(^∇^)
「わかりました。i padと併用されているから
ガラ携を希望されるんですね。」
( ̄  ̄)
「そうなんです。
SNSやネットは使わないのです。
携帯に求めるのは長時間使用に耐える
バッテリーのもちと
通話とメールだけなんですよ。」
(^∇^)
「そうですか。
でも 現在スマートフォンとi pad併用の方のパック料金もございまして
一昔前よりかなり格安になりましたよ。
スマートフォンの方は皆さん 予備のバッテリーも持たれている方がほとんどですから
そのような使い方をなされば 問題ないかと思いますが。
実際 料金プラン表がこちらになりますが・・・」
( ̄  ̄;)
仕事のできる小木はどんどんスマホへの誘導を始めていた。
実際 私の心は揺らいでいた。
『足るを知る女』として 初心貫徹してベージュのらくらくフォンを使う自分の姿と
*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)エエェェ
「 しーのさん らくらくフォンなの?ダサくない?」
(; ̄ェ ̄)もしもし
i padとスマホを使いこなして仕事する自分の姿を想像し・・・
( ^∀^)(=^.^=) (´∀`)
「なんか 仕事できるって感じよね~やっぱ」
( ̄^ ̄)>もしもし例の件だけど
圧倒的に軍配は スマホに上がりそうだった。
いやいや ちょっと待て・・・
i padにルーターにスマホにバッテリー 念のための充電器・・・
結構な荷物だぞ。
ガラホならバッテリーは必要ないのだ。
( ̄□ ̄;)!!
思い出した!!
日ごろ スマホを扱う友人をみて いつも自分が言うセリフがあったことを。
「すごいね~
よく そんな小さい画面の文字を読んだりできるね」
そうなのだ。
そのことを思い出した私は 延々と説明を続ける小木の言葉を早く遮らなくてはと
何も考えず そのままの言葉を口に出した。
「スマホの画面って小さいですよね。
i pad位の画面の大きさがないと
ダメなんです。私💛」
( ̄ー☆ にやり
小木の目の奥が笑ったのを 私は見逃さなかった。
なあんだ 最初っから
そう言ってくださればいいのに・・・って
言っている声が 聞こえた気がした。
改めてわかった。
私がスマホを嫌いな理由。
足るを知るとか
バッテリーうんぬんとか言ってても
結局のところ老眼があの小ささな画面を拒否ってたのだ。
( ̄  ̄)
「らくらくフォンで・・・」
私は自分の中の老いと少し和解した。