ヴェネツィアに到着した翌朝、
ヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗って、
ムラーノ島にやってきました。

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その昔、技法が流出することを恐れて、
ガラス職人さん達が集められ暮らした島。

今でもヴェネツィアンガラスの工房が軒を連ねていました。

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さてここで目指すのは、

ウルビーノでガラス職人さんから
「ヴェネツィアに行くなら、ブバッコ・ルーチョの作品をぜひ見て!」
と教えていただいた場所!


ここかな?

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作品を見ていると、恰幅の良いギャラリーのおじさまが近寄ってきていろいろ説明してくれるので、
試しに「ブバッコさんの作品が見たいんです」と言ってみると、

「オウ!彼は僕の友だちなんだ。残念ながら彼は今バカンス中だよ」

とウインクして、立ち入り禁止の綱が張られていた2階へと通してくれました。

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2階がすごかった…!

広いフロアに、ひとめで高価と分かるオブジェやお皿やシャンデリアやグラスがずらり。

ここに今地震がきて全部割れたら、被害総額、
何億だろう…もしや兆なのでは…
(; ̄ェ ̄)


趣向を凝らした煌びやかな作品に、目がキラキラしてくるのが分かる。

「君は高くて良い作品の前にばかり足を止めるねぇ」と
おじさまが褒めて(?)くださいました。

いいなって思うのはやっぱりゼロが一個多い!



おじさまがブバッコさんの作品を出してきてくださいました。

これ…手びねりのガラスだよね…?
すごく繊細…!

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ほわーと見ていたら、
「それは日本円にすると…(計算機をたたく)…一千万かな」

いっ…せん、まん!((((;゚Д゚)))))))

「手に取ってもいいよ」と言われましたが、
丁寧にお断りしました。

勝手に2階に上がれなくしていた意味が分かった…



こちらで、ブバッコさんの作品はとても無理ですが、一目惚れしたグラスをひとつ買いました。

おじさまに「もう!特別だよ!」と叱られながら、
通常ふたつ以上でしか売ってもらえないグラスを単体で、
かなりお安く分けていただきました。

クレジットカードを忘れてなかったら、
がんばって6つ揃えて買ったと思うんですけど、すみません…。

1つでも、手持ちの現金とこれからの旅費を脳内計算するとギリギリ…
それでもどうしてもほしくなっちゃったのがこちら。

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ご自身もガラス作家のおじさま曰く、
「5つの工程に分かれた、手のかかる作品。タカシマヤで買ったら、2倍の値段だよ」とのこと。

やっぱり、セットでほしかったな~。



★今日のポイント★
・ここの商品は全て、値札が付いてない。
・値段を教えてもらう前、「君はお金持ち?」と聞かれた。
・SMな作品も作るブバッコさん。



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2015/8/4(火)~8/29(金)
イタリアひとり旅の記録

DATE:2015/8/18
PLACE:ヴェネツィア