遊爺雑記帳

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米名門大で醜悪化する反イスラエル抗議 政治的単一文化の教授陣がまいた種

2024-04-26 01:33:55 | my notice
 コロンビア・イエール両大学などでの学生の激しいデモの報道を見かけていましたが、イスラエルに越境侵入し、殺戮や人質誘拐したあげく、ガザ他の一般市民を盾にし籠る卑怯なハマスのテロ行為の撲滅と、人質を救出しようとするイスラエルの攻防で、イスラエルを人道に反する行為と流布する世論戦術に嵌められた行為かと、聞き流していました。
 WSJが、解説していただいています。
 
【社説】米名門大で醜悪化する反イスラエル抗議 - WSJ
 政治的単一文化の教授陣がまいた種、ツケは大学運営側に By The Editorial Board 2024年4月23日

 反ユダヤ主義への懸念が行き過ぎだと思っている人は皆、名門大学での光景に注意を払っていないコロンビア・イエール両大学などで反イスラエル・反ユダヤの抗議活動は醜悪になりつつあり、こうした教育機関で責任ある地位を占める進歩派が、秩序を守らせたりユダヤ人学生を保護したりするという任に堪えるのかは明らかでない

 ニューヨーク市にある
コロンビア大学では、パレスチナ支持の抗議行動参加者たちがユダヤ人学生を取り囲み、キャンパスの芝生を占領している仮設の抗議キャンプから彼らを押し出した。キャンパス内の動画では「皆さん注目を。皆さんで人間の鎖を作ってほしい。われわれのキャンプの入り口にシオニストがいる」と呼び掛ける声が流れている

 ニュース・イスラエルのネリア・クラウス特派員によると、
この「シオニスト」とはあるユダヤ人学生で、その友人がダビデの星のネックレスを着けていた。親パレスチナの人々は、「彼らをこのキャンプから追い出せるように、ゆっくり歩き、一歩前に進め」という命令に従った

 キャンパスの中や付近で
抗議活動をしている人の多くは、マスクや「クーフィーヤ(パレスチナ人の伝統的なスカーフ)」を身に着け、身元が分からないようにしている。学生が授業に出席するためには関門をくぐり抜ける必要がある。デモ参加者らは「パレスチナの殉教者をたたえよ」と呼び掛ける横断幕や、このデモに抗議する親イスラエル派を指して「カッサム旅団の次の標的」と書かれた看板を掲げているカッサム旅団とはイスラム組織ハマスの軍事部門であり、それはユダヤ人を殺せという呼び掛けだ。

 
コロンビア大のミノーシュ・シャフィク学長は19日、抗議活動家らが立ち去りを拒否したため、警察を呼び、キャンパス内のキャンプから彼らを強制退去させた。約100人が逮捕された。だが、デモ参加者らは敵意を強めて戻ってきた。シャフィク学長に彼らに対処する勇気があるかどうかは定かではない。

 
シャフィク氏は22日付の声明で学生に対し、「反ユダヤ主義の言動は、人を傷つけ怖がらせるために使われる他のすべての言動と同様に、受け入れられない」と述べ、「適切な措置が講じられる」と告げた同大学は「状況のリセット」、「敵意の段階的な軽減」と「次の措置の検討」を理由に、全授業を一時的にオンラインに移行した。

 しかし、抗議活動参加者による授業の中止が容認されるなら、彼らは勝利することになる。
シャフィク氏の声明は、「中東でひどい衝突が起きている」ことを指摘したが、親パレスチナ団体を学内ハラスメントの加害者とする文言は一切なかったコロンビア大も、ユダヤ人のシャイ・ダビダイ教授の大学のカードキーを使用不能にし、「西の芝生広場に入ることは許可しない」と同教授に告げた。抗議活動に反対する同教授の計画には安全上のリスクがあるとの理由からだ。

 イエール大学の学生のガブリエル・ダイアモンド氏が22日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)への寄稿で明らかにしたように、
コネティカット州ニューヘイブンのイエール大でも、週末にかけて同じようなシーンが展開されたユダヤ人の学生らは嫌がらせを受け、一人は旗ざおで目を殴打されて入院した同校は23日になってようやく警察を呼び、学内の広場から離れるのを拒否した人々を逮捕させた

 
リベラル派寄りの教育の危機的状況は、長年にわたって醸成されてきた。これらの大学は、自由な意見交換よりも、アイデンティティー・ポリティクス(人種・ジェンダーなど特定のアイデンティティーに基づく集団の利益を代弁する政治)や左派の思想を重視してきたことで、示威行動に出る学生たちの不寛容な姿勢の種をまいてきた。進歩派の教授陣が作り出した単一文化は、植民地主義と帝国主義こそが中東の病んだ状況の原因だとする、対立を生む主張をあおっている

 近東地域の問題を扱う学部・学科では、あまりにも多くのケースで、反ユダヤ主義が容認されてきた。
コロンビア大学のジョセフ・マサド教授は2023年10月8日に、「素晴らしい」シーンを「喜びに沸く何百万人ものアラブ人が目にした」との表現で、同月7日のハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃を称賛した。2018年には、コロンビア大のハミド・ダバシ教授が、ツイッター(現X)に「世界中の薄汚く、不誠実で、醜く、悪意に満ちたすべての行動」はすぐに「イスラエルという醜い名前」と結び付けられるだろうと投稿した。

 これらの大学を運営するリベラル派のエリートたちは、学生たちの威圧的行動に立ち向かえるほどの、モラル面の自信を持ち合わせていないように思える各大学の学長たちは、指導力を発揮し、秩序を回復し、ユダヤ系の学生を守らなければならないそうした対応が見られない場合には、各大学の理事会が学長らを解任し、対応できる人を見つけてくるべきだ


 コロンビア・イエール両大学などで反イスラエル・反ユダヤの抗議活動は醜悪になりつつあり、こうした教育機関で責任ある地位を占める進歩派が、秩序を守らせたりユダヤ人学生を保護したりするという任に堪えるのかは明らかでないと、WSJ。

 コロンビア大学では、パレスチナ支持の抗議行動参加者たちがユダヤ人学生を取り囲み、キャンパスの芝生を占領している仮設の抗議キャンプから彼らを押し出した。
 「われわれのキャンプの入り口にシオニストがいる」と呼び掛ける声が流れている。

 この「シオニスト」とはあるユダヤ人学生で、その友人がダビデの星のネックレスを着けていた。親パレスチナの人々は、「彼らをこのキャンプから追い出せるように、ゆっくり歩き、一歩前に進め」という命令に従った。

 デモ参加者らは「パレスチナの殉教者をたたえよ」と呼び掛ける横断幕や、このデモに抗議する親イスラエル派を指して「カッサム旅団の次の標的」と書かれた看板を掲げている。カッサム旅団とはイスラム組織ハマスの軍事部門であり、それはユダヤ人を殺せという呼び掛けだと、WSJ。

 コロンビア大のミノーシュ・シャフィク学長は、抗議活動家らが立ち去りを拒否したため、警察を呼び、キャンパス内のキャンプから彼らを強制退去させた。約100人が逮捕された。だが、デモ参加者らは敵意を強めて戻ってきたのだそうです。

 シャフィク氏は22日付の声明で学生に対し、「反ユダヤ主義の言動は、人を傷つけ怖がらせるために使われる他のすべての言動と同様に、受け入れられない」と述べ、「適切な措置が講じられる」と告げた。同大学は全授業を一時的にオンラインに移行したと、WSJ。

 しかし、シャフィク氏の声明は、親パレスチナ団体を学内ハラスメントの加害者とする文言は一切なかった。コロンビア大も、ユダヤ人のシャイ・ダビダイ教授の大学のカードキーを使用不能にし、「西の芝生広場に入ることは許可しない」と同教授に告げた。

 イエール大でも、週末にかけて同じようなシーンが展開された。ユダヤ人の学生らは嫌がらせを受け、一人は旗ざおで目を殴打されて入院した。同校は23日になってようやく警察を呼び、学内の広場から離れるのを拒否した人々を逮捕させたのだそうです。

 リベラル派寄りの教育の危機的状況は、長年にわたって醸成されてきたと、WSJ。
 これらの大学は、自由な意見交換よりも、アイデンティティー・ポリティクス(人種・ジェンダーなど特定のアイデンティティーに基づく集団の利益を代弁する政治)や左派の思想を重視してきたことで、示威行動に出る学生たちの不寛容な姿勢の種をまいてきた。
 進歩派の教授陣が作り出した単一文化は、植民地主義と帝国主義こそが中東の病んだ状況の原因だとする、対立を生む主張をあおっていると、WSJ。

 コロンビア大学のジョセフ・マサド教授は2023年10月8日に、同月7日のハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃を称賛した。2018年には、コロンビア大のハミド・ダバシ教授が、ツイッター(現X)に「世界中の薄汚く、不誠実で、醜く、悪意に満ちたすべての行動」はすぐに「イスラエルという醜い名前」と結び付けられるだろうと投稿したのだそうです。
 これらの大学を運営するリベラル派のエリートたちは、学生たちの威圧的行動に立ち向かえるほどの、モラル面の自信を持ち合わせていないように思える。各大学の学長たちは、指導力を発揮し、秩序を回復し、ユダヤ系の学生を守らなければならない。そうした対応が見られない場合には、各大学の理事会が学長らを解任し、対応できる人を見つけてくるべきだと、WSJ。

 自由を尊重する米国の大学で、学生の自由な言動が展開されているのではなく、ハマスの戦術に嵌められた学生がイスラエル(≒ユダヤ)批判に走り、それを大学が管理出来ていないといううことの様ですね。

 それは、これらの大学だけでなく、多くの国の、多くのメティアにも見受けられる現象の様な!
 いつもとなうていることですが、是々非々での喧嘩両成敗の大岡裁判の姿勢が肝要と考えますが、如何。



 # 冒頭の画像はコロンビア大学のキャンパスに集まるパレスチナ支持派の人々



 この花の名前は、サクラソウ


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遊爺さんの写真素材 - PIXTA

  

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