閉店後に、お姉さまと一緒に道草を食って帰ることがあります。

別のお店で飲み直したり、何か食べたり、カラオケに行ったり。
「アフター」と呼ばれる制度であり、お姉さま方にとっては、
お仕事のうちだったりしますが、お客の立場から言えば、
なかなか嬉しく楽しいものです。
（制度と書いてしまうと、身も蓋もないかしらん。
　同伴ほどガチガチではありませんが）

あたしは、閉店までいても、他のお客さんよりも、さっさと帰って
しまう方なので、閉店時にあたしだけ、という時にアフターが多い。

昨日は、ひさしぶりにこのような状況でした。
「ななっち、どっか行こう！」
お姉さまからの有難いお誘いです。

当てもなく歩き始めましたが、目的地が決まりません。
お姉さまは、お酒よりもお腹が空いてるようでしたが、
なんだか眠そうになってきています。

こういう時は、コンビニに限ります。
「コンビニでなんか買って帰ろう」
「あ、そうしよう、そうしよう！」

即決です。
お腹が空いてるけど早く帰りたい、という時は、あたしにもあります。
こういう時は、別の店で、時間とお金を使うよりも、
コンビニでなんか買って、さっさと帰る方が、お互いにとって良い選択ですね。

あたしは夜食を、お姉さまは夜食と朝食と「都こんぶ」を買いました。
　お！俺の好きなやつジャン
お姉さまも食べるんだ、と意外に思ってたら、別れ際に、
「はい、ななっちの好物あげる」
とあたしの袋に入れてくれました。

「おお、ありがとう！」

って、お会計したの、あたしです。



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