年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

在日韓人歴史資料館で資料を観ながら

2024年04月28日 | 宅老のグチ
麻布十番の在日韓人歴史資料館で資料を見ていて理不尽な資料があった。先の戦争が終わり頃兵力を消耗した日本軍は台湾と朝鮮の男子も昭和18年に徴兵した。徴兵された朝鮮生まれの兵士は捕虜となった米英兵士の監督官となった。これは映画の戦場のメリ-クリスマスと言う映画で見た状況と似ていた。敗戦後に上官の命令で捕虜を虐待した朝鮮人兵士がB級C級戦犯に問われ、有罪となった。
 叔父が特攻隊員で知覧の慰霊祭に参加した時、出席者名簿に朝鮮半島の出身地と日本名と韓国名が記載されてあった。このことを思い出し、高倉健さんの特攻映画(ホタル)で高倉健さんが映画の最後で同期の朝鮮人特攻隊員の故郷の韓国に渡り、誰も慰霊していない同期の特攻隊員墓に花を捧げている場面で終わった。若山牧水の(白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染そまずただよふ) という詩を思い出し、白鳥の所を若鷲と置き換えて、想いに耽りました。朝鮮半島出身の特攻兵士は朝鮮人でも日本人と同じように戦える意地で特攻隊員に応募したのです。それが敗戦となり、無駄死にと言われさらに朝鮮人から裏切り者と言われた歴史があります。このことは知覧での慰霊祭では同期の仲間として扱っています。従って彼らの魂は靖国の桜に集まるのです。ほかげ という映画で復員兵士がのうのうと戦後を暮らしている上官を拳銃で傷つけます。一発撃つたびに、上官の命令で傷ついた人の恨みと言って打ちます。戦争を指導した人が復活し、今の日本を指導してます。 素直に靖国で慰霊し、思い出に浸る時代は来るのだろうか。今はまだ無理だろう。ただ言えることは慰霊される人を増やしたくない。
 でも理不尽な戦争が今でも続く。戦争反対と叫んでいる人も結局生きるための戦う。もうロシアは戦争を止めることは出来ない。同様にイスラエルも被害者なのに加害者への道に向かっている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 犬の長寿で | トップ | 家という文字の自己流の解釈 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。