執着心と手放し | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



2024/4/21


まずは、一杯




モヤモヤしていた。朝からずっと考えていたのは、購入したものを返品しようかどうか…という事。立て続けにネットで見ていたら、欲しくなって購入してしまった、トレンチコート。全く、「素敵!」と思うと、素敵なことだけが妄想で突っ走って、必要性だとか、後先を考えないのは、学びが足りない証拠でもある。考えてみれば、ここはイタリア。日本と同じように四季はあるものの、日中、突然暑くなり、日が沈むとぐっと冷え込む。暑いか、寒いか…という気温。一か八かみたいな気温の変化に、Tシャツにダウンという感じが、今の時期は一番しっくりくるのである。強いて必要なのは、カーディガンくらいか。私の行動範囲を考えると、トレンチコートの活躍する場がほとんどないのが、現実。商品は、決して、悪いものではなかった。むしろ、とても素敵なものだった。だから、いつか、何かのために、とっておきたい…そんな気もして、しばらく、悩んだ。ああでもない、こうでもない。でも、でもなあ、「素敵」というだけで、タンスの肥やしにするのもどうだろう。着るか、着ないか…と言ったら、多分、あまり着ない…と思う。そうして、ずっと考えた挙げ句、返品する事に決めた。返品するのは、簡単。購入したサイトで返品手続きして、あとは、郵便局に持っていくだけ。思いきって、返品ボタンをポチッと押した。そしたらちょっと、清々しい気分になった。それで思う。ああ、「手放し」って、大事ねぇ。あれもこれも、手に入れておきたい気持ちを、あえて手放してみると、こうもスッキリするのか…と、自分の訳のわからぬ執着心に気づくのであった。





今日もありがとう!
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最後までお付き合い、どうもありがとうございます。




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