2014年2月12日水曜日

不幸の理由、貧困の理由

彼は何故泣いているのか

自分にはまだまだインプットが足りないと思って、仕事の合間にできた時間を主にインプットに使っていました。

前回ブログを更新してから、
都知事選があり、非常に低い投票率に「まあこんなものか」
と思ってみたり、
職場の同僚と
子育て、年金、政治のことについてふと話あったり
そんな中で色々な思考が頭を駆け巡り、ちょっとまとめてみるか、と思い立ったもので、この記事を書いてます。



そういえば、3年近く前のドラマ「ドン★キホーテ」というのを借りてきて見たのも一つのきっかけです。

このドラマは児童相談所を舞台にしたフィクションで、児童福祉司とヤクザの組長の魂が入れ替わってしまうところから物語が始まります。

子供を救いたいと思いつつ、しがらみ、ルール、様々なリスク、そんなものに縛られなかなか思い切った解決方法に出られない児童相談所の職員たちに、型破りなヤクザの組長(姿は児童福祉司)が加わることで、子供たちの問題が解決されていく。


この番組では、
児童虐待
ネグレクト
引きこもり
親権停止
未成年後見人
などのキーワードが出てきます。ドラマを観ていると、その言葉の輪郭は自然と分かるようになっています。


当時は私もそれ程それらの問題に詳しいわけでもなかったのですが、今改めて見ると新たな発見がありました。
単純にエンターテイメントとしても完成された作品なのでオススメです。



改めて見て思ったのですが、数年前から問題になっていたこれらの問題は、改善するどころかどんどん悪化しているように見えるということ。

自分にできることは悲しくなるほど限られていて。

ただ、「自分に何ができるのか」という事を再考するきっかけになりました。




まず私は、原因は何なのかという事を考え始めました。
特に、児童虐待という問題について。

虐待をしてしまう親達は、元々そういった特性を持った人たちなのか?

これを考えた時に、私は「きっと違う」と思ったのです。
個人差はありますので、みんながみんな子供が可愛いというわけではないだろうし、それは別に恥ずべきことでもないし、と思っています。親子の関わりは千差万別、周りと違うことは何も気にする必要のあることではない。
ですが、だからと言って、そういう親がイコール虐待をする、翻って虐待をしてしまう親はそういう親である、ということにはならないだろうと。

では何故、それは起こってしまうのか?


私はそれは本人だけの問題ではなく、「外部からのプレッシャー」が密接に関係している
と考えました。

外部からのプレッシャーというのは
夫婦関係
近所との関係
義母、義父との関係
仕事のストレス
体調、病気
金銭問題
多岐に渡りますが、
プレッシャーというのは水と同じで
高いところから低いところへ流れるように伝搬していきます。

強いところから弱いところへ。

その最終地点が、子供たち。



以前調べたところでは、虐待の原因の多くは貧困だそうです。
金銭的余裕が無い家庭では、その影響が様々な形で子供たちに現れる。
それは時に虐待という形を取る…


近年の虐待件数増加と経済の低迷はリンクしているように見えませんか?


お金がなくても…
というのはやはり悲しいかな綺麗事に過ぎなくて
やはり経済が低迷すれば治安も悪化するし、子供たちにも色々な影響が出るもの。



結局誰かを救うにはお金が必要という当たり前だけども世知辛い結論に辿り着いたわけですが、
その後私の思考は

まずは自分のごく近くの人たちを救うのが大事ということ、

そこからその「輪」の半径を広げていく以外には解決策はなさそうだということ、

という気づきと



政治は国民を救うのか?

年金は子供たちを殺す制度ではないか?

若者の政治離れは老人によって「仕組まれて」いるのではないか?

といった疑念に進んでいきました。

これら疑念については、後日私の考えをまとめてみようと思っています。




とにかくまずは自分の家族を守る為に、今まで以上にしっかりしないとな、と思った次第です。

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