相模原市中央区上溝にある造園会社の敷地内の一画で「藤の花」がしだれる様に咲き誇っている。ここは上溝の「藤の名所」であり、樹齢は40年で相模原市指定木となっている。藤はマメ科 / フジ属の花木でつる植物。「藤」は日本古来の花木で「万葉集」にも詠われたり、香りが強く、たおやかにしなやかに咲く藤は古来から女性らしさの象徴となっている。4月も下旬となり20度越えの日が続き一気に満開となったようである。10m程の長い藤棚には紫色の花房が地面に着きそうなくらい枝垂れ、この花独特のしだれ景色を創りあげている。藤の蔓が伸びる特性を生かして道路沿いに設置された「螺旋状の円柱形の塔」を蔦って上へ上へ巻き付くように伸びまさしく「藤タワー」のようである。ちょうど角地にあり藤の花房を間近で見られて、花香の匂いも嗅ぐことができる絶好のポジションである。また藤棚の下に潜ってローアングル撮りにもトライしてみた。この美しさの演出はさすが造園の会社とあって手入れ、育て方、剪定、咲かせ方はお手の物のようで綺麗に仕上がっている。今週いっぱいが見頃のピークとなりそうである。(2404)
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