記事の概要
・宿泊料金がさらに高騰
・消費者物価が再び上昇する兆し
・政治の責任は重大である
宿泊料金の高騰により日本人の国内旅行者数は増えない
物価上昇が続きます。
今朝はこんな新聞記事がありました。
GWのホテル宿泊料一段高、4分の3施設が1割以上上昇
わたしは旅好きなのですが、回数を減らさなくてはならない事態となりそうです。
日本人の国内旅行者数は、ほぼ横ばいです。
JTBの推計では24日〜5月5日の日本人の国内旅行者数は前年比1%増にとどまる。国内客向けに「意図的に価格を低く抑えた」(札幌市のホテル)ところもでている。
例えばここ15年利用した宿は、5月に(15年前よりも)1.6倍の値段になります。
先週、複数のスタッフの方から「また、来て下さい」と言われました。
これまでは、「次はいつですか」でした。
内心、値上げが急なので(日本人)利用者が減るのでは、と心配があるのかもしれません。
これまでになかったことです。
地域と宿は外国人旅行者であふれている様子が伝えられます。
*日本だけではありません。世界至る所で観光客が増えています。
宿泊料が上がる最大の原因は「人手不足」です。
人手不足、景気・企業業績の足かせに 非製造業で深刻に
宿泊のサービス価格だけではありません。
輸入品の値段は上がるので、遅れて小売り価格も値上がりします。
コストプッシュ圧力再び 消費者物価、3月2.6%上昇 輸入品が値上がり基調
円安は良い?悪い?
円、34年ぶり155円台に下落 高まる介入警戒感
円安の主因は日米の金利差です。
米国の金利は、国内景気が堅調で粘着性のインフレのために、利下げ機運はしぼんでいます。
一方、日銀はもうしばらく現状の金融緩和政策を継続するようです。
だから、米国金利は高く日本の金利は低いので、
円はドルに対して安いままです。
金の価格も上がっています。
不安時の金頼みです。
*格言があります。「金は嵐の暁に輝く」
原油も、電気代もです。
日経平均831円安、円下落155円台後半 同時安論が台頭
(更新)
今日の日経平均株価は、関係者予想以上の下落だったのではないでしょうか。
円安対策は、地道に国力を作ることです。
実際は国力を失ってきたのでしょう。
課題は分かっているのに解決できない。
言うだけの与党は、いったん野党にお下がりください。
政治の責任は極めて大きいと思います。
同時に有権者の意識もです。
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(注)
青字と図は日本経済新聞。