The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

サルピクロア・オリガニフォリア Salpichroa origanifolia

2022-12-24 10:57:25 | ポルトガルの野の花

 

ナス科、Solanaceae、ハコベホオズキ属、南アメリカ(南ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ)原産の蔓性1年草、

学名:Salpichroa origanifolia、

和名:ハコベホオズキ(繁縷酸漿)、

英名:Cock’s eggs,  Lily of the valley vine、葡名:Orelha-de-ovelha、

2013年11月14日、2014年4月27日、2015年9月2日、10月29日、2016年11月29日、2018年6月11日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

サルピクロア・オリガニフォリア Salpichroa origanifolia の花。茎はつる状に伸びて長さ数mになる。

 

前面に曲がった短毛を持ち、葉の長さは0.3-3cm、やや厚い。花は葉笨に単生して横または下を向く。

 

花冠は白色、つぼ型で先は5裂、雄ずい5個、雌ずい1個、花期は春-秋。葉は互生し、葉身は2-4cmの卵円形。

 

果実は液果で、黄色から白色に熟す。

 

日本でも帰化植物としてあちこちで確認されている様だ。ポルトガルではめったに見ないが、この撮影場所では大繁殖を遂げている。サルピクロア・オリガニフォリア Salpichroa origanifolia でした。

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、葉が繁縷に似ていることからという。属名はギリシャ語のsalpinx(=筒状)と khroia(=肌の色)の合成語から。種小名は「ハナハッカ属に似た葉の」の意。

ハコベホオズキは、ナス科の多年草である。草丈は50~100㎝程度の蔓性植物で、蔓長は数mに及ぶという。全草に悪臭がある。葉・茎には白色で曲がった短毛が密生する。葉は、長さ1~3㎝程度の卵円形で、全縁、鈍頭、茎に互生する。5~10月頃、葉腋に径5㎜程度で白色の鐘形花をつける。花冠は5裂する。花後の果実は液果で、白色~黄色に熟す。本種は、南米原産であるが、今日、北米、オセアニア、ヨーロッパ、北アフリカ等で帰化状態にある。
我が国の事例では、本種は、一説には、明治期中頃に小石川植物園に導入され、それが逸出して帰化状態と化したと言われている。国立環境研究所によれば、現在帰化状態と化しているのは本州の関東以西ということであり、市街地や港湾部に多く見られるということでもあり、或いは、港湾に着いた積み荷の袋から繁殖を始めたのかも知れない。(GKZ植物事典より)

 

 

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