きのうは、ずっと、オーディブルで、鈴木光司「楽園」を聴いていた。
孫を幼稚園に迎えに行く日で、少し早くつきすぎたので、近くの小さな公園のベンチで、ノンアルコールビールとおせんべいを食べながら聴いた。
ベンチを立ったすきに、カラスがやってきて、「なにしてるんだい」と言った(ように思った)。
ついこないだまで咲いていた桜はすっかり葉桜となっている。
雨はふらないが空は灰色。
スケッチブックを持ってこなかったので、地面に小石で絵を描く。あと1か月あまり、絵本は出来上がるのか?時間はこうしてたくさんあるのにアイデアが浮かばない。
灯台とかもめ
灯台とカラス
産まれた赤ちゃん
赤ちゃんの名前に使われた「律」という文字。
耳で小説を聴きながら、絵本の筋を考えるってどうなの、と思いつつ。頭は2つの間を行ったり来たり。
こうして耳で乱読された「楽園」。
一万年の時を超えて、男女の記憶は再会を果たす。
恋人になる人に出会ったときに感じる「なんか懐しい」という感じってあるよね。
生まれ変わり、というよりも、
記憶の継承。
霊魂の不滅はそういうことなんだと、田坂広志さんの「死は存在するか」という本で読んだときに、とても納得した。
足元のたんぽぽは、綿毛になったものと黄色の花を咲かせてるものが混ざっている。花が咲くといったん地面に倒れた茎は、綿毛になるとき、ぐんぐん茎を長く空に向かって伸ばして、風で種を飛ばす。不思議な仕組みだ!生物が子孫を残そうとする営みは激しい。そのためだけに生きてるくらい。、
結局人間もおんなじかな~
私はもう肉体の子どもは産めないけど、魂の子どもは産める。
絵本、がんばろう。
いま、朝の4時半で、窓の外でカラスが鳴いてる。カラスと灯台、にしてみようかな。
晩春の朝、外は明るくなってるけど、曇り空。
昨日から娘が関西の仕事で出かけていて、日曜まで孫預かり。一人の朝は貴重な時間だ。
「カラスと灯台」
遠い島の、岬のはしっこ
白い灯台が立っていた
島の周りにはたくさんの岩がかくれていて、船がぶつからないように、灯台は大切な目印だった。
その灯台にはカラスが住んでいた。
つばめやかもめやらの渡り鳥が立ち寄って、カラスに旅の話をしていった。カラスは旅がしたくなった。ある日、渡りのかもめにたのんだ。一緒に連れて行ってほしいって。かもめは言った「カラスは海を渡れないと思うよ」
つづきはまた!ていうかカラスが島にいる?
書き直しはあとで。
また窓の外でカラスが鳴いてる。