・オーバー・ナイブズ」は概要しか分からないので、動物実験や疫学調査についての詳細は必ずこちらの書籍をお読みください。

 

これを読むと、過剰な動物性食品の摂取は癌、心臓病、糖尿病、肥満、自己免疫疾患、骨や腎臓の病気、視力低下、脳障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、認知機能障害、アルツハイマー等)、鬱病の原因になっている事が分かります。

 

※なお、この本は以前「上巻」、「中巻」、「下巻」の3冊発売されたものを1冊にまとめたものですので、安いからといって以前の本を買うと、かえって高くつきますので御注意ください。

 

・お薦め書籍 優先順位4

 

 

※Kindle版はコチラ

 

 

2020年2月4日に発売された「チャイナ・スタディー」の続編です。

 

※こちらは「続編」ですので、必ず「チャイナ・スタディー」の方からお読みください。

 

「リダクショニズム」(要素還元主義)の罠と、なぜこの情報がなかなか広まらないのかについて、詳しく書かれています。

 

・無料で読める書籍

 

ザ・プラントリシャン・プロジェクト(PDF)

 

PBWF食について詳しく知りたい方は、こちらのPDFも御覧ください。(本1冊分が丸々無料で読めます。) 

私の目的は無知が理由で亡くなる方を1人でも減らす事ですので、この問題に共感頂ける方は、是非出来る限り多くの方にこの記事の拡散をお願いいたします。 

それと、この情報について絶対にやってはいけない事は、この情報を知っているのかを確認せずに、医師にこの食事療法について相談する事です。 

殆どの日本の医師はアメリカの最新栄養学なんて全く知りませんので、大昔の間違った栄養学に基づいて、肉を食べるよう勧めて来るからです。(残念ながら、これは実際にあった話です。) 

ですので相談する場合は、必ず「チャイナ・スタディー」を知っているか、知っているなら全ページきちんと読んでいるかの確認をしてから相談するようにしてください。 

最後に、ドキュメンタリー映画を観た方や書籍、PDFを読まれた方は、是非この記事に一言コメントをよろしくお願いいたします。

次回第6回はコチラ

癌成長の衝撃的な事実【6】 コメントへの返信