聖地下地島!退役目前JAL777さよならチャーターの撮影に行って来た! | 『空に焦がれて』

 

知る人ぞ知る、飛行機の聖地下地島。

 

ひと昔?ふた昔?前くらいはそうだったのかもしれないですが、有名ですよね下地島。

 

まもなく退役して主役の座をA350に譲る、、いや既に譲っているボーイング777型機ですが、退役に向けてアメリカへのフェリーフライトを活用したさよならツアーに加えて、下地島へのさよならチャーターツアーが実施されました。

 

飛行機は大好きながら、どうも乗りヒコ的食指は持ち合わせていないのか、乗るよりやっぱりその勇姿を収めたい!乗っちゃったら撮影出来ないし!と言うことで、前乗りして777の到着を待つことに。

 

 

2023年5月1日の天気予報は曇り〜雨。撮影コンディションとしてはバッデスト・・・。

 

下地島と言えば、サンゴ礁の上を北から入ってくるRWY17アプローチが有名ですが、この日は見事に北風・・。

チャーター機が来る前のフライトは軒並み南から入ってRWY35に降りていました。RWY35降りは写真映えしないと言う以前に撮影ポイントが限られると言う物理的な問題もあり、撮影仲間と直前まで頭を抱えておりました。東の佐和田の浜からでも最悪タキシング撮れるんじゃないか?その前にこの視程で大丈夫か!?なんて。

 

悩みあぐねた結果、「我々は何のためにこの島に来たのか!?」と、根本に立ち返ることに。

そう、最終的にRWY17END(呼称のポリティカル・コレクトネスは割愛w)に賭けることにしました。

 

移動しながらエアバンドをモニターしていると、「・・・ワン・セブン・・・」むむむ?まさかね。聞き違いかな?と期待からの空耳かと疑いましたが、なんとまじでRWY17に降りてくるようです。

 

そして・・

 

 

ついにボーイング777-200、JA703Jがうっすらとその姿をサンゴ礁の上空に現したのです。

当初予定されていたローパス展示は自衛隊ヘリ捜索の影響(そりゃそうだ)でキャンセルになっており、降りの撮影は一発勝負。緊張が走ります。

 

 

厚い雲で限られる明るさ、雨に惑うオートフォーカス。

 

 

タッチダウンも撮影しようと欲張ったのもあり、かつもはや光線うんぬんでもなかったので、RWY17西側に陣取っていました。見返してみるとそこまで撮影者いなかった様ですね。やはり東側に多かったのでしょうか。

 

 

海絡めショットが終わると慌ただしくタッチダウン狙い。私は正直、そこまで事前にイメージが出来ておらず出遅れたのですが、いい具合に目の前のお二方の間に777が収まり、現場の熱狂を伝える写真になりました。

 

 

サプライズはここから。

 

なんとゴーアラウンドしてったんです!!!!

 

ローパス見学もあるかも、で申し込んでいたお客さんとしてはキャンセルになっていたたまれないだろうなと思っていましたが、その代わりでしょうかゴーアラウンドを実施した様です(エアバンドはアプローチを聞いて満足したのと余裕もなくタワーを聞いてなかった。。)。

 

この時RWY17は背風20kt近くありましたから、ランディングは厳しいだろうなと思いつつ、下地島と言えばRWY17と言うことでゴーアラ前提で降りてきたのかもしれません。接地しないのであれば背風も関係ないですからね。とんでもない演出です。

 

雨でも頑張った我々へのナイスボーナスとも言えるヴェイパーを引いて駆け上がっていきます。

 

 

その後に無事RWY35にランディング。下地島タワーと共に真横ショット頂きでありんす。

ぼやーっと光るランディングライトも雨天の恵みと捉えることにしましょうw

 

 

島の空港はこじんまり、のんびりでいいですね。エプロンから見放題プランです。

たまたま?あった消防車が下地島感を演出してくれました。

 

機体の前にコーンがありますが、チャーターツアー参加者による機体見学が行われたようです。

 

 

宮古島空港に着いた際に、荷物返却ターンテーブルに脚立が幾つも出てきてカタギの方を驚かせていましたが、背面モニターで撮影できる程度のフェンス高なので助かります。

 

 

完全にたまたまなんですが、コンクリブロックが積み上げられてて撮影にぴったりでした。

 

 

こんなに近くに777が居たら、そりゃ記念撮影しちゃいますよね。レンズでお顔をすげーボカすことが出来ればいい作品になったかな。。

 

 

コンクリブロック広場?に放置されていた作業台。さすがにロープかかって使われないようにされてますが、この色味、、、わかります?

 

 

下地島に歴史あり、ですね。立派な産業遺産に出くわしました。

 

続きます!