れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ヤセウツボ(痩靭)・ギンラン(銀蘭)・キンラン(金蘭)・ミズキ(水木)・カゲロウの幼虫・その他・俳句鑑賞

2024-05-04 06:17:05 | 野の花と昆虫


ヤセウツボ(痩靭)
 <ハマウツボ科ハマウツボ属>
    ※前回の昭和記念公園の続きです。

寄生植物でマメ科に多く寄生する。
牧草の混入で、侵入した帰化植物。
多様な植物に寄生し、土壌の種類も問わない。


公園や草地に生え、葉は無く、草丈は20~40センチ。




▲ギンラン(銀蘭)

 <ラン科キンラン属>
昭和記念公園の「こもれびの里」の小山を登っていくと、
ギンランやキンラン、イカリソウやジュウニヒトエに会えます。

雑木林の中に生え、草丈20~40センチ。
葉は細く、先端がとがる長楕円形で3~6個付き、基部は茎を抱く。


茎の先端に1センチほどの白い半開き、またはほとんど開かない花を

数個つける。花には短い距がある。


キンラン(金蘭)
 <ラン科キンラン属>
直立した茎の先に鮮やかな黄色い花が3~10個つく。
草丈40~80センチ。半開きの状態で咲き、
花色を金に見立てて名前が付けられた。

花は半開きの状態で咲き、花色を金に見立てて名前が付けられた。


ジュウニヒトエ(十二単)
 <シソ科キランソウ属>


▲イカリソウ(錨草)
 <メギ科イカリソウ属>



「原っぱ広場」には大好きなネモフイラハナビシソウヤグルマギクが咲いていました。




ここから、砂川出口から出て多摩川散歩をしました。

※昆虫コーナー

※カゲロウ
砂川口から出て、一駅多摩川駅まで歩く。


さすが、多摩川べりの道にはカゲロウの幼虫がいっぱいいました。


節足動物門・
昆虫の中ではじめに翅を獲得したグループの一つ。


榎を巻く


もしかしてハナグモさん?


もしかして?
ハナグモがカゲロウをとらえている



やっぱり榎にいたイモちゃん。


家に持って帰った榎にいたふとつちょイモムシのオオシマカラスヨトウ



3匹目のゴマダラチョウはあまり食欲は無く、
とっくに飛び立ったゴマダラチョウと一緒に育てたのに、
目覚めも遅く、成長も遅いので頑張って欲しい!


この触覚がかっこいい貴方はどなた?


小さなでした。調べてもよく解りませんでした。

多摩川駅まで歩いて、夕飯を兼ねて飲み屋で、美味しい焼き鳥と、筍とこごみの煮つけ、
アスパラ肉巻きなど食べて、(こういう時、車で無い事に主人はほくそ笑む)
多摩モノレールに乗って北立川駅まで行って帰宅した。



                  《俳句鑑賞は夏(なつ)》
       

                                                     

              わが夏帽どこまでころべども故郷   寺山 修司 

                   
        

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キンジュモクレン(金寿木蓮)・ハクウンボク(白雲木)・オオデマリ(大手毬)・イワガサ(岩傘)・コゴメウツギ(小米空木)・ハグロハバチの幼虫他・俳句鑑賞

2024-05-02 12:39:36 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞


キンジュモクレン(金寿木蓮)
 <モクレン科マグノリア属>
落葉低木。
キモクレン(黄木蓮)種から,母種よりも色が濃く鮮やかな黄花種をわが国で
選別育成した園芸品種。


葉は卵形で枝に互生する。
径10~15センチの黄色い花を開く。
わんこまりをシッターさんに頼んで、月1回の夫婦での電車でのお出かけの日。
去年までは、自動車でわんこもOKなので一緒に出掛けた昭和記念公園へ。
電車では、西立川駅下車だと目の前が「西立川口」で便利です。
おにぎりも食べ物も売っているので、お弁当は持参しません。


ハクウンボク(白雲木)
 《エゴノキ科エゴノキ属>
若枝の表皮は縦にはがれやすい落葉高木。
葉は互生し、円形。
エゴの花に似た白い花を多数下垂する。


花冠は長さ約2センチで5深裂する。
雄しべは多数、雌しべは1個。
果実は直径,1,4~1,7センチの球形で9月に熟す。


オオデマリ(大手毬)
 <ガマズミ科ガマズミ属>
観賞用として植えられ、高さ1~3メートルになる落葉低木。


イワガサ(岩傘)
 <バラ科シモツケ属>
落葉低木。
よく分岐し、葉は2~3センチの卵形または倒卵形で先は丸く、基部は広い楔形。
本年枝の先の散房花序に直径6~8ミリの白い花を開く。花弁は5個。



コゴメウツギ(小米空木)
 <バラ科コゴメウツギ科>
山地に生える落葉低木。
葉は互生し、卵形で先は細く尖る。
本年枝の先または、葉のわきから短い総状花序をだし、
直径4ミリの白い花を開く。花弁は5個でヘラ形。


雄しべは10個。雌しべは1個。
萼片は5個で卵円形。

花木園や「みんなの原っぱ」、渓流広場を抜けて「木漏れ日の里」へ行ったら、
キンラン、ギンランやジュウニヒトエ、イカリソウなどが咲いていて楽しかった。

「ネモフイラの丘」で抹茶ソフトクリームを並んで、食べてから、
「砂川出口」から出て、一駅「玉川上水駅」まで多摩川に沿って歩いた。
モノレールに乗って、立川でおりて焼き鳥屋で一杯?


帰宅したら8時過ぎでした。
まりはいい子で待つことができてホッとした。

※昆虫コーナー

ハグロハバチの幼虫


?イモムシ
グーグル先生は与党がの一種だと教えてくれました。(#^.^#)

 

もうシオカラトンボは、交尾中 💛


コメツキムシの一種かな?


へびいちごの花にどなた?


オオジシバリに蜂さん

       続きはまた明日💛

         《俳句鑑賞は、夏の季語夏(なつ)》
     朱夏(しゅか)・炎帝(えんてい)などと使う。
  
     画像は関係ないけれど罌粟(けし)
   
       すでに夏少年の耳朶青く透け  大場 鬼奴多

      



   

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キキョウソウ(桔梗草)・マツバセリ(松葉芹)・キリシマツツジ(霧島躑躅)・水生生物・二匹目のゴマダラチョウ!

2024-05-01 09:21:26 | 野の花・日記・俳句鑑賞


キキョウソウ(桔梗草)
 <キキョウ科キキョウソウ属>
小さいけれど、桔梗を思わせる青紫の花が咲くことからこの名がある。

花は下から順に咲き上がつて来る。
花は下部にある花が開かない閉鎖花が結実し、その後上部の花が咲いていく。


草丈は30~80センチ。

柄のない葉は直径1センチほどの幅広の円形で茎を抱いて互生する。
雄しべが花粉を出した後、雌しべが開く。
ひとり時間差性転換を行う。
これはたぶん、雄の状態かな?



この花たちは、雌の状態だと思います。


▲マツバセリ(松葉芹)
 <セリ科セリ属>
道端のコンクリートの所から、生えてきて、花は愛らしいので、
とても気になっていた花でした。
たぶん、帰化植物だとは思っていました。
なぜなら、環状線のすぐわきの土など見つからない場所に生え、
ひっきりなしに車が通る場所近くにさいていたので、
きっと、どこからか運ばれてきたものだと思ったからです。
葉が松葉のように細くて長い。
熱帯アメリカ原産の帰化植物で、増加している。


花が終わりに近づき、実が膨らみ始めるのを見て見たい。
緑からクリーム、茶色へと実の色が変わって、茶色になると殻が割れ、
種がこぼれるそうです。

※まずは二匹目の我が家のゴマダラチョウの旅立ちです!
朝はまだ蛹だったので、安心して出かけていました。
月に一度の主人とのわんこまりをシッターさんに頼んで出かける日だったので、
帰りも遅れました。夜に旅立たせるのが心配だったので、
今朝早くに旅立たせました。

ですから、画像は1枚しかありません。
美しい白が際立ったゴマダラチョウでした。


画像もボケたものが1枚・・

まだ暗い早朝、箱を開けてやるとそのまま飛んで行きました。
さよなら!元気で過ごしてね。
愉しい時間を有難う!

《水生生物》
矢川の観察会にて

ヤゴ


カゲロウの幼虫?



カワエビ・カワヒル?


カワヒル


小魚?名前が解りません


カワニナとカワエビ


ルリハムシ


カタツムリ



テントウムシ


ハグロハバチ?


ギシギシの葉を開いて見たら?どなたですか?


シジミチョウ

        《俳句鑑賞は夏の季語初夏(はつなつ)》
    初夏(はつなつ)・夏初め(なつはじめ)・首夏(しゅか)
    などと使う。
   
           画像は関係ないのだけれどスズラン

        水疲れしてはや首夏の美少年   三橋 敏雄

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ミゾホウズキ(溝酸漿)・ジシバリ(地縛)・ゴマダラチョウの旅立ち!

2024-04-29 13:38:24 | 野の花・日記・俳句鑑賞


ミゾホウズキ(溝酸漿)
 <ゴマノハグサ科ミゾホウズキ属>
枝分かれして、広がり高さ10~30センチになる。
上部の葉の脇に黄色で長さ1~2センチの花をつける。


和名は溝に生え、果実がホウズキに似ていることによる。
残念ながら果実を見た事が無いので、いつか是非見て見たいと思った。


ジシバリ(地縛)
 <キク科ニガナ属>
細長い地上茎が地面をはつて伸び、網状になって群落をつくる。
地上茎が密生し「地面を縛つている」ように見えるので、この名がついた。


日当たりのよい場所を好む。
直径2~2,5センチの黄色い頭花を花茎の先端に1~3個つける。
花は舌状花だけの集まりで、筒状花は無い。

突然ですが、昨日の朝、11月末から冬眠していたゴマダラチョウ
昨日、無事、蝶になって飛び立っていきました。


11月末 冬眠中


目覚めて毎日、新鮮な榎の葉探しに苦労しました。



この愛くるしさがたまらなかった!


前蛹の時は葉を食べませんでした。


蛹は、アカボシゴマダラと同じようなので、
ゴマダラチョウかどうか、羽化するまで解らなかったのです。

一昨日、羽化成功!



庭のキツネノアザミに留めました。


暫く、羽を休めていました。


暫くしたら、元気に飛び去って行きました。
私に元気をありがとう~♪

※あと2匹、います。
たぶん、この2匹ともゴマダラチョウかと思います。


一昨日、見つけたアゲハの卵は、少し色が変わってきたと思ったら、
今朝には1ミリあるかないほどの幼虫になっていました。
わが家のレモンの木の葉で育てています。

やっと、1齢になったナミアゲハ?の幼虫

今日はこれまで、また続きます。








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ハンカチノキ(手巾木)・ヒトツバタゴ(一葉田子)・トウバナ(塔花)・イモカタバミ(芋片喰))・ムラサキカタバミ(紫片喰)オッタチカタバミ(おっ立片喰)俳句鑑賞

2024-04-27 11:29:13 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞


ハンカチノキ(手巾木)
 <ヌマミズキ科ダヴィディア属>
葉は広い卵形で互生し、長さ9~15センチ、先端は尖り鋸歯がある。
大小2枚の白色の苞が垂れ下がり、その中に花がある。


新宿御苑の新宿門から入るとすぐ右手奥にハンカチノキがあります。
日光植物園の駐車場前に数本生えているのを思い出します。
これは、後楽園の駅前の公園に幸田文さんゆかりのハンカチノキです。
球形の頭状花序に1個の両性花と多数の雄花をつける。
花弁も萼も無い。基部に大形の白い総苞片が2個ある。


1属1種の落葉高木。


ヒトツバタゴ(一葉田子)
 <モクセイ科ヒトツバタゴ属>
別名ナンジャモンジャの木
明治神宮にあった大木が有名で、名前が解らずナンジャモンジャの木と呼ばれていた。

葉は対生し、長さ4~10センチの長楕円形。
雌雄異株。

本年枝の先の円錐花序に白い花を多数つける。
花冠は4深裂し、裂片は長さ1,5~2センチの線形の花。


トウバナ(塔花)
 <シソ科トウバナ属>
葉は対生し、卵形または広卵形で長さ1~3センチ。
枝先に淡紅紫色の唇形花を輪生する。


和名は塔花(とうばな)で、花穂の形からついた。


イモカタバミ(芋片喰)
 <カタバミ科カタバミ属>
根の上部に、直径1センチほどのイモ状の塊茎を多数つけるので、
イモカタバミと名付けられた。
直径1,5センチほどの紅紫色の花を咲かし、中心部が濃い色になり、
濃紅色の線が目立つので、ムラサキカタバミと区別がつく。




ムラサキカタバミ(紫傍食)
 <カタバミ科カタバミ属>
夜間など、気温が低い時には花を閉じる。
イモカタバミのように真ん中が濃い紅紫色ではなく、
花の中心部が白く、雄しべの先端の葯も白い事で、
イモカタバミと見分けられる。


オッタチカタバミ(おっ立傍食)
 <カタバミ科カタバミ属>
近年、分布が広がっている北米産の帰化植物。
カタバミが地面を這って広がるのに対して、
その名の通り、茎がおっ立つていて、
木や草の間から立ち上がって伸びてくる。


コバンソウ(小判草)
 <イネ科コバンソウ属>
ヨーロッパ原産の帰化植物。
観賞用に入ったものが野生化している。
葉は細長く、花の集まりが小判に見えるのでこの名がある。


アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)
 <アカバナ科マツヨイグサ属>
ピンクの4枚の花弁に紅色の脈が目立つ。
ユウゲショウ(夕化粧)という名があるが、実際には夕方に咲くわけではなく、
日の出前に咲いて、夕方にしぼむ。



※昆虫コーナー


わが家の庭で出会った小さめのナミアゲハ


わが家に遊びに来た、花粉をたくさんつけたシロヒゲナガハナバチ


      《俳句鑑賞は春の季語春雷(しゅんらい)》
   春の雷(はるのらい)・初雷(はつらい)-虫出しの雷(むしだしのらい)
                 などと使う。


     画像は関係ないが、牧野庭園のセッコク

       春雷や突如ほっけが身を開く   豊口 陽子
 

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オオアマナ(大甘菜)・ヒメフウロ(姫風露)・アメリカフウロ(亜米利加風露)・ホウチャクソウ(宝鐸草)・ヤマシャクヤク(山芍薬)・フジ(藤)・俳句鑑賞

2024-04-26 07:06:57 | 野の花・日記・俳句鑑賞


オオアマナ(大甘菜)
 <キジカクシ科オオアマナ属>
帰化植物で、小さな球根をたくさん作り、増えてゆく。
本当は、あまり好きな花ではなかった。
別名の「ベツレヘムの星」と言う名前が気に入ってから、

好きになってしまった花です。
花は、直径2,5センチ程度で、花弁状の花被片は6枚。
雄しべの根元は扁平で、6個合わせるとまるで王冠のよう形になる。


高さ20センチほどの花茎から枝分かれした長い花茎は、地面に水平に伸びる。

種子はできないことが多い。


ヒメフウロ(姫風露)
 <フウロソウ科フウロソウ属>
実は今、我が家のあちこちで咲いている。
図鑑などでは、限定された地域に咲くようなことが書かれているが、
わが家では、どこにでも生えてきています。

茎は直立し、草丈は20~40センチ。
茎や葉には細かい毛が見られる。


葉は質が薄く3~5裂する。
茎の頂に、径1,5センチ程度で、桃色の花を咲かせる。


アメリカフウロ(亜米利加風露)
 <フウロソウ科フウロソウ属>
昭和の初期に渡来。
現在では道端などによく見られる。
茎はよく枝分かれし、基部ははつて、先端が斜めに立つたり、
他のものに寄りかかりながら高さ10~60センチになる。


ホウチャクソウ(宝鐸草)
 <イヌサフラン科ホウチャクソウ属>
宝鐸(ほうちゃく)とは、寺の軒に吊り下げて飾る大型の風鈴のこと。
下を向いて咲く花を宝鐸(ほうちゃく)に見立てたのが花の名の由来。
筒状の花が下を向いて花被片が解れ、枝先に咲く。


枝先に咲く花数は1~3個。


キバナホウチャクソウ(黄花宝鐸草)


▲ヤマシャクヤク(山芍薬)
 <キンポウゲ科ボタン属>
この日は雨が降っていて花が咲かなかったので、
また次回に取り上げるつもりです。


▲ムシトリナデシコ(虫捕撫子)
 <ナデシコ科マンテマ属>
茎に粘液があり、それで虫を捕ると思われたのが名前の由来。
枝から分泌する粘液に、小さな虫がついていることがある。
江戸時代に観賞用として渡来した帰化植物。


葉の基部は茎を抱く、卵形の葉は対生する。


スミレ(菫)
 <スミレ科スミレ属>
花は濃紫色が多い。

葉は濃緑色で披針形。葉柄に翼がある。

※昆虫コーナー

わが家の庭に遊びに来た美しいヤマトシジミ


     《俳句鑑賞は夏の季語揚羽蝶(あげはちょう)》
  夏蝶(なつちょう)・梅雨の蝶(つゆのちょう)・黒揚羽などと使う
   
       画像は関係ないけれど藤(藤)の花
  
      ゆふぐれは鱗凝らしてゐる揚羽     柿本 多映   

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キンラン(金蘭)・チゴユリ(稚児百合)・タマノカンアオイ(多摩寒葵)・オニグルミ(鬼胡桃)・コバノガマズミ(小葉莢蒾)・俳句鑑賞

2024-04-23 05:10:59 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


キンラン(金蘭)
 <ラン科キンラン属>
本当は、南平丘陵公園の続きだったのですが、
確かにキンランに会いましたが、遠くて画像がいまいちなので、
昨日、寄った牧野庭園に咲いていたキンランの画像を使いました。

山地や丘陵の林下に生える多年草。
葉は長楕円状披針形で、互生する。
茎の先に黄色い花を10個ほどつける。


花は長さ,1,5センチほどで平開しない。


チゴユリ(稚児百合)
 <ユリ科チゴユリ属>
茎は高さ15~30センチで、葉は長楕円形または楕円形で、
茎の先に1~2個の花を垂れてつける。


花は白色で長さ1~1,5センチ。



タマノカンアオイ(多摩寒葵)
 <ウマノスズクサ科カンアオイ属>
多摩丘陵の林下に生える。
これは、先日行った南平丘陵公園のタマノカンアオイです。
茎は横に這い、一年に一枚づつ葉をつける。
葉の表面はやや光沢があり、葉脈がへこむ。


花は径3~4センチで葉柄の基部につき、半ば土に埋もれる。
萼は短い鐘形で、長さ約1センチ、先は3裂し広卵形。
萼裂片は普通はよく波打つ。


オニグルミ(鬼胡桃)の花(雄花)
 <クルミ科クルミ属>
山野の川沿いによく生える落葉高木。
葉は大形の奇数羽状複葉で、小葉は4~10対あり、
長さ7~12センチの卵状長楕円形。


オニグルミの雌花の花柱は紅色です。


コバノガマズミ(小葉莢蒾)
 <スイカズラ科ガマズミ属>
各地の山野に生える落葉低木。
葉は対生し、倒卵状長楕円形。
縁に粗くて鋭い鋸歯がある。


ガマズミより葉が小さく葉柄が葉柄が2~3ミリと短く、

基部に托葉があるのが特徴。↓の画像


ガマズミには托葉が無く、コバノガマズミには托葉があるのが特徴。


▲レンゲツツジ(蓮華躑躅)
 <ツツジ科ツツジ属>
高原に多い、落葉高木。
群生地での景観は見事。
前年の枝先に朱橙色の花を2~8個つける。
雄しべが5個で、花糸の基部に白い毛がある。
雌しべは1個で花柱は無毛。花柄に蜜腺がある。

※昆虫コーナー

う~~んどなたでしたか?


アブの仲間かな?


わが家のアカボシゴマダラナンバー2も、元気に脱皮殻を残し
美しい蛹になりました。



    《俳句鑑賞は夏の季語のイトトンボ(糸蜻蛉)》
 

      凹面に名もなき人と糸とんぼ   柿本 多映
 

 

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ノヂシャ(野萵苣)・オオカワヂシャ(大川萵苣)・オランダガラシまたはクレソン(阿蘭陀辛子)・ジュウニヒトエ(十二単)・スミレ・我が家のアカボシさん・俳句鑑賞

2024-04-20 13:08:23 | 野の花・日記・俳句鑑賞


ノヂシャ(野萵苣)
 <スイカズラ科ノヂジャ属>
南平丘陵公園でお弁当を食べてから、前を流れる浅川を散策する。
ヨーロッパ原産の1~越年草で、道端や土手にときおり、群生する。
野に生えるレタスとして、食する。


葉は対生し、茎はふたまたに分かれ、枝先に1,5センチほどの小花をつける。



オオカワヂシャ(大川萵苣)
 <ゴマノハグサ科カワジヂシャ属>
帰化植物で、河原などによく見られる。
葉は長楕円形で、縁には細かい鋸歯があり、無柄で対生する。
茎上部の葉では基部が心臓形となつて茎を抱く。


直径5ミリほどの淡紫青色~白色の4深裂した花を多数つける。



オランダガラシ(阿蘭陀辛子)またはクレソン
 <アブラナ科クレソン属>
ヨーロッパ原産で、今では浅いきれいな川に群生している。
茎の下で横に這つて節から初根氏、盛んに分岐する。
葉は頂片の大きな羽状複葉。
お肉の付け合わせによく使われる。


茎の上部に直径5ミリほどの白色の4弁花を総状に多数つける。


クサフジ(草藤)
 <マメ科ソラマメ属>
日当たりのよう草地や林、河原の縁などに生えるつる性の多年草。


カキドウシ(垣通)
 <シソ科カキドウシ属>
つる性の多年草。長く蔓状になつて、節から根を出して増える。
葉は対生し、長い柄のある腎形で、先は丸く基部は心形となる。


花冠は長さ1,5~2,5センチほどで、上唇の先は浅くへこみ、下唇はより長くて
内側に淡紫色の斑点がある。

《スミレたち》


ニョイスミレ(如意菫)またはツボスミレ(壺菫)
 <スミレ科ニョイスミレ属>
スミレの見分け方ほど面倒なものはない・・
間違っていたら、ご教授下さい。
ニョイスミレの白花。唇弁の紫条が目立ち、上弁が反り返る。
葉は心形で長さより横幅の方がやや大きい。



アリアケスミレ(有明菫)
 <スミレ科ミヤマスミレ属>
花は白色~淡紫色・濃紫色まで変化が多く、
距は太くやや短い。葉は披針形で幅は先端まで一定、先は鈍頭。
葉柄には翼がある。


ニオイタチツボスミレ(匂立壺菫)
 <スミレ科タチツボスミレ属>
花柄にビロード状の毛がある。濃紫色~淡紫色で中心部が白く抜ける。
距は筒形。根生葉は円形や心形。


ツタスミレ(パンダスミレ)
 <スミレ科の外来種>
オーストラリア原産。 園芸種として増えている。

※昆虫コーナー

イヌシデの虫瘤


※ヨツボシテントウムシダマシ


※ショカッサイにナミアゲハ


可愛いアカボシゴマダラは冬眠から覚めて、
榎の新芽色になりました。


葉と同化してました。


2日前に緑色の蛹になりました。


頭の部分の脱皮殻です。


2日目の蛹少し白っぽくなってきました。

アカボシさんナンバー2は、前蛹中です。

        《俳句鑑賞は春昼(しゅんちゅう)》
       春の昼などとも使う。
     
       画像は関係ないけれど、ヘラオオバコです。
   
        春昼の藪の中なる安心や   柿本 多映
   

 

コメント (6)
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ヤマルリソウ(山瑠璃草)・イトヒメハギ(糸姫萩)・ハナイバナ(葉内花)・コゴメイヌフグリ(小米陰嚢)・ニリンソウ(二輪草)・トゲアリ・シャクトリ虫他・俳句鑑賞

2024-04-18 08:27:03 | 野の花日記・昆虫・俳句鑑賞


ヤマルリソウ(山瑠璃草)
 <ムラサキ科ルリソウ属>
ヤマルリソウに会わない春なんて、考えられない。
京王線の南平丘陵公園は、ヤマルリソウもニリンソウも
満開でした。続きはまた後で掲載いたします。
葉はロゼット状に地面に広がる。
茎につく葉は小さい。


花は淡い青紫色で、蕾や咲き始めは薄紅色だったりする。
花の中心部は白い。





ハナイバナ(葉内花)
 <ムラサキ科ハナイバナ属>
花の直径は2~3ミリ。
こんなに小さいのに、花の形はヤマルリソウにもキュウリグサにも似ている。
花柄が葉柄の腋から出るのでハナイバナ(葉内花)


2~3ミリの花で先が5つに分かれた淡青紫色の花を咲かす。


キュウリグサ(胡瓜草)
 <ムラサキ科キュウリグサ属>
花は、直径2ミリほどで、小さく淡青紫色で、
中心が黄色い。葉をもむと胡瓜の匂いがする。


フラサバソウ(フラサバ草)
 <オオバコ科クワガタソウ属>
茎は地を匍匐し、下方で分岐し、上方のみ直立する。
ヨーロッパ原産の帰化植物。
花色は淡青色で花に毛が多い、とても小さな花です。
名前は二人のフランス人の分類学者の名前を付けて、フラサバソウになった。



ワスレナグサ(勿忘草)
 <ムラサキ科ワスレナグサ属>
毎年、我が家にこぼれ種でたくさん咲きます。



シナワスレナグサ(支那勿忘草)
 <ムラサキ科オオルリソウ属>
濃い青紫色の花が沢山咲きます。
真ん中が白色。
ヤマルリソウから話がそれて遊んでしまいました。♪


イトヒメハギ(糸姫萩)
 <ヒメハギ科ヒメハギ属>
南平丘陵公園から、午後は近くの浅川を歩き、
又、色々な花に出会えた。
このイトヒメハギは河原の笹薮の中で、初めて出会った花でした。
草丈は10~40センチ程度で、葉は根茎より束生し、
線形の葉は互生する。


茎の上部に青紫色の小花を疎らに開く。
とても繊細そうに見える花でした。


ニリンソウ(二輪草)
 <キンポウゲ科イチリンソウ属>
ニリンソウに関しては、4月11日分を参照




※昆虫コーナー

※トゲアリ(棘蟻)かな?


トゲアリ


※これも?トゲアリ?


※ハナイバナにシャクトリムシ


シャクトリムシ


これも、シャクトリムシっぽかったです。


ヤマルリソウにどなたでしょうか?


      《俳句鑑賞は春の季語立春(りっしゅん)》
      春立つ・春来る・春に入る(はるにいる)
        立春大吉(りっしゅんだいきち)などと使う。
  
       画像は関係が無く、遠いけれど、ガビチョウ
     
        立春の夢に刃物の林立す   柿本 多映








 








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ハナヤエムグラ(花八重葎)・ヨツバムグラ(四葉葎)・ノミノツヅリ(蚤綴)・ムシクサ(虫草)・キランソウ(金瘡小草)・ジュウニヒトエ(十二単)・アジュガ(西洋十二単)・コメツキ虫?俳句鑑賞

2024-04-16 12:35:01 | 野の花日記と昆虫と俳句鑑賞


▲ハナヤエムグラ(花八重葎)
 <アカネ科ハナヤエムグラ属>
帰化植物なのだが、初めて会ったのは、
数年前の、西武球場前でのバラ展に行った時、駅の横の雑草の中に
初めて見つけて、毎年のバラ展の楽しみの前に、
この花がまだあるかどうか・・出会えるかが楽しみだったものだが、

あの華麗なバラ展は、今は行われていない。
荒れ地や芝生に生え、葉は4~6個輪生し、
花は淡紅色または淡紫色で、総苞に包まれている。


花冠は径5ミリ長さ3ミリで4裂する。


ヨツバムグラ(四葉葎)
 <アカネ科ヤエムグラ属>
田の畔や山すそに生える多年草。
楕円形の葉を4枚輪生する。
花は1ミリほどで、葉の脇に数個白い花をつける。


ノミノツヅリ(蚤綴)
 <ナデシコ科ハコベ属>
道端、荒れ地など日当たりがいいところに生える。
直径5ミリほどの白い花を咲かす。


花弁は5枚で深く切れ込む。
小さな葉が細い茎に向かい合って着くつく様子を蚤の襖(ふすま)、
布団に見立てたのが、この名の由来。


ムシクサ(虫草)

 <オオバコ科クワガタソウ属>
やや湿った畑や水田に生える1年草。茎は下部で枝分かれする。
葉は下部では対生し,上部では互生する狭披針形。


子房によく虫が飛び込むのでムシクサの名がある。


ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟)
 <ケシ科ケシ属>
ヨーロッパ原産の帰化植物だが、全国的によく見られる。
乾燥気味の舗装された道路沿いなどに見られる。


キランソウ(金瘡草)または、ジゴクノカマノフタ(地獄釜蓋)
 <シソ科キランソウ属>
茎は地面をはって広がり、直立しない。
ロゼツト葉は放射状につく。



アジュガまたは、セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)
      またはセイヨウキランソウ(西洋金瘡草)

 <シソ科キランソウ属>
園芸品種で、紫が多いが白や紅色もある。
寒さにも強く、ランナーを伸ばし、日当たりが悪い場所でもよく増える。


ジュウニヒトエ(十二単)
 <シソ科キランソウ属>
花が重なつて咲くさまを、宮中の礼装としての十二単に見立てた名前。
花茎は、数本株立ちとなり高さ10~25センチで全体が白い毛に覆われる。
花は茎の先に何段も輪生し穂状に月下から咲きあがる。

※昆虫コーナー

カバイロコメツキ?


※ツマグロオオヨコバイ


虫には関係ないけど、ムクドリ♪

        《俳句鑑賞は春の季語山吹(やまぶき)》
     八重山吹(やえやまぶき)・濃山吹(こやまぶき)・白山吹(しろやまぶき)

      

            夜は夜の色となりけり濃山吹   星野 高士














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