癌成長の衝撃的な事実【4】 2つの持病 | イラストレーターしーさんのブログ

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※この記事は、NEMLOG2020年11月1日の記事にAmeba Pickのリンクを足したものです。

 

癌成長の衝撃的な事実【4】

 

2つの持病

 

連載記事ですので、必ず第1回から御覧ください。

癌成長の衝撃的な事実【1】 癌のエサは既に解明されている

 

前回第3回はコチラ

癌成長の衝撃的な事実【3】 バイアスがない

 

私しーさんには2つの持病があります。

 

それは「喘息」と「糖尿病」です。

 

この2つの病気はどちらも新型コロナウィルスが重症化する基礎疾患に当たる為、コロナになったら基礎疾患ダブルパンチでかなりの確率で死ぬ事が予想されるので、今はウォーキングは人のいない深夜に行ない、買い物も深夜に24時間営業のスーパーやコンビニに行く事が多くなりました。(「カフェーねむりや」には行く気マンマンだったのですが、上記の理由で諦めました…)

 

なお、この2つの持病の発病は私の両親にも深く関係しているのですが、まずは喘息についてお話をしたいと思います。

 

私の父は、「ハイライト」(ニコチンが1.4mg、タールが17mgも入っている煙草)をチェーンスモークするヘビースモーカーで、私が赤ちゃんの時も、私が寝ている同じ部屋でハイライトをガンガン吸っていました。

 

やがて赤ちゃんの私はおかしな咳をするようになり、異変に気付いた母は私を別の部屋に寝かすようにしたそうですが、どうやらその時の副流煙で喘息を発症してしまったようです。

 

母は父に煙草をやめるよう言いましたが、父は

 

「煙草をやめて長生きしたってしょうがねえ!」

 

と言って、全くやめませんでした。

 

結局父は自分の望み通り(?)COPD(煙草病)で亡くなる事となります。

 

COPDは別名「死よりも恐ろしい病気」と言われており、重症化すると酸素ボンベを持ち歩いて常に人工呼吸をしていないと死んでしまう程で、毎日地獄の苦しみを味わうそうです。

 

父の場合は病院で診て貰った所、即入院となり、入院後たった一週間で亡くなってしまった為、酸素ボンベを持ち歩く事は無かったのですが、煙草を吸っていた後ろめたさからか、それまで一度も「苦しい」とは言わなかったので、おそらく何年もの間、相当の苦しみを我慢していたのだと思います。

 

父は漁師町の生まれのせいか、肉も乳製品もあまり好きではなかったので、肺癌ではなくCOPDになったのかもしれませんが、実は今では煙草で肺癌になるリスクよりも、動物性食品で癌になるリスクの方が遥かに高い事が分かっていますので、自分の子供に毎日肉を沢山食べさせるという事は、言い換えれば子供に毎日無理矢理煙草を吸わせるよりも癌になるリスクが高い事をしているという事になる訳です。

 

余談ですが、私の基本的な考え方として、本人が将来病気で地獄の苦しみを味わう可能性がある事を承知の上で、そのリスクを取るのは自己責任であり、人に迷惑をかけない限りは自由に行動をすれば良いと考えていますが、知識を知りつつ家族に同じ食事をさせる事は明らかに虐待ですので、家族も自分と同じ考え方でない限りは今すぐ食生活の改善をすべきかと思います。(つまり、家族には動物性食品の摂取量を総摂取カロリーの10%以下にするべきという事です。)

 

喘息の方は、今から十数年前のある日、ダンボールに入れて捨てられていた子猫を保護した時に右手を噛まれたのですが、その次の日に肩から下の右手全体が2倍に腫れ上がると同時にとてもヒドい喘息の発作が起き(アナフィラキシーショック?)、喘息はかなり悪化してしまいました。(この時、猫に対してアレルギーがある事も分かりました。)

 

今は以前よりは大分良くはなりましたが、煙草の煙や何かを燃やした煙、気化した油、強い香水の香り等で発作が出てしまうので(なので、女性には出来る限り近付かないようにしています。)、コロナがなくても昼間の外出はなかなか厳しい状態となってしまっています。(真夜中でも歩き煙草をしている人がいたりするので、本当に油断出来ません…)

 

母は以前の記事で書いたとおり乳癌で亡くなったのですが、母は生前、炊いた白米は「砂食べてるみたい…」と言い大嫌いで、和食より洋食が大好きだった為、肉や乳製品を山程食べていました。(一応書いておくと、父も母も日本人です。)

 

子供の頃の家の食事は父以外は本人も3人の子供も肉だらけで、当時の日本人の平均と比べてかなり多かったと思います。(そんな時、父だけは刺身を食べていました。)

 

また母は牛乳は嫌いなのに乳製品は大好きで、子供にもケーキやアイスを山程食べさせており、ファミリーパックのアイスが1人1つずつ(つまり4つ)食卓に出る事もありました。(その割に、母以外の子供3人は痩せていたんですけどね!)

 

私は沢山のアイスを食べると吐くようになってしまいましたが、訓練の結果、今では8段ソフトクリームも一瞬で食べられるようになりましたw(これ今考えると、沢山食べさせる事はもちろん、乳製品を食べさせる事も、どちらも完全に児童虐待ですよね…)

 

こんな食事をしていたら当然癌のリスクは高くなる訳で、母は乳癌になってしまった訳です。

 

なお、牛肉や牛乳、乳製品に含まれる動物性たんぱく質のカゼインを多く摂ると、女性は乳癌、男性は前立腺癌になるリスクが跳ね上がるのですが、日本人は昭和30年代と比べて肉(牛肉、豚肉、鶏肉)の消費量が10倍に増えており、この2つの癌の罹患率もそれに比例して物凄い勢いで増えているという、とんでもない事になっているのです。(食肉1人あたりの消費量はこの期間で年間3kgから30kgと10倍になっています。)

 

江戸時代にはとても珍しい病気だった癌ですが、少し前まで日本人は4人に1人が癌になると言われていたのですが、それが3人に1人となり、最近ではついに2人に1人が癌になると言われており、これは完全に動物性食品の消費量の増大が原因である事が分かります。

 

なお、癌が増えたのは日本人が長寿になった為だと言う人がいますが、その割合を考慮しても癌は明らかに増えていますし、何よりもそれでは若い人の癌も急増している説明がつきません。

 

この件はまた別の記事でも詳しくお話しますが、現状でもあなたの家族の半数は癌で苦しむ事になった訳ですが、このまま何の対策もせずに肉の消費量が増え続けていけば、更に多くの、つまり殆どの日本人が癌になる時代に突入する事は間違いないでしょう。

 

この様に、日本は今とんでもない事になっているのに、殆どの人がその事実に全く気付かず、今日も呑気に食べ放題だの、メガ盛り、ギガ盛りだのと言って飯テロ写真をUPし、肉を食べまくっている訳ですから、本当に恐ろしい事態が進行している訳です。

 

話を母の話に戻しますが、余命数ヶ月と言われた母も、肉を減らしたおかげでその後4年間生きた訳ですが、最後の頃は癌の影響が脳にまで及び、それが行動にも出るようになり、24時間全く目が離せない状態になってしまい、介護している私は物凄いストレスの日々となってしまいました。

 

ストレスが血糖値を急上昇させる事はよく知られていますが、私の場合は強いストレスを感じると甘い物等いろいろと過食をしてしまう癖があった為、更に血糖値はどんどん上がっていったのだと思います。

 

ある日、右足の指に電気が走ったようなビリビリとした感覚が起こり、ヒドい痛みで全く眠れなくなり病院に行った所、これは糖尿病かもしれないと言われ、血糖値を測った所、ヘモグロビンa1cがなんと14.1%という、とんでもない数値になっている事が判明しました。(健康な人の数値は5.6%未満です。)

 

つまり、私の右足は糖尿病神経障害になっていたのですが、これは放っておくと足が真っ黒に壊死して切断しないといけなくなり、他にも糖尿病は悪化すると失明したり、人工透析になったりするので、本当に怖い病気なのです。

 

糖尿病と言えば、糖質さえ制限すれば良いと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、実は現在では糖よりも脂肪の方が糖尿病を悪化させる事が分かっています。

 

お薦めしている「食事のせいで、死なないために[病気別編]」には、こんな実験結果が載っています。

 

食事の違いが健康状態にもたらす影響を調べるため、健康な医学部の学生たちを2つのグループに振り分け、1つのグループは、オリーブオイル、バター、卵黄、クリームなど脂肪分の多い食事を摂り、もう1つのグループは、砂糖、菓子、焼き菓子、精製された白いパン、ベイクドポテト、シロップ、バナナ、米、オートミールなど炭水化物の多い食事を摂った所、驚いた事に脂肪分の多い食事を摂ったグループのインスリン抵抗性が急上昇!

 

ほんの数日で、脂肪分を多く摂り糖質を控えていたグループの方が、糖分やデンプンを多く摂っていたグループよりも血糖値が遥かに高くなり、実験開始時の2倍に跳ね上がってしまったのでした。

 

これはつまり、ステーキやチーズ等を沢山食べると、癌だけではなく糖尿病のリスクも跳ね上がるという事を意味しています。(なので、今の日本の糖質制限をさせる糖尿病治療は完全に間違っており、GI値つまりグリセミック・インデックスの低い炭水化物ならむしろ沢山摂った方が良い訳で、現在アメリカではそのような治療方法にシフトしています。)

 

私は現在は菜食中心の食事に変えたおかげで血糖値は下がりましたが、ヘモグロビンa1c が7%台まで下がるとついついコンビニスイーツ等を食べてしまい、また8%台に戻るという事を何年も繰り返した結果、糖尿病神経障害は両足と唇の右側にまで広がってしまい、現在も24時間痺れたままの状態になってしまっている為、この記事の連載を機会に、今度こそ徹底したPBWF食を実践したいと頑張っている所です。(私の兄弟2人も私が知識を普及した事もあり、現在は菜食中心の食事をしています。)

 

という訳で、私は今でも毎月血液検査をしている為、何を食べると数値がどうなるのかはよく理解しているので、PBWF食を徹底すれば病気が本当に良くなる事もよく理解している訳ですが、私の事例だけでは納得がいかないという方の為にも、栄養バランスの取れた植物性食品だけの食生活をすると人間はどうなるのかを知る為に、次回は世界三大健康長寿地域の人達の話をしたいと思います。

 

 

●必ず「一次情報」を御確認ください。

 

この情報に関しましては、以下に一次情報を掲載いたしますので、是非御購入をして内容を御確認頂ければと思います。

 

・お薦め映画

 

 

食事をT・コリン・キャンベル博士の推奨するPBWF食(プラントベースでホールフードの食事)にすると、数値がどれだけ改善するのかのドキュメンタリー映画で、概要を知る事が出来ます。

 

「アバター」の監督ジェームズ・キャメロンは、このドキュメンタリー映画を観た後、そのままキッチンへ行き、全ての動物性食品を捨てたそうです。

 

さすがに、あのおぞましい血管の画像を見たら、動物性食品を全て捨てたくなる気持ちも理解出来ます。(もっとも、私だったら既に買った分の動物性食品位なら捨てずに食べると思いますが、こういう所、海外の方は徹底していますね!)

 

・お薦め書籍 優先順位1

 

 

※Kindle版(食材別編との合本版)はコチラ

 

 

最新栄養学に基づく病気別の対策が書かれている本で、一番最初に読まれる事をお薦めいたします。

 

この本の凄い所は、著者の主観が1つも無く、全て実験データの結果のみで構成されている点です。

 

著者は世界中で毎年発表されている2万件以上の栄養に関する実験データをグループを作って手分けして全て読み、信頼出来る有益な情報だけを選んで載せているので、これ以上信頼出来る最新栄養学の本は今の地球上には存在しないのではないかと思います。

 

なお、この本に掲載されている、食事によって病状の進行が止まったり、改善したりする病気は、心臓病、肺疾患、脳疾患、消化器癌、感染症、糖尿病、高血圧、肝臓疾患、血液癌、腎臓病、乳癌、自殺性鬱病、前立腺癌、パーキンソン病です。

 

・お薦め書籍 優先順位2

 

 

※Kindle版(合本版)は上記で御紹介しています。

 

最新栄養学に基づく食材別の知識が得られる本で、いろいろなPBWF食の調理方法も載っています。

 

・お薦め書籍 優先順位3

 

 

※Kindle版は出ていないようです。

 

こちらは「チャイナ・プロジェクト」について書かれた書籍です。

 

「フォークス・オーバー・ナイブズ」は概要しか分からないので、動物実験や疫学調査についての詳細は必ずこちらの書籍をお読みください。

 

これを読むと、過剰な動物性食品の摂取は癌、心臓病、糖尿病、肥満、自己免疫疾患、骨や腎臓の病気、視力低下、脳障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、認知機能障害、アルツハイマー等)、鬱病の原因になっている事が分かります。

 

※なお、この本は以前「上巻」、「中巻」、「下巻」の3冊発売されたものを1冊にまとめたものですので、安いからといって以前の本を買うと、かえって高くつきますので御注意ください。

 

・お薦め書籍 優先順位4

 

 

※Kindle版はコチラ

 

 

2020年2月4日に発売された「チャイナ・スタディー」の続編です。

 

※こちらは「続編」ですので、必ず「チャイナ・スタディー」の方からお読みください。

 

「リダクショニズム」(要素還元主義)の罠と、なぜこの情報がなかなか広まらないのかについて、詳しく書かれています。

 

・無料で読める書籍

 

ザ・プラントリシャン・プロジェクト(PDF)

 

PBWF食について詳しく知りたい方は、こちらのPDFも御覧ください。(本1冊分が丸々無料で読めます。) 

私の目的は無知が理由で亡くなる方を1人でも減らす事ですので、この問題に共感頂ける方は、是非出来る限り多くの方にこの記事の拡散をお願いいたします。 

それと、この情報について絶対にやってはいけない事は、この情報を知っているのかを確認せずに、医師にこの食事療法について相談する事です。 

殆どの日本の医師はアメリカの最新栄養学なんて全く知りませんので、大昔の間違った栄養学に基づいて、肉を食べるよう勧めて来るからです。(残念ながら、これは実際にあった話です。) 

ですので相談する場合は、必ず「チャイナ・スタディー」を知っているか、知っているなら全ページきちんと読んでいるかの確認をしてから相談するようにしてください。 

最後に、ドキュメンタリー映画を観た方や書籍、PDFを読まれた方は、是非この記事に一言コメントをよろしくお願いいたします。
 

次回第5回はコチラ

癌成長の衝撃的な事実【5】 ヴィルカバンバ