一昨日は、

2016年度初のきのこ狩り。


実は、3ヶ月ぶりの山。

体力的な心配があるところに、

富士山への直通バスが渋滞で1時間半以上も到着が遅れた。


限られた時間の中でのきのこ狩りとなったが果たして・・・。



歩き始めから、登山道の脇にきのこの姿があちこちに見つかる。

こういう時は、ほぼ間違いなく採れる。


歩いていると、

赤い傘のきのこが見えた。

「タマゴタケ(食)か?」と思ったけど・・・。


赤い傘のきのこが奥にも見える

近づいて見てみると、

 
脚(柄)の色に注目

これは、脚(柄)の色が白いので、

ベニテングタケ(毒)。


傘の白いイボイボがないので、

少しだけまぎらわしい。

でも、脚(柄)の色で見分けられる。

タマゴタケ(食)は、黄色。


 
白いイボイボが少しだけ残っている

奥にあったこれも、
ベニテングタケ(毒)。


見分け方の詳細は過去記事で詳しく解説しています。
http://ameblo.jp/kinokohunter/entry-11945306023.html


今度は、毒きのこの代表選手が見つかる。

 
全身真っ白の美しいきのこだけど・・・

これは、

ドクツルタケ(猛毒)。

これだけは、

絶対に食べてはいけない。
 
1本食べれば、三途の川を渡ることになる。


 
見た瞬間、良いきのこだと分かる

 

これは、チャナメツムタケ(食)。

富士山でもたくさん見られるが、

どこの山に行っても生えている。

是非ともきのこ狩りの対象としたいきのこ。


この写真のものは図鑑に載せてもいいくらいの、

典型的なチャナメツムタケ(食)。

だけど、

これと似ているとされる毒きのこが、

カキシメジ(毒)。


けっこうまぎらわしい場合もあるので、

これらの見分け方は、また後日取り上げたい。


 
3本まとまって生えている

これは、ツバアブラシメジ(食)。

大好きなきのこの一つ。


傘も脚(柄)も著しいぬめりがある。

脚をつかんで引き抜こうとすると、

まるで油を触っているかのようにツルツルとすべる。

だから、見分けるのは難しくない。


 
今度こそタマゴタケか?と思ったが・・・

脚(柄)の色を見てみると・・・

 
脚が白い

これも、ベニテングタケ(毒)。

しかし、

傘の色や形だけを見ると、

完全にタマゴタケ(食)。

ここまでタマゴタケ(食)に似ているベニテングタケ(毒)は、

初めて見た。

でも、脚(柄)の色を見れば、

一目瞭然。

間違えることなど、絶対にない。


 
切り株に隠れるようにきのこが

これは、良いきのこ(?)の予感。

 
状態もいい

これは、ハナイグチ(食)。

富士山では、かなりの数が採れる。

間違える心配がほとんどないきのこ。


 
ちょっと小休止



 
木の幹に生えている

これは、ナラタケ(食)。

状態はかなりいい。


でも、全てを根こそぎ採っていくのではなく、

手ごろな大きさのものを選んで採る。

特に、まだ小さいものは絶対に採らない。


ここまで、ポツポツとは見つかるものの、

誰かが歩いた後の取り残しという感じ。


本格的に採れたのは、この後だった。


続きは次回です。