後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「山に咲く桜を探して秘境、檜原村に分け入った思い出」

2024年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム
何年も前のことですが、妻が吉野山の桜を見たいと言うので、はるばる訪れたことがあります。遠方の山の中に桜木が程良く散在し、満開になっているのです。険し過ぎない山並みの暗い色の樹々が白や薄紅色の桜の花を浮きたてています。その風景は華麗でもあり、心を雄大な気分にもさせてくれます。
それ以来、東京の近隣の奥多摩や高尾山系の山々の桜を注意深く見るようになりました。
そうしたら吉野山のように山林の中にソメイヨシノの木を植林して櫻花を楽しんでいる場所を数カ所見つけました。その場所は人の住む集落の傍です。ソメイヨシノは種からは育ちません。ですから野鳥が運んだ種で育った桜木ではないのです。里人が何十年もかけて苗木を植え、周囲の雑草を刈って育てたのです。その上、山の形や雑木林のたたずまいに調和するように配置して植えたのです。山里の人々の心の豊かさが偲ばれます。
そんな山の桜の写真をお送りいたします。全て自分が撮った写真です、
1番目の写真は東京の西端にある檜原村へ入ってすぐの、養沢の展望台から見た対岸の山林の中に咲いている桜の写真です。
2番目の写真は山の桜の近影です。もっと近くから山の桜の写真を撮ろうと養沢を遡っていったら沢の向こうの暗い針葉樹林の中に燦然と咲いているソメイヨシノを見つけました。
3番目の写真はマスのルアー釣りの場所に差し掛かる桜の写真です。この養沢に沿って集落が幾つかありますが桜が好きな人々が住んでいたらしく、道路沿いに桜の花が沢山咲いているのです。その桜が養沢の方にも伸びて風情ある風景を見せてくれます。
4番目の写真も養沢の向こう岸の林の中に最近、植林した桜の写真です。まだ木が若いので花も楚々としています。
5番目の写真は養沢に沿った道路の風景です。山里らしい倉のある家とその足元の紫色が美しいミツバツツジと、さらに遠方にサクラの花が写っています。

数年前までは、都内のサクラが散ってしまった頃に奥多摩に山のサクラを見に行きました。我が家の恒例の行事のようなものでした。
ヤマザクラはもっと後に咲き出します。若葉のかげからちらちら櫻花が見えるヤマザクラも良いものです。

檜原村(ひのはらむら)は、東京都の多摩地域西部にある村で、島嶼部を除いた東京都の本州における唯一の村です。
村は山地の中にあり、多摩川の支流である秋川上流の周辺に集落が散在しています。
運転免許を返上したのでもう奥多摩の山に咲く桜は見に行けません。山に咲く桜を探して檜原村に分け入った思い出だけを楽しんでいます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

1 コメント

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Unknown (山田)
2017-04-19 22:31:12
山に咲く桜の美しさに気付かさせていただきました。いつも美しく心和みます。どうもありがとうございます

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