チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

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2024年05月16日 10時00分46秒 | 日記
輪島郵便局から市中祐佳さんに当てたチャ子ちゃん先生の年賀状が戻ってきた
今頃
なんとも胸塞がる

私の年賀状は元旦の朝には届かず翌日に回されたものであろう

市中さんは字も流麗で美しい
「比佐子さんの文字は元気があっていい、一気に書いている気迫が伝わってくるんですよね」
と意味深の笑いを含んで話す顔がよみがえってきた

改めてつらつら自分の文字を眺めると、乱暴だ流麗とは程遠い
年賀状は宛名から本文まで毎年「墨」をすって書くことに決めている
そのために市中さんに硯入れを作っていただいた

生意気にも「端渓」の小ぶりのものを使っている。墨は奈良、とにかく入れ物がすごい、表は黒塗りで中が古代朱、この硯箱ができて墨はもう三本目だ
筆は友禅師が使う小筆、道具は超一流、書の実力は?ひどいものだが、心込めて書いている

改めて戻ってきた年賀状の自分の字を見て
「こりゃひでえなあ」

一応矢作春恵さんに「かな」の手ほどきを受けたのだが、個人レッスンでおしゃべりばかりしていて腕は一向に上がらなかった。先日お会いした時その話で大笑い、その大先生に手書きの年賀状を送っていて、身の程知らずとはこのことだと、自分を戒めている

戻ってきた年賀状には
「修理をお願いしたいので手持ちで伺います。今年こそはゆっくりお会いできますね」
と乱暴な字で書いてあるーーー






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