自作エフェクター その14 「BOSS BD-2 ブルースドライバー」 | とれすけのブログ

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 第14弾は再びBOSSのエフェクター、ブルースドライバー BD-2です。

 

 これはミニペダルサイズで作れるかどうか、かなり悩んだ案件。実機ももっていて、一時はメインの歪みとして使っていたのですが、サイズ的にボードには載せられなかった経緯があり、ミニペダルサイズで作れれば復活させられるという思いで製作に取り掛かりました。

 

 回路としては、オペアンプはデュアルタイプが一つで、片チャンネルは電源部に使われています。中心はむしろトランジスタやFETで構成されていて、数も多いです。その為、回路が長くなり、ミニペダルサイズの基板ではどうにも収まらない仕儀となりました。そこで、HM-2でやったように基板を追加して上に載せる形で収めることにしました。

https://archive.org/details/boss_BD-2_SCHEMATICS

 

 

 

 オペアンプのブロックを別基板にして、なんとか形にしました。電源部も、オリジナルは8Vを使ったりしているのですが、煩雑になるのでここは省略しました。

 ケースに収める時はかなり厳しい感じでしたが、配線をなるべく減らすことでなんとか収めることができました。

 

 塗装はブルーにしてみたのですが、実機とは若干色味が違う感じです。これもDCMのアクリルカラーを使ったのですが、外装からはそこまで細かく色は選べないですね。

 ラベル貼りもちょっと失敗してしまって、空気が入ってしまったところが白濁してしまいました。

 

 音は、実機と比べると少しニュアンスが違う感じがしますが、一般的なオーバードライブやディストーションとはまた少し違って、それなりにブルースドライバーっぽい音になっています。なので、今まで使っていたMXRのShinjuku Driveの代わりにボードに載せました。

 もう少し低音部が出ると理想的なんですが、必要とするクランチトーンはまずまず出せています。

 

 この規模の回路でもなんとかミニペダルサイズで作成できました。ブルースドライバーは結構長い間使っていたエフェクターなので、ボードに載せられるようになったのがなんとも嬉しいですね。

 

 

 

 BOSSのアナログディレイDM-2の完成に気を良くして、今度はDM-3に取り掛かっています。DM-2とかなり近い回路ですが若干回路は変更しています。DM-2と大きく異なるのは、使用しているBBD素子の違いによる周辺回路の変更点です。DM-3は現行品のBBD素子であるV3205がそのまま使えます。前回DM-2を作成した時には古いMN3005のところをV3205に替えて作成したため、周辺回路をあとから修正することになってしまいましたが、今度は大丈夫です。基板図を書き終え、レイアウト図もようやくできました。

 今取り掛かっているDM-3はヤマハのフランジャーFL-01と組み合わせてモノラルのダブリング専門マシンにする予定で、これがうまくいったら、次は最長ディレイタイムを倍にしたバージョンを作成する計画です。これは今売られている技シリーズのDM-2Wの仕様に近いものになりますね。ヤマハのPSEシリーズのアナログディレイ AD-10の回路図が見つからないので、その代わりという位置付けでもあります。実用的なアナログディレイとしてボードに組み込もうかと考えています。ですが、購入したタカチのMB型アルミケースの大きさがちょっと小さくて、基板を少し削らないといけません。DM-2の時は基板の耳のところにもパーツを付けていたりしたのですが、今度はそうもいかず、パーツレイアウトをなんとかやりくりして、ほぼ基板内に収めました。ディレイタイムを倍にする為にBBD素子も一つ増えますし、周辺回路も必要なので、アウトボード的に基板を追加する必要があります。パーツもちょっと足りなさそうで、年内に完成できるか微妙なところです。

 

 

 

 

 

 

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