遠行雑記-353
雨であっても晴れであってもそれぞれ異なる趣を持って良い眺めであることを《雨奇晴好(うきせいこう)》などといい、当ブログでもたびたびこれを引用して参りました。確かに観光地の天候は訪れるたびに違っていて、雨だから晴れだからといって一喜一憂していては折角の旅行も台無しになるでしょ? 雨には雨具、晴れには冷水や冷たいタオルなどをしっかり準備して楽しく旅行に出かけましょうヨ。
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早朝の搭乗待合はさすがに人影まばらですが…
次第に旅客が集まってきました。皆さんいったい何処に行くんですかね~。
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などと自分のことを棚に上げてやって来たのは筑後の主要都市『柳川市』です。
実は本日の九州地方の天候は生憎の大雨。冒頭にいきなり雨奇晴好の話を出したのはこの状況を弁解するための布石でありました。柳川はお堀の川下りが有名な水の都で、前回訪問した際は舟に乗って掘割を廻ったのですが、今日の天気では川下りは難しそうです…。
柳川観光の拠点となる『立花氏庭園』は地元では『御花』と呼ばれ、高級な旅館、料亭や庭園、洋館、資料館などが揃っていますが、今回は素通りさせて頂きます。
御花を通り過ぎて『柳川川下り観光通り』を先に進みます。
少し行くと道端に石碑が立っています。
ここは『北原白秋』の生家だそうです。実際の家は火災にあって消失したそうですが、市民の思いもあって再現されました。
生家と並んで『記念館』があり、白秋の作品などが展示されています。
白秋の実家は海産物問屋の名家で、酒造も営んでいたようです。
近くに醤油の醸造所もあり町の歴史の古さが感じられます。
雨が強く降っていますが…川下りは運航しているようですね。
頑張ってますネ。
皆さんガッツがありますね。雨奇晴好ですもんネ。
全員、外国からの旅客でした。ご苦労様です。
掘割に沿って『白秋道路』という雰囲気の良い遊歩道があるのですが…、残念ながら雨の降り方もMAXとなってきたので雨宿りがてらにランチをいただきましょう。
近場の散歩ならここでビール!となるところですが、今日はそういうわけには参りません。
柳川といえば『うなぎのせいろ蒸し』が有名なので注文しました。
やわらかくふっくらしていて少々甘めのタレで、お値段もそこそこ良いのですが…江戸前の味とはちょっと違っていて…まぁ、お好きな方は好きなんでしょうねェ…。
爺ィが贅沢を言ってはならんゾ。(-_-メ)
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