今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

2024 森で蘭     2024.05.04.(1)

2024-05-15 20:20:53 | 山、花、山野草

 

 友人と久しぶりに今日の8時半に約束をして山に蘭を見に行くことにしていた。前日から来ていたのだが今朝、連絡があって、

体調不良だから一人で行ってくれとのこと。現地に詳しい友人が来ないとなると不安だけれど、納得いくまでウロウロして今後、

森で迷わないように地図を作ってみようか。

 

ヤマフジ

 

 国道から逸れて山に入って行く。良く晴れて山の新緑は眩しいほどだ。

 

 

ウワミズザクラ  ここは実に手が届きそう。ここで実を採れそう・・・・

 

 車を停め、支度をしてからぶらぶらと歩いて行く。誰もいない。

 

    

ヒレアザミ   このアザミは良く分からない。白花と普通の花が混じりあって咲いている・・・

 

 30分ほど歩いて森の入り口に着いた。さて、どこから探索を始めようか・・・・、一番、気になっている場所へまずは行って見ることにした。

去年は迷いに迷ってなかなか辿り着けなかった場所だ。道らしきものはあるのだが、その道に草や木が生えて来て分岐が不明瞭になっている。

何とか迷わずに辿り着くことができた。

 

 

 

 

 去年は周りのタカネエビネは咲き始めていたけれど、キエビネはまだつぼみだった。GW明けの翌週末にキエビネも開いたと聞いていた。

だから、今年は二週連続で訪れる積りだったのだが、春からの気温が高かったせいだろうか、4日にキエビネも開いていた。

周りのタカネは去年よりも株数が増えているような印象。こんな花達が森の中に突然現れたらびっくりしてしまう。パラダイス・・・・。

タカネは10株以上はあるだろう。それぞれ、花の色が微妙に違うのが面白い。

 

 

         

 

 

         

 

 

         

 

 タカネエビネにピントを合わせて撮ってみるけれど、うまく行かないし、今日は天気が良過ぎる。エビネを撮るなら曇りの日がいいなぁ。

 

 

 

 

 あまり此処だけで時間も取れないので上から撮ってお終いにすることにした。空が曇ったら帰りにまた寄っても良いし・・・、辿り着ければ。。。

 

 さて、次はジエビネのジェネットを目指して歩いて行く。

 

 

 

 

ジエビネ

 

 

 

 ちょうど見頃だろうか。それにしても凄い群生だ。ここから20分ほど、森を彷徨うことになった。

 

つづく。

 

 

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帰宅後、まだ雨が降り始めていない庭で     2024.05.12.(2)

2024-05-15 09:14:20 | 

        

 

 春の庭は賑やかだ。芍薬、ツツジいろいろやモッコウバラなどは咲き終わったけれど、新に咲き出した花もある。

プランターからはヒメヒオウギやオダマキ達が咲き始めた。

 

 

 

 

       

 

 

サラサドウダン

ドウダンツツジは既に咲き終わっているが、サラサドウダンは今が見ごろ。毎年、20cm以上樹高を上げて来て、

予定通り僕の背より高くなった。

 

 

       

       ベニドウダン

こっちはどうしたものか、去年はこれでもかって言うくらい花をつけたのに、今年はリハビリ中?ほとんど花がない・・・。

 

 庭を歩いていて、思わず声が出た。チリアヤメの花が咲いていた。

 

 

       

 

 

       

 チリアヤメ

 

 チリアヤメはウチの庭に住んでから随分、年が経っているのだけれど、ほとんど花の咲いているのを見たことがないのだ。

1日花なので、勤め人は朝出て行き、夜に帰ってくるとなると、チリアヤメの花にはほとんど出会うチャンスがない。

それが、今日は二輪も咲いているのを見ることが出来たのだからラッキーだ。何か良いことないかなあ・・・・

 

 

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アリマウマノスズクサ 一年越しの同定     2024.05.12.(1)

2024-05-13 19:52:39 | 山、花、山野草

 

 いつもきのこ採りに行く山へ通じる道の脇に変わった実をつけている蔓があるのに気が付いたのは去年の6月25日のことだった。

蔓の木本であって葉の独特な形からウマノスズクサの仲間だろうと予想はできたのだが、帰宅して調べてみると候補はアリマウマノスズクサと

オオバウマノスズクサに絞られることが分かった。でも、そのどちらかを判別するためには開花を待たなければならないらしい・・・・。

どちらも分布的にはここで観られてもおかしくはないのだが、アリマウマノスズクサは最初に牧野富太郎が有馬で採取して新種報告したもので、

ここから有馬は50km程の場所。アリマウマノスズクサだろうとは思うのだが一年後の開花を待つとして、種が熟すのを待って採種することにした。

 何度かこの場所に通って種を採取できたのが8月27日。暇と言われればその通りなのだが、この頃は何も新しいことをする気になれなくて、

休みになるとこの場所に通っていたのだ。その理由はその内、ブログに書ける日も来るだろうけど、まだ今じゃない。

 

 

ウマノスズクサ sp.  の実と種

 

 さて、年も変わり今年も何度か通って芽が出たころから3回目の訪問が5月12日、昨日だった。予報では9時頃から雨になるらしく、

まだ開花にはちょっと早いかなとは思ったが、朝飯の前に一っ走りして様子を見に行くことにしたのだ。

 

 実は去年の段階では発生地は一ヶ所しか見つけていなかったのだが前回の訪問でもう一株、100mほど離れた場所で見つけることが出来ていた。

車をいつもの場所に停めてしばらく歩く。

 

 

 

      

      カマツカ

 

 

コツクバネウツギ

 

 

 

 

タニウツギ

 

そして新しく見つけた場所を覗いてみると・・・・

 

 

 

 

 

咲いていた。倒三角形で濃紫褐色の舷部はアリマウマノスズクサの特徴と一致する!

 

       

 

 

       

 

 

 

 

 これでようやく1年かけてアリマウマノスズクサと同定できたというわけだ。去年、採取した種は今春にプランターに蒔いておいた。

実の所、あまり発芽するとは思っていなかったのだが・・・・、発芽した。最初は細い葉が一枚だけ出て来て何かの雑草の芽だろうと思っていたのだが、

その後、それらしい葉が開いてきて・・・・

 

 

       

 

 

 こんな感じ。しばらく留守をしている間に陽に焼けたのか、雨に打たれたせいなのかダメージを受けた苗も多いのだが、まだ全滅はしていない。

うまく育つか分からないけれど、この辺りではジャコウアゲハは見掛けないので食害は大丈夫なんじゃないかと思ってはいる。

 

 

 

 

 

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お久し振りです。      2023.11.13.(1)

2023-11-23 18:57:55 | 

 

 前回、「お久し振り!」とブログをアップしたのは早春のケスハマソウの咲く頃だったかな。残念ながら再開は果たせず、もう晩秋、菊の花の咲く時期になってしまった。

 庭の花も秋明菊から野紺菊へ、そしていろいろな菊たちが咲き始めている。半年の間にいろいろなことがあって、それは全く予想していなかった事態だったけれど、結局は向かうべき方向に進んでいると考えよう。その経緯が予想とは異なっていただけだ。

 

 庭では予想通りの秋の花が咲いていて・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回は様々な野紺菊の写真だけ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 野紺菊以外の菊たちはまだ咲き始め。でもダルマギクだけはもう咲き終わっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾノコンギク

 

 菊もちょっとだけアップしておこうかな。

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 由来の分からない菊達。庭にアシズリノジギクとクニサキノギクを植えた後に出現した菊達なので、元々庭に住んでいた菊とそれらが交配したものなのだろう。

面白いのは例外なく交配したものは生長が早く大きく育つということ。危機感を感じてアシズリノジギクとクニサキノギクの親株を挿し木でプランターに隔離しておいた。

 

 

 

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六甲山系のケスハマソウ      2023.03.12.(1)

2023-04-02 12:05:53 | 山、花、山野草

ケスハマソウ

 

 

 もう、咲いているだろうと思って行ってきた。車で30分ほどのところなので昼からでも十分に楽しめる。

この日は天気も良かったので、途中のコンビニで昼飯を買って花でも見ながら食べようと思って出掛けた。

でも、おなじようなことを考える人は沢山いたようで、山の上のベンチは空いていないし、

人でも多かったので車の中で急いで食べることにした。

 

 食後に花を見に行ったのだが、その場所には人影はない。あの沢山の人はどこに行ったのだろうか。世の中、

忙しなく花などをのんびりと眺めるような気分ではないのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前、ケスハマソウが沢山、自生していた場所に行ってみたが僅かにしか花は咲いていなかった。

最近、杉の間伐がされた場所で、陽当たりが良くなったせいなのだろうか。除草もされているので目立つようになって、

盗掘されてしまったのだろうか。

 

 

 

 

 

 写真を撮っていると、一人、ケスハマソウを撮っている人がいるのに気が付いた。同好の輩と思い話しかけてみると、

数を減らしたケスハマソウの保護を手伝っているとのことだった。でも、特に山野草について詳しいわけではないようだった。

礼を言ってから、他の場所の花を見に行くと伝えて別れた。

 

 その後、記憶にあった自生地に行こうと山を下ったのだが分からなくなってしまい、下り過ぎて麓まで降りてしまった。

消えてしまったのか・・・

 

 

        

        コショウノキ

探している途中で出会った。この山の日当たりの良くない斜面には結構、沢山生えている。

 

 

 ケスハマソウは下から登りなおしてようやく見つけた。どうも、なぜこの場所に咲いているのか不思議な場所。

誰かが植えたのかとも、思ってしまうような場所なので、見つけられなかった。

半日蔭で雨が降ると雨水が集まるような浅い谷筋に自生するように思うのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 春だから明る過ぎるように感じるだけなのかもしれない。兎に角、この場所に何年も自生しているのは確かなのだ。

 

 写真を撮り終えてから斜面を登り車道に戻ったところで、先ほどのケスハマソウの保護を手伝っている人に出会ったので、

自生地の話をすると、驚いたことにご存じなかった。お礼の積りで教えてあげることにして再度下り、また登り車に戻った。

良い運動にはなったかな。

 

 

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