今日のニューヨーク市長会見で、明日からニューヨーカーは何らかのフェイスカバーをつけることを勧められました。
バンダナやスカーフを工夫したものでもいいから、とにかく目を除いた部分をできるだけカバーするようにという新しい指針です。
CDC(Centers for Disease Control and Prevention =アメリカ疾病管理予防センター)も同様の方針を検討中のようです。
これが今までのいくつかの指針を帳消しにするわけでは決してないので、
1)手をよく洗うこと、
2)ソーシャルディスタンシング(人との間を2メートルは開ける)
3)家にいること
など、これまでの指針はすべての人が続けないといけません。
マスクやフェイス・マスクに関しては、
1)他の人と共有しないこと
2)他の人が触れないところに置くこと
3)洗えるものは頻繁によく洗剤を使って手袋をして洗うこと
など当分は気を緩めずに工夫しなければいけません。
もう一つ、今日の市長会見で驚いたのは明日からこどもだけでなく、大人にもお腹が空いていたら取りに行ける食糧の配給があるということ。誰一人としてこばまない。お腹が空いていたら来てくれ、と言っていました。
学校を休校にする時にこどもたちがお腹をすかせないように市内に設定された435ヶ所の地点があります。そこで朝の7:30〜11:30まではこどもたちのその家族、その後11:30〜13:30は誰でもおとなが来てよく、朝・昼・晩の3食分、必要な人は友達や近所の人の分まで持って行けるそうです。
まだ街の食糧の流通には何の支障も出ていないし、スーパーマーケットも開いています。
アメリカの冷蔵庫はとても大きいし、お金に余裕がある人はたっぷり食糧を買い込んであるので、これは経済的に余裕がない人のための配慮でしょう。
ニューヨークに住んで32年にもなるのに、この街にこんな優しいところがあることに気が付いていませんでした。
きのうだけでニューヨーク市では278人の人がコロナウイルスで亡くなりました。
ニューヨークには今全米から応援の救急車が駆けつけていてブロンクス・ズーの駐車場はその何百台もの救急車の駐車場になっています。
セントラル・パークは野外病院に、USオープンのテニスセンターの一部も緊急病院にとして、設営が急速に進んでいます。
ジャビットセンターもFEMAの力を借りて1週間で緊急病院に変わりました。
大学の寮やホテルも改造して、病院として収容できる数を数千の単位で増加しようとしています。
何人のニューヨーカーが犠牲になるかは「医療崩壊が起きるまでにどれくらい医療体制を整えられるか」にかかっています。
医療従事者が足りません。これも全米から8万2千人が名乗りをあげて駆けつけてくれています。
医療物資が足りません。マスクもガウンも人工呼吸器も。
これは世界中で足りないのですが、今日はロシアからマスクやガウンの寄付が軍機で送られてきました。
世界は優しいな、人は強いな、と今日も思っています。
コロナウイルスは人類が争うのをやめて、一つになることを教えてくれるのではないかと思います。
疫病とか、飢餓とか、気候変動とか、本当の問題と闘うことを学ぶ機会をくれるのではないかとも思うのです。
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