たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

今年の紅葉はきれいだったが、落ち葉道は悲しい。

2022-12-30 10:53:51 | 散策の詩
令和4年12月30日 しばらくぶりの投稿になります。
こんなことがあるなんて、思わなっかった年末になった。
一緒に歩いた人が、もう帰ってこない。
あなたの居ない枯れ葉道は寂しすぎます。



あれから一か月たった23日でした。
独りで自然公園を歩いてきました。
師走紅葉の名残が残っていました。



最後に見ることになった「せせらぎ道」。
残りの紅葉が数葉「ひらり」散ってきた。
あなたが倒れたとき、だきとめたように、
手のひらに受け止めて、持ち帰りました。



風に聞け何れか先に散る木の葉(夏目漱石)



最後になったあなたと歩いた遊歩道。
落ち葉道になっていました。
冬、春、夏、秋…よく一緒に歩きましたね。



ベンチで休んで風待ち涼んだシーズン。
大温室内のベンチで温まったシーズン。
あなたが大好きだった自然公園でした。



「突然の異変」あなたの身体に何が起きたんだ。
5回目のコロナワクチンを打って10日目だった。
その関連性を証明するものは、今は何もないが…



あなたが先に散る木の葉になってしまった。
きれいな紅葉を見てそのまま風になった。
あなたが居ないけれど、居る新年が来る。



小学校に上がる坂道で見た夕焼け富士です。
しばらく「たにしのアブク」は休みます。

31日、追伸、いつもの道野辺を徘徊してきた。
大晦日の淡い陽射しのなか歩く影は一人だけ。