中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

今回のビザ改正は、うだつの上がらない若手に影響が大きい

2017-02-12 | 現地採用事情

ブログ書く習慣が無くなって久しいですが。
ちょっと書こうとは思っております。


2017年4月より開始される「外国人点数制」による就労許可の発行可否。
戦々恐々としている方も多いと思います。

いよいよ中国も、本格的に無能外国人の排除に乗り出した、と思いました。

◆経験があれば学歴は無くても大丈夫
点数の内訳は、他のサイトに譲るとして、今回の改正のポイントは…

A人材=総得点85点以上、または超優秀な外国人
B人材=総得点60点以上
C人在=総得点59点以下



Aにランクインするのは、至難の業で、大多数を占める普通の人には無理です。
現地採用だろうと、駐在だろうと、Bに入る事を目指す形になります。

Bに入る場合、簡単にまとめると以下の通りです。
若手(40歳以下が目安)
・大卒以上の学歴(要証明書)
・中国語(要HSK証明書)
・職歴(要証明書)


ベテラン(41歳以上)
・職歴(要証明書)


試算によれば、「大卒未満の学歴(高卒、短卒、専門学校など)」で、「中国語できない」場合は、40代前半で、60点を超えられます。
もちろん年収等も関係ありますが…。

◆若手は不利
30代前半以下で、「語学はできないけど、勢いがある」タイプの人材は、4月以降になって様子を見ないとわかりませんが、「かなり厳しい」と思います。
ましてや職歴が少なければ、より望み薄でしょう。

特に大卒未満の場合は実質不可能に…という感じです。

◆先進国になる過程では当然といえば当然
中国も発展し、先進国と変わらないエリアが増えているので、ある意味今回の措置は妥当です。
「無能外国人」に用はないってことなんでしょうね。

もし、これが日本だったら…、
「日本語できない、学歴もいまいち」というような外国人に来て欲しくないのは同じだと思います。
不良外国人は社会の不安定要素になり易いので。


◆うだつの上がらない若手の救済措置としての海外就職
2008年頃から約10年続いた「海外就職(含む中国)」のある一面は、


「学校は卒業したけど」
「就職出来なくて(あるいはする気がなくて)」
「ずっと非正規だった」
「そんな人の救済ルート」として機能してきました。



実際、現地採用であっても「海外法人の正式雇用」である訳で、そこで頑張ればマネージャーにだってなれるし、経験も積めた。

こうした人にも、「国内でのちゃんとした経歴」を求められるのは、厳しい措置です。

◆ゲンサイ死すか?
そもそもちゃんとした経歴の人は「ゲンサイにはならない」訳です。

それでもゲンサイになるのは、
「頭のおかしいやつ」
「一見ちゃんとしているけどブラック経歴」
のやつらです。


「大卒(しかも結構良い大学)!」
「メーカー(じゃなくても構いませんが)営業5年!」
「技術畑!5年!」
みたいなちゃんとしているやつは、わざわざ現地採用なんて狂気の沙汰をしなくても普通に駐在になれます。

ゲンサイになるやつは
「大卒だったとしての中堅以下の微妙な大学卒!!」
「零細企業勤務!」
「大企業だけど、事務等、外で使えない経歴!!」
「そもそも非正規!!!」
みたいなダメな奴らです。


こういうダメなやつらが、一念発起、救済ルートとしてゲンサイに懸けるって側面が、あったかと思います。

今回の改正は、こういうダメな奴らが、新規で中国就職を果たすには、「語学力が無いとできない」という改正です。

うーん、やっぱり語学は身を助ける…ということなのかな。

<お問い合わせはこちら>shengshowchina@yahoo.co.jp

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1 コメント

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Unknown (PG)
2017-02-24 19:36:18
新天地がいつまでも中国というのも変ですよね。もう今の中国には以前のようなアジアの面白みはほとんどありませんしね。

昔だったら中国にゲンサイとしてチャレンジしていた人たちは、これからはベトナムとかインドとかにチャレンジしていけばいいと思います。

失うものがない(もしくは少ない)く、恐れるものがない若者にしかできないことですから。

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