遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

『バベル 7.16』

2024-05-20 08:57:53 | NETFLIX/Amazon/UNEXT/Apple TVで観た

2024/5/19

・2016年のアヴィニョン演劇祭で上演された、15国籍23人のダンサーとミュージシャンによるパフォーマンス。

・女性の一人語りから始まる。AIのような無機質な語り口で言語としての身振りについて語る。手話のようにも見えるがだんだん複雑化していって、人間として見るには不自然な機械的な動きになっていく。

・次に登場人物が集まってきて同じように動くんだけど、見た目も服装もバラバラで、同調性は強調せずに、同じ振り付けで動くことで違う部分をわかりやすく見せている感じ。

・多国籍の演者たちが言葉、踊り、歌、それぞれの異なる見せ方で小さなシーンを作って、それらを組み合わせて構成している。

・こういう作品だと、全体に対して今がどれくらいなのかわかりにくいので、どんなに高度なことをやっていても長く感じてしまいがち。

・5大陸を表現しているという巨大な直方体の枠を組み合わせて様々な場面を作っている。何か具体的なものの置き換えることもあれば、抽象絵画っぽくもなる。

・あんなに大きくて細い枠なのに、演者が乗ってもゆがんだりしない。何で作ったらそうなるんだろう。

・ダンス批評のシーンに対して笑いが起きていた。観客のダンスリテラシーがかなり高い。

・移動するとだんだん人間から類人猿に変化していくところがおもしろい。

・日本人もいる。知らない言語に交じって日本語が聞こえてくるのが不思議な感じ。

・最後のほうに、バベルらしく、各演者がそれぞれの国籍の言語のよさをアピールしながらケンカになっていく。

・日本語がまあまあ良い扱いされていた。関西弁だった。

・いて当然の中国人がいたかどうかはわからなかった。少なくともあんまり目立つ感じではなかった。

・終盤になって登場人物が再び横一列になって二人三脚のような動きをする。たどたどしくても慎重に。まるで今の雑で単純化してしまいしがちな世の中全体に求められている態度のようだった。

・バベルの塔の話は神様に言語をバラバラにされたことによる人類の不幸だったけど、彼らの様子を見ていると、言語も含めて全然違う人間がいるからこそ楽しいんだという主張に思えて、勝手に感動した。

(U-NEXT)

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DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~2nd ROUND」

2024-05-19 13:55:00 | DVD・VHS・動画など

2024/5/17

・最初の3WAY、中盤からどんどんテンポが上がっていき、最終的には平田一喜の高速タップでフィニッシュ。

・あのタップが許される選手ってなかなかいないような。

・飯野雄基のセクシーエルボー不発の流れも、頭で考えると不自然なところがたくさんあるんだけど、動きのテンポ感でちょうど良い加減になっている。絶妙。

・中村圭吾人気で相対的にヒールっぽくなってしまった上野勇希。実際、あんまりヒールっぽい動きが似合わない。反面、勝俣瞬馬はうまくハマっていた。

・サウナカミーナはサウナでつながっているユニットだから、チーム内にベビーとヒールが共存していてもおかしくないのかもしれない。

・ピンポイントで蛇界入りしたHARASHIMA。

・あんまりこういうことするイメージ無かったけど、たぶん彼なりの蛇界的なムーブが徹底している。実際、別人のようだった。

・須見和馬がかわいそうなことになっている試合は大体おもしろい。

・後半戦はトーナメント二回戦。試合順に違和感。

・他に実績のある選手はいくらでもいるのに、若手二人がメイン。将来的な世代交代を見据えている感じ。

・遠藤哲哉の足が見るからに痛そう。クリス・ブルックスはその足を集中して攻撃する。定番と言えば定番。

・逆転の展開も作れないことはないだろうけど、どうにもならんものはならんという試合があってもいいと思う。

・大社長のひき逃げが成功しているのを初めて見た。

・樋口和貞と石川修司の試合が今大会のベストバウト。同じ意見の人は多いと思う。

・頭突き合戦という世にも危険な仕掛け合いが始まって、石川選手がいいリズムで次につなげようとしたところを、そのテンポを崩してまで、もう一度頭突きというイカれた試合運びをする樋口選手。

・全体的に押していたのは石川選手のほうだったけど、ほとんど唯一のタイミングで流れを奪った瞬間だった。

・カリスマもいいけど、樋口選手ほとんど同郷(オホーツク出身)だったので引き続き応援したい。

・メインはTo-yにとって試練だった。MAOは格上が格下を叩き潰すようなわかりやすい試合にしてくれなかった。見ようによっては一回戦のクリスより厳しい。

DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~2nd ROUND」神奈川・横浜ラジアントホール 2024.5.11

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エルンスト・ルビッチ監督『生きるべきか死ぬべきか』(1942年)

2024-05-18 00:39:50 | NETFLIX/Amazon/UNEXT/Apple TVで観た

2024/5/17

1939年ナチス占領下のポーランドで、舞台役者の夫婦とファンの空軍兵士が、劇団員の力を借りながら、ゲシュタボのスパイを退けようとする話。

序盤、ウェルメイドなコメディが始まりそうなお膳立てをしておいて、ナチスの侵攻でぶち壊してくる。ほんと戦争は趣味が悪い。

『ガザの美容室』はクライマックスがその感じだったけど、この作品では前振りに使っている。

作中劇はタイトル通りの『ハムレット』。

オフィーリアのセリフが少ないことを逆手にとって舞台裏の重要人物にしている。上手い。

「TO BE~」でプロンプをもらっているのはホントどうかと思う。みっともない。

逢引するための途中退席なのに、めちゃめちゃ目立ってしまうのおもしろい。

中盤以降の何がどうなってそうなっているのかがよくわからないところがあった。

元からそうなのか、印刷物に対して訳がなかったり、字幕がわかりにくいせいなのか。

ものすごい人が殺されているなかで、このくらいポジティブな終わり方でいいのかはちょっと気になった。

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クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第10 話 ある希望に関する物語

2024-05-17 15:43:23 | DVD・VHS・動画など

 

2024/5/17

父親の遺品から高額の切手が出てきたことをきっかけに、息子兄弟が取得条件の厳しいある切手を手に入れようとする話。

兄は家庭を持つ会社員風で、弟は根無し草のミュージシャン。対照的兄弟は好み。

お互い人生うまくいかないこともあるし、大した交流もなかったけど、兄弟仲は悪くない。

お兄さんが時々板尾創路さんに見える。

借金もあるし、切手なんてさっさと売ってしまうかと思ったら、兄弟は父のコレクションを売らない決意をする。不自然な感じはなかったけど、うまく理由を言語化するのが難しい。

兄の常軌を逸した選択とその顛末は悲惨としか言いようがないのに、見ているとちょっとニヤニヤしてしまうバランス感覚がこの回のキモだった。

解説によるとミュージシャンの弟は冒頭で十戒を否定する歌詞の歌を唄っていたそうだ。

教えに従順なだけではないというところで第一話と最終話がきれいにつながっていた。

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DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~1st ROUND」東京・後楽園ホール ARCHIVE DDT 2024.5.5

2024-05-13 22:17:49 | DVD・VHS・動画など

2024/5/7

・ダークマッチ。あの秋山準でこんなに笑えるのか。

・秋山選手、DDTの正式所属になっていることを見た後で知ったけど、それにしても。

・最初のところだけで止められてよかった

・直前の札幌大会を見たばかりなので、松井レフリーのしらじらしさが際立つ。

・ポイズンJULIE澤田選手ほんとに久しぶりに見た。

・オーソドックスなプロレスの攻防に呪文を加えることで飛躍的にバリエーションが増える。

・場外ダイブを呪文で自爆させるところ。

・あんなにヒヤヒヤしない電流爆破バットはない。

・人間換算の年齢的には信じられないくらい動いている。ほんとに人間ではないのではないか。

・それなのにピュアな一面もあってかわいらしすぎる。

・王者上野勇希と社長高木三四郎。勝敗より、どんな試合になるのか楽しみな組み合わせだった。

・プロレスの会場で階段落ちは初めて見た。堅そう。

・試合を見ていても上野選手はやっぱりいい人だった。

・なにかとザワザワさせる選手が多いDDTにおいて、古風な風貌の樋口和貞を見ていると安心する。顔の各パーツが大きくて舞台映えする。

・石川修司との前哨戦のときの表情も良かった。

・遠藤哲哉が男色殺法を受け切っていた。プロレスラーの美学的な意味で見事だった。覚悟のバーニングスタープレスもよかった。

・高木選手や男色先生みたいなベテランが、かつて格下だった若手に対して奇襲を仕掛けている。栄枯盛衰を感じる。

・澤田選手、大社長、男色先生と対戦する若者たちが、それぞれ相手の土俵に全力で飛び込んでいる。

・試合後の男色先生。あんだけヤンチャしていたのに、マイクでは恰好つける。そして実際にかっこいい。

・笑いが取れるだけでもすごいことなのに、そっちもいける。振り幅。

・松井レフリーの気絶ぶりが職人芸の域。

・クリス・ブルックスの入場曲がかっこいい。

・格上がしっかり強くて怖い。そして試合後はやさしい。このギャップで好きにならない人はいるんだろうか。

・実況席の谷真理佳さん。タレントさんなのに、コメントが的確で反応も早い。たしかにゲストではなくゲスト解説だった。

DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~1st ROUND」東京・後楽園ホール 2024.5.5(有料)

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ジョン・フォード監督『幌馬車』

2024-05-09 01:29:51 | NETFLIX/Amazon/UNEXT/Apple TVで観た

2024/5/8

馬の売人をしていた男二人が、西部開拓をめざすモルモン教徒の一行の道案内を引き受け、一行の乗っ取りを企てる悪漢たちを退ける話。

シンプルな構成。時間も86分しかない。

砂漠ばかりの厳しい行程でも、彼らの案内と、踊り子の一行も合流し、結構楽しそうに見える。

情熱のあるリーダーがすぐに声を荒げて仲間に注意されている。危うさもふくめて人間らしいかも。

物腰が柔らかく怪我人なのに殺すときは殺す悪漢のリーダー。仲間たちも含めて、一目でならず者だとわかるのがおもしろい。

馬の扱いがすさまじい。

人を乗せたまま荒ぶっていたり、横転したり、下り坂を駆けおりたり、水に飛び込んだりする。

自転車くらいの気軽さで馬に乗りこなしている。

ここまでの馬描写は、もう現代ではできなくなってそう。

馬映画として映画史に残りそうな作品だった。

(Prime Video)

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大阪御ゑん祭『夫人マクベス』

2024-05-08 22:01:31 | 動画で演劇を見た(観劇三昧以外)

2024/5/7

・近藤芳正演じるマクベス夫人が、「マクベス」をモチーフにした4本の短編を渡り歩いていく話。

・各話はそれぞれ起・承・転・結と銘打たれていて、それぞれ別々の団体が担当している。マクベス夫人だけ通しで登場する。

・各話なんとなくマクベスの最低限の骨組みを拾いつつ作られている。

・オープニング。各チームが狭い舞台上に密集しているなかマクベス夫人が前説を行う。期待感が煽られる。

・最初は大阪万博のデザイナーの話。大型受注を受けたデザイン事務所のCEOをダンカン王になぞらえて、マクベス夫人がデザイナーの夫に彼を殺させる話。

・時事ネタではあるけど特に批評性はなさそう。

・LGBTのしつこいイジリは何の意味があるんだろ。

・次の話はカラオケボックスみたいなところで王様ゲームしている若者たち。

・マザコン息子マクベスが恋敵バンクオーを刺す。

・正気を失った本人はともかく、人を刺されたのに王様ゲームを続けようとする人たちが不思議。

・幕間でなぜかプロレスラーの船木誠勝選手がゲスト出てきてマクベス夫人とトークする。トークなのになぜかリングコスチューム。小劇場に船木。違和感がものすごい。

・三番目は中年女性たちのお茶会みたいな話。

・作品単位でも公演単位でも思いついた順にエピソードを並べているような感じで混沌としている。

・全体の構成はどうしているんだろう。

・著名な俳優を中心に据えられているわりに、しょうもないギャグも遠慮なく入れているし、全体的にのびのびと作られている。遠慮というか、躊躇がない。

・四番目は、マクベス夫人が監禁されるが、夫からの愛に疑問を持ち、レジスタンスとともに反旗を翻す話。

・女の股から生まれていない何に殺されるかの話、見た感じ落雷っぽかったけど、結局、マクベスの死因は何だったんだろう。

・結果的にマクベス夫人のマルチバースみたいになっていた。考えてみれば、マクベス夫人という役名も変な感じではある。役名が役割であって人の名前ではない。

・シェイクスピアで最初と最後を結べば、ここまで奔放にやっても大体なんかまとまった感じになる。強かった。

(U-NEXT)

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クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第9 話 ある孤独に関する物語

2024-05-07 23:07:18 | DVD・VHS・動画など

2024/5/7

夫が性的不能になってしまい、中年夫婦の関係性が危うくなってしまう話。

自動車にガソリンを入れるときのノズルが意味ありげにアップになったり、夫が自転車に乗っているときに体を不自然にバウンドさせたり、ガタガタの下り坂から川に突入したり、真面目なのか滑稽さを出そうとしているのか、よくわからない描写が多い。

妻は若い愛人を作って不倫している。

自身で関係を清算しようとしているが、すでに疑心暗鬼になっていた夫にはバレてしまう。

自分が性的不能だからと怒れない夫に対して、妻は怒っていいと伝え、関係性の回復に向けて一歩進む。

それだけでは終わらず、もうひと展開あって、すっきりしない感じを残す。

あの道路怖い。夜とかどうなっているんだろう。危なすぎる。

心臓の手術をしようとしている女性と話の関係性もよくわからず、全体的に散漫としている印象だった。

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DDT「DRAMATIC DREAM TOUR 2024 in SAPPORO【DAY2】」

2024-05-06 23:08:04 | 演劇を見てきた

2024/5/6

・オープニング。どこかで聞いたことのあるようなマイクアピール合戦。そういうご当地感の出し方もあるのか。

・もともと好きな人は楽しいし、今なら配信でいろいろ見られるから意外と間口は広いはずだし、全く知らない人でももはや古典化している掛け合いそのものの力強さで盛り上がれる。客を選ぶようで意外と強い。

・男色ディーノという存在。世の中のセクハラに対する考え方とか、ヒールとか、人気ヒールのベビー化とか、下ネタの塩梅とか、ベテランレスラーとしての立ち位置とか、見れば見るほど思考を求められる。深い。

・大社長の長期休業は寂しい。それすらネタにするのはさすがだった。

・最後は謎に平田一喜と松井レフリーが入れ替わっておしりにはさまれていた。

・試合中、ヨシ・タツの「おまえ喋りすぎだ」という指摘。たしかにみんな喋るんだけど、喋りがおもしろい人とつまらない人がいるので一言あったのは嬉しい。

・全体的にベルトを持っている人が多い。数えてないけど、出場選手の三分の一くらいが何かのチャンピオンという印象。ありがたみを感じにくい。

・なので、今のKO-Dチャンプが上野勇希だったことにやっと気づいた。言われてみればたしかに。「効いたよ」のイントネーションがさわやかに感じる。

・Tシャツを買うなら佐々木大輔がいいな。

・第四試合の須見和馬。第一印象、苦手なタイプのヤンチャさだったけど、格上に対しても抜けのいい生意気さと、とにかくやられまくっているのを見ているうちに印象が変わる。

・クリス・ブルックスが保護者みたいになっている。

・秋山準のチョップはとてもいい音がする。

・おっさん三人と須見+保護者の組み合わせが、須見選手の魅力を最大限に引き出していた。今大会のベストバウトかも。

・派手な技ができる強い選手より、やられっぷりのいい選手のほうが印象に残る。

・序盤の場外ダイブは作為が強すぎる。

・HASASHIMAのカウンターの水面蹴りかっこいい。

・IamHappyルールはこなれてきたら面白くなりそう。またやる機会あるのかな。

・無邪気にレゴで遊ぼうとするお子さんに、レゴは凶器ではないという当たり前のことを教えられる。レゴは子供の夢なんだからほどほどにしてほしい。

・オーソドックスなDAY1に比べると、いろいろ実験してみた感じの日だった。

DDT「DRAMATIC DREAM TOUR 2024 in SAPPORO【DAY2】」(有料)

北海道・札幌サンプラザ 金枝の間 2024.4.29

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DDT「DRAMATIC DREAM TOUR 2024 in SAPPORO【DAY1】」

2024-05-06 00:37:16 | DVD・VHS・動画など

2024/5/5

・会場はホテルの宴会場。小さいながらも豪華なシャンデリアで高級感がある。客席とリングの距離が近い。

・試合会場の近くに住んでいるし、チケット代もいつも通りだったし、仕事じゃなきゃ行ったのに。

・会場に一人くらい知っているひといるかなと思ったけど、やっぱりいなかった。

・小さい会場だからか、全体的に突飛な試合はあまりなく、シンプルで速く細かい攻防が多かったような。

・それだけに男色ディーノの異物感が際立つ。入場時、挙手制で襲われる客を選んでいるところがちゃんとアップデートされている。

・瞬間瞬間で、キスするなり、いたずらするなり、バリエーション変えてリアクションする反射神経。

・ただし味噌は色んな意味でダメだと思う。

・斗猛矢は10年以上前に一度見たっきりだったけど、上半身、特に胸回りがすごく分厚くなっていた。

・中村圭吾の動きがなんだかおかしい。ロープに振られてあんなハマり方する人いるのか。

・高木三四郎の老獪な試合運びと、そんなに年齢は変わらないはずの秋山準の安定感。著書にも書いてあったけど、プロレスラーとしてのモチベーションを維持するのは大変なんだと思う。

・セミファイナルがこの日のベストバウトだった。

・佐々木大輔はハードコアのイメージが強いけど、普通に試合をやっていてもいい動きしている。

・ひとつひとつはそんなに難しいことをやっているようには見えないのに、ロープワークの邪魔したり、切り返しのタイミングが良くて、見ていて気持ちがいい。

・今更すぎるけど、クリス・ブルックスの見た目がかっこいい。一人だけ画風が違いすぎて他選手と同じ画面にいると、脳がうまく処理できない。

・大鵬の孫だ貴闘力の子だと挑発しながら、お客さんに納谷幸男を説明しているの賢い。たしかに知ってて見るのと、知らないまま見るのじゃ大違い。

・ネタバレ禁止興行もそうだったけど、吉田有希が周りに振りまわされてかわいそう。そういう役回りのひとなんだろうか。

・当たり前のようにリングアナやっていた平田一喜。

・会場のせいか、入退場時に積極的にお客さんとハイタッチしたり、写真を撮ったり、いつもよりアットホームな雰囲気の大会だった。

DDT「DRAMATIC DREAM TOUR 2024 in SAPPORO【DAY1】」(有料)

北海道・札幌サンプラザ 金枝の間 2024.4.28

 

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