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2024年04月27日
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カテゴリ:時代


  "創業者の思い"消えて 1千本のさくらの里、雑木林状態『福井新聞』240426



 経営がシッカリしていなければ・・・・・・。「売家と唐様で書く三代目」。
 そした思いで読ませてもらった、『福井新聞』の配信。
 「桜が泣いている…市民オーナー植樹15年、雑木林状態に 敦賀市総合運動公園内、高齢化や転居で管理困難」。

 まずは、報道部に寄せられた一報。
 (敦賀市沓見の市総合運動公園内にある「敦賀さくらの里」について)「手入れが行き届かず、雑木林のようになっている」との声。
  「敦賀さくらの里」とは、「市民らが約15年前に桜のオーナーとなって千本を植樹」。

  「市も( 約1億4千万円の事業費をかけ)散策道を整備した」、と。
市は設備をほどこした。そもそも管理は「植樹をした人にも草刈りなど管理を求めている」が、{(その創業期の市民は)高齢化や市外への転居で多くの木は放置されたまま」と。

 悪いことに「市民にも存在を十分に知られていないのが現状」、なのだそうだ。
 時は2006年度にさかのぼる。
 「敦賀ロータリークラブが創立50周年事業として公園東側の山に300本を植樹」。それを機に「市民が1人1万円を払って(900人が)木のオーナーとなって植樹」。
 そこが発端。

 「さくらの里の整備事業」として、市民や行政でつくる「敦賀さくらの里実行委員会」が一帯を桜の名所にしようと"運動の輪"広がった。
 「07年度から09年度に苗木約880本を植え、約5万9千平方メートルに29種類の桜1180本が育つ」。さて、そこからだ。

 放置していたわけではなかった。
 「敦賀さくらの里実行委員会」は、「敦賀さくらの里保存会」に名称変更された。
 「(オーナー会として)08年度以来、毎年約400人が参加し水やりや施肥をしていた」ものの・・・・・・。
 「近年、新型コロナ禍などの影響もあり開催できなかった」と。

 なるほど、それではこの4年ほどの<空白>が問題点であるらしい。
 「(新聞社に投稿の方はオーナーの一人、彼が申すには)毎春、山に入って雑草を取るなど手入れしている」。
 しかし「根元の草刈りがされず、雪や風で倒れてしまっている木も多い」と嘆く。

 コロナも明けた、2023年7月には。
 「保存会が約900人のオーナーに案内文を発送した」ものの、「桜を見に来た様子はほとんどない」(同課)という。「市は散策道は草刈りなどに市が毎年、年間数百万円を支出」と。

 北海道とはいささか、事情が異なるようだ。しかし4年の空白。実にそれが、恐ろしい。
 アイヌ民族の「口承伝説」を読んでいるうえでは、アイヌ民族は自身の生業と生活を持続させるうえから、祭祀を営み、供え物と祈りを捧げる。
 たいせつなことは、と。文字に書かずに言葉で伝え,歌謡に歌って舞いを納める。かくして100年、200年と伝承は持続する。

 コロナ空白の4年。創業者は「なんとかせねば」の思い。それを観ている二代目はなんとか繋ぐ。
 三代目は「知っているが、自身とは関係ない」、「爺ちゃんの趣味だった」。違う哉。





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最終更新日  2024年04月27日 14時12分03秒
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