大相撲

暴行事件思いつくこと

2024年4月21日

宮城野部屋の力士が協会首脳の指令により元旭富士
の伊勢ヶ濱部屋に移籍した。元白鵬の宮城野は伊勢
ヶ濱の指導の下に入る。発端は北青鵬の悪質な暴力
事件だった。元旭天鵬の友綱部屋では同じモンゴル
出身で最高位関脇では元白鵬の指導は難しいと思っ
たのか。伊勢ヶ濱部屋に落ち着いた。しかし、伊勢
ヶ濱部屋自体が日馬富士・幕下力士の暴力事件をお
こした部屋ではないか。

<伊勢ヶ濱>

それに協会首脳が一門という枠内で収拾するという
のはいかがなものか。一門は運命共同体ではない。
基本的に理事、副理事を選出する仕組みである。元
北勝海の八角部屋はこれまで問題をおこしていない
数少ない部屋である。八角部屋でもよかったのでは
ないだろうか。

暴行事件が大きく取り上げられたのは日馬富士の貴
ノ岩への暴行である。白鵬・鶴竜も同席していた。
貴乃花親方が協会の調査や伊勢ヶ濱・日馬富士の謝
罪を無視するなどかたくなな態度でらちがあかなか
った。貴ノ岩が姿を見せないからますます迷走して
いった。

<日刊スポーツの記事>

過去の事件も明るみに出た。春日野(元栃乃和歌)
部屋で裁判沙汰になった暴行事件があった。明るみ
に出た時は両力士とも部屋にいなかった。

ひと昔前はお玉で殴った、竹刀で殴ったなどは耳に
していた。親方の弟子への暴力もあった。下のころ
栃錦が洗濯していたら、後ろから荷物で殴られた。
邪魔だからそこをどけという意味だから無茶苦茶な
時期であった。

公になったのは2007年の新弟子暴行死事件である。
続いて2015年熊ヶ谷(元金親)が運転手兼スケジュ
ール管理者を金属バットで殴り、2週間のケガをお
わせた事件である。逮捕された熊ヶ谷親方は日常的
に暴行を行っていたとして追及された。東京地裁に
起訴され、協会は10月に解雇している。

<元金親の熊ヶ谷>

協会は暴力決別宣言をしているが、もう一歩進んで
はいかがだろうか。それは入門時に暴行、いじめを
行わないという誓約書を書かせ、違反した者は引退
となる旨を徹底してはいかがだろうか。力士は相撲
を取ってこそ力士なのである。力士が相撲をやめて
力・技を生かせる道はない。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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