エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#一体感の喪失 #未来予想図の大転換

2024-03-16 09:41:48 | エリクソンの発達臨床心理

「発達トラウマ障害 Enpedia」
は、内閣府情報調査室が情報操作をしているだろうGoogle検索ではなさらず、
MSN検索、あるいは、 Bing検索にて、ご参照ください。
としましたが、1日で、MSN検索、Bing検索にも、内閣府情報調査室が施したであろう、情報操作が入りました。
それだけ、「発達トラウマ障害 Enpedia」の真実が大事。 
 Toys and Reasons『おもちゃ と 賢慮』
 p.77の第2パラグラフから。

 
 ここに,フリと実感という人間の特別な謎が生じる中心点があります。その謎が生み出す視点のおかげで,人間はめげずに生きる備え(フロイトさんの意味で,「無意識の働き」)ができます。たほう,動物の本能は,限られた周りのものに「本能的に」適応します。その限られた周りのものは,壊滅的に変化しない限りは,生まれながらのパターンや重要なことにピッタリ合わせることで,その人たちを是認するのです。人間では,次に何を創造するかをイメージできることは,無意識の頼りなさと様々な文化的因習を乗り換えていくことになっています。結界では,心から自由になるセラピーが,常々,無意識の働きに割り振るのは,望み通りにピッタリ合わせてもらう大事にしてもらう関わりにケチになる危険なやりすぎです。自由に立ち回る無意識に多量のエネルギーがある,進化する上での訳は,人間には生まれながらに,どちらにも使える内的促しが撃ち込まれているからです。このどちらにも使える内的促しがあればこそ,長い子どもの間に,互いに大切にし合うこと,出来たという実感,一体感を,確実に結びつけることになります。発達している子どもの遊びは,様々なやくわりと見通しによって根付き,方向づけられる生き方の中で,様々に未来予想図を描きながら心から自由に選択する実験を育てるための場なのです。このような様々な未来予想図は,経済や歴史の大転換の中で,大きな修正を体験しなくてはなりませんから,人間は,一体感を失う混乱(そのために,青年期がある訳です)に甘んじなくてはなりません…。
 
 
 
 ここはとても大事なところです。一体感は,同じ未来予想図を共に見る,ということが必須条件ですので,その未来予想図が混乱すると,なかなか一体感を体験できなくなりますね。
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