閑話放題-151
言われるままにベッドに横たわるといきなり両足首を何かで締め付けられる…。なにも抵抗もできないままシャツをたくし上げられ胸全体に異様な器具をとり付けられる…。
「な、なにをするんじゃ?」
高鳴る鼓動。走る脈拍。
「あぁ、ワシはいったいどうなるんじゃ~!??」
……
「ハイ。Gさん終わりましたよ。このあと先生からお話がありま~す」
ということで、心電図の検査が終了しました。
医師:少し脈が飛ぶところがあるんだよナァ。お酒はちゃんと節制してますか?
G爺:ほ、ほとんど口にしてませんッ。
医師:運動は何かやってますか?
G爺:ハ、ハイッ。なるべくよく歩くようにしてマスッ。
医師:そーですか…。まぁ、歩くことは非常に良いので、無理のないようにね。
G爺:ハ~イッ。
とても九州への日帰り旅行で水割り飲みながら二万歩以上歩いたとは言えませんでしたけどネ…。でも、いいじゃありませんか。G爺はね《老いてはますます盛んになるべし》という古くからの教えに従っているのです。
「これからもネッ!!」
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ニュースによれば都内の桜は満開で大変な人出だそうですよ。ラッシュアワーのような混雑の花見など、G爺は全く興味がありません。ただただ、不愉快になるだけの話ですからね…。想像しただけでもうんざりです。
それに比べて掛かりつけ医の近所にある川の畔はとても静か。桜の《隠れ名所》でもあります。
私は受診後にこの遊歩道を歩くのが大好きです。四季折々、いろいろな花を咲かせてくれます。
桜も静かに咲いています。
毎年、決まった場所にこの『ハナニラ』が出てくると心がホンワリするのです。
オス同士が仲良~く泳いでいますが…。
まぁ、動物の世界の多様性に介入するのはやめましょう。
賑やかなのばかりが花見ではないでしょ?
この咲き具合ならあと一週間は楽しめそう…。
よく《卯月に勝る月日なし》といいますが…本当にそうかもしれませんネ。
「満開の時期にもう一度来ようっと!」
酒を持ってきてはならんゾ。(-.-)
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