BCJ定期演奏会 | 大ギク栽培日誌 Kaffee-Kantate コーヒー・カンタータ

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趣味の大菊栽培。
大ギク栽培7年目はベランダ園芸と
なってしまいました。
果たしてできるのかどうか?

今日はバッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会でした。

新宿は初台オペラシティコンサートホールにて。さて、その場所へ行くのにはわたしは電車を使います。JRで新宿駅まで45分ほど。

地元の駅まで行くのには…自転車がいいのですが、盗まれたばかり。まだ戻っていません。戻る保証もないです。

なにより、自転車ですと、駐輪場代がかかります。たった150円ですが…節約のために駅まで歩きます。1時間以上。

 

新宿からオペラシティまでも歩きます。こちらは20分ほどでしたか。節約節約。

 

帰りは真っ暗でしたが、家までの1時間を歩いていると、雨の中、自転車が無灯火ですれ違います。

そのあぶないこと。思わず叫びそうになりました:

「(怒)あかりをつけましょ!ぼんぼりに」

そういえば本日は楽しいひな祭りでした。

 

さて、本題に戻りますと、BCJのコンサート、演目は通奏低音を受け持つ鈴木優人氏によるパイプオルガンの演奏でオルガンコラールのBWV690,691,647,642.

全て同じコラール旋律に基づくもの。曲目欄には《ただ愛する神の力に委ねる者は》BWV690,691,647,642

と書いてありました。隣に座っていたオバサン二人は友人同士らしく話をしていましたが、その曲目欄を見て「どういう意味ですかね?」と言っていました。同じ曲名でBWV番号が4種類あるのを不思議に思ったのでしょうか。そのコラール旋律はその日演奏されたカンタータのBWV21、そのうち第二部の真ん中の合唱曲にあらわれてくる旋律です。

優人氏のオルガンコラールにはその日のカンタータに出てくるものが多いのだと思います。

 

カンタータは150番、12番、休憩を挟んで21番でした。

すべて器楽曲から始まるカンタータ。

 

21番は大好きな曲で大作です。初期というほどではないのかもしれませんが、ちょっと曲想が動きすぎる気もしますが、感動します。

第1部・2部からなり、第2部は魂とイエスの対話ということで、ソプラノ・バスによるレチタティーヴォと二重唱から始まります。

そしてそのあとの合唱。ソプラノ・アルト・バス(独唱)による対位的な曲の中に、テノールによる冒頭のBWV690などに使われたコラールが現れます。そのあとテノール(合唱)が歌い始め、アルト・テノール・バス(合唱)による対位的な部分となりますが、今度はソプラノがコラールを受け持ちます。

 

実はこの曲がもっとも好きで、本日も聴いていて涙しそうになりました。

わたしはPCにてMIDIファイルを作ることがありますが、この曲は初めて作ったものでもありました。

https://www.youtube.com/watch?v=X0M-CKqZutM&feature=youtu.be

 

さて、コンサート前半からティンパニが置いてありました。

はて、今日の曲で使用されたっけかな?なんて不思議に思っておりましたが、プログラム後半にトランペット奏者も3人登場して考えていたら、このカンタータ第21番の最終曲でその4人が活躍するのでした。たった1曲のために必要だったのでした。