一方、つるかめ算の考え方から、2時間で5キロメートルの差がつくので、1時間あたりでは、2.5キロメートルとなりますね。(単位km/h)
まず、この(問題ある文章=問題文)文章にて
「2時間で5キロメートルの差がつく」とは、一体何を意味しているのでしょうか?
このスーパートリックを見破るには、解説文にもあるように、絶対的に状況把握力を駆使する必要があります。
詳細はさておき、「約束時間に間に合う時速」という仮想時間軸を無理やり想定して、これとの比較で常に話を進める必要があるのです。
おっとっとっと、ルン子は「エリート」とか何とか「詐欺師」とかではありませんので、こんな表現を余裕でしちゃいました。(てへッ)
さあ、では諸君ね、いいかい?
ここで、この仮想時速をA km/hとします。
するとある地点から、時速20キロで進んだ時に所要時間(=約束時間に到着する時間)に対して2時間の差が生じる時の距離の差は(A-20)キロメートルですね。これを1時間当たりに換算すると、(A-20)/2となります。(単位 km/h)
また、時速25キロで進んだ時に所要時間(=約束時間に到着する時間)に対して2時間の差が生じる時の距離の差は(25-A)キロメートルですね。これを1時間当たりに換算すると、(25-A)/2となります。(単位 km/h)
さてさて、さらに想像力を駆使していきましょう。
この二人が反対方向から真ん中に向かって近づいてくることを想定した場合(運命的な出会いがキット・・・)、
進んだ距離の和は、1時間当たり、
(A-20)/2 + (25-A)/2 = (25-20)/2 = 2.5キロメートルとなります。
この、(25-20)/2の式部分は、
正しくね、「2時間で5キロメートルの差がつく」と言えるんだよ。
続く・・・