またしても電車に乗り、レウスにやって来ました。
レウスはタラゴナのちょっと内陸。
ガウディの生まれ故郷です。
実家があるところ。
駅を出たらかなり閑散としていたのですが、駅は街のはずれにあるので、ここから中心に向かって歩いていきます。
牛の看板(?)が出ている謎のお店でチーズ味のプリンを買ったのですが、これが美味しかった!
牛乳の味がする!
私のうっすらした記憶でたどれるかなと不安でしたが、グーグルマップで見ると
Lleteria Granja Armengol
Carrer Ample 39
というお店でした。
なんとかなるもんですね。
ホームページがえらいこと立派なので、もしかしたらちゃんとした会社なのかもしれません。
ジャムやチョコレートなど、いろんな商品があります。
そして支店があちこちに。
このスペイン旅行に向けてアプリと地域教室でスペイン語を勉強していましたが、このプリンを買う時お店の人が「ケソ」と言ったので「チーズ味か!」とわかり感動しました。
ヨーロッパに来ると楽しくなっちゃう細い路地。
南カリフォルニアにはあんま無いからね。
こちらがガウディの実家。
説明の書いてある板がある以外は特に何もないです。
普通に人が住んでいるそうなので、騒いではいけません。
街の中に点々とガウディ縁の何かしらがあって、何かしら説明されています。
コンビニみたいなお店の前に居る、子ガウディ。
ここらへんで遊んでいたかもね、みたいな説明でした。
ガウディあんまり活発な子ではなかったようで。
途中おそらくExaltaというチョコレート屋さんに寄っています。
おそらくというのは、何故か私全く写真を撮っていなかったので、手掛かりがありません。
でもその店でオレンジピールのチョコレートを買っており、それが美味しかったのでお土産と共に記憶にあります。
たぶんそう。。。
あまり大きな街ではないので、とことこあるいて中心の広場に到着。
この日も結構な風が吹いていましたが、外に出ている椅子がひっくり返ったりしてました。
こちらはおそらくお祭りで使われるであろう、キャンプファイヤーのための組まれた木材かな、と思います。
街を練り歩いた人形を最後に燃やす的な用途なのではないかと予想。
この立派で新しめの建物はガウディミュージアムです。
2月のせいなのか平日のせいなのか立地のせいなのかあまり賑わっていません。
ゆっくり見学できます。
入り口で英語の音声ガイドをもらいましたが、なんか不思議なシステムで、展示物に近づくと勝手に首に引っかけるスピーカーが起動します。
「こ、こいつ!直接脳に語り掛けてくる…!!」みたいな遊びができます。
ガウディの建築物の模型が充実しています。
日本語の説明もある。
例の逆さづり実験のやつ。
ここにもあります。
床に敷かれた鏡に映った方の逆さづり。
なるほど。
映像で説明するミニシアター的な物もあり、見ごたえがあります。
ミュージアムの外に出ますと、斜め向かいにCasa Navasがあります。
1900年ごろナバスさんというお金持ちが大金をかけて作ったおうち。
ヨーロッパモダニズム建築のすごいやつという触れ込みです。
これは見てみたい!
しかし決まった時間ごとに出発するガイドツアーに参加しなければ入場できません。
そして我々が滞在中に出るツアーは、英語ではありませんでした。
う。
ひるむ我々。
はるちゃんたちは「じゃあいっかー」みたいな雰囲気になっていましたが、私はここまで来たのでぜひ入場したい!という気持ち。
なので我を張りました。
付き合ってくれてありがとうみんな。
みんなたちー。
次のツアーまで数分時間があったので、すぐそこのカテドラルを観に行きました。
でももう開いていない。
田舎の教会すぐ閉まる。
外観だけ360度ぐるっと見て回ります。
そんなに大きいわけでもないので。
路地。
好き。
そして外履きにビニールのカバーを付けるように指示され、ついにナバスさんちに入ります。
入り口はいってすぐの玄関のモザイクの素晴らしいこと。
ここで我々は重大なインシデントに気が付きます。
受付のお姉さんは、我々はいずれにせよわからないであろうという見立てて、フランス語のツアーに組み込まれていたのです。
ガッデム。
私は過去色々ありフランスが好きではないです。
フランス人とも極力かかわりたくないです。
同じ時間に出るカタルーニャ語のツアーに入れ直してもらいました。
はるちゃんはカタルーニャ語も勉強しているし、私も若干スペイン語に近いカタルーニャ語の方がまだ何とかなるかもしれません。
そしてフランス人のジジババとツアーしたくない(真心を君に。
結論から言って、この家は本当に素晴らしかったです。
観て良かった。
もうとにかく装飾がこれでもかこれでもかと詰め込まれています。
天井まで余すことなく。
銭湯の壁画のごとし。
床のモザイク。
これがオリジナルで残っているのも素晴らしい。
天井光彩のステンドグラス。
この家に住んだら頭がおかしくなるかもしれない。
この家最後に嵌められたガラス。
ガイドさんがカタルーニャ語で説明してくれているのですが、なんとGoogle翻訳にカタルーニャ語が登録されており、携帯で音が拾えればそのまま日本語にできることが判明しました。
我々は未来に生きている。
しかしクリアな音声が拾えれば、なので、ガイドさんのすぐ近くに隙あらば滑り込む不審者でした。
しかもずっとしゃべっているので、どこで区切って翻訳ボタンを押すのかが結構難しかったです。
ちょいちょいわからないことありました。
もちろんガイドさんはスペイン語も英語もできるのですが、カタルーニャ語でお仕事中に邪魔しちゃ悪いので、質問も最低限にしておきました。
吹き抜けから下の階を。
手すりが低いので高所恐怖症の人にはちょっとくらっとするかも。
すごい家だ。
わーくらくらする高さ。
どこで写真を撮ってもぎっしりみっちり。
ぎゅううう。
そんなわけで、大満足のCasa Navasでした。
ガイドさんが「この頃新大陸アメリカで流行った風邪を持ち帰り…」みたいな説明をしていたのが面白かったです。
たぶんスペイン風邪のことなのですが、アメリカでは「この頃スペインで流行った風邪が持ち込まれて」と言われているので。
みんな人のせいにするね。
もう少しレウス続きます。