仕事のやり方がとても雑で汚い人がいる。とても嫌だ。
止せばいいのに、職場でこんな嫌な人がいるといつもその人のことばかりを見ていた。嫌なら見なければいいのに、とにかく気になって仕方がない。
嫌なものなのに見たいという心理は不思議だ。
人間は元々、プラスとマイナスがあれば、マイナスに惹かれるものかもしれない。「どんな人にもいいところがある」と理性が自分の怒りを制しても、目につくのは、その人の嫌な所ばかり。
そして、その初めの小さな嫌な所がやがて大きな嫌悪感へと成長していく。その人の行いだけでなく、その人そのものへと的が大きくなっていく。
標的を成長させたのは自分の身勝手な空想力かもしれない。
「こんな仕事を雑にする人だから、きっとその他のことも雑に違いない」、勝手にそう思って、せっせと同僚から納得するための都合のいい情報を集めていた。
イライラが続いたある日、ふとしたことに気づいた。
自分以外の周囲の人に、この人の行動は、本当はどのように映っているのだろうか。
続きはこちらから