ミュンヘン空港に到着し、入国手続きを済ませると、ドイツ国営鉄道が乗り放題になる「ジャーマンレイルパス」を求め空港内を探す。案内所を見つけパスの購入場所を聞くと、不愛想なおばちゃん駅員がテーブルを指差し「ここだよ」という感じのジェスチャーをしたため、3日間連続タイプ1等車のパスを約4万円で、夫婦それぞれ購入する。
手続きを全て終えてもまだ朝9時。ホテルチェックインの15時には時間が有り余っているので、周囲の店や、気になったものを見学や撮影しつつのんびり移動、パスを用い「Sバーン」の電車でミュンヘンに到着したのは昼11時。駅から徒歩5分の「ザ 4 ユー ホステル&ホテル ミュンヘン」に昼前に到着してしまい、翻訳アプリで「早く着きすぎてしまいましたが、入れますか?」とフロントに尋ねると「いいよ」とのことで、ありがたく部屋に入って一休みさせてもらう。
昼食を食べに外出しようとすると、1人1本サービスのドリンク用冷蔵庫が目に入り、「風呂の後で、何飲もうかな~」と夜の憩いの時間を想定し心ウキウキ。これで2人1泊朝食付約13000円は安い。昼食は日本人の評判が良さそうな店を適当に調べたら、なんとホテルから徒歩1分、メニューも比較的リーズナブルだったため
Wirtshaus Rechthaler Hof /レヒトハラー・ホフ
に入店。妻と「なかなか良い雰囲気」など話しつつ、まずは最もドイツらしい料理として、ソーセージ、ザワークラウト、マッシュポテトの盛り合わせ、妻用のビール、自分の炭酸水を注文。盛り合わせは、前回ドイツ旅行で食べられず、2回目の今回はどうしても食べたかったもの。日本でドイツ料理を食べると、高確率でソーセージ、ザワークラウト、マッシュポテトの盛り合わせが出てくるが、自分はその組み合わせが結構好きだ。美味しいだけでなく、肉、野菜、炭水化物のバランスが良いため「本場のドイツではどんなのがあるのか?」と長年気になっていた。いやもしかすると、ビーフストロガノフやボルシチのように、本場ドイツとは似ても似つかぬものを、日本で騙されて食べてきたのかもしれない。その疑問を晴らすために、ミュンヘンまで来たんだよ俺は。
3品で5000円程度だったが、一皿のボリュームが凄く、2人ならこれで十分なくらい。ソーセージは日本と違い水っぽさやブニブニ感がなく、みっちりと「肉」が詰まったコクがあり、3種類それぞれハッキリ違う味わいで、赤いスパイシーなソーセージは特に絶品。マッシュポテトはザワークラウトが練り込まれややペースト状だが、イモの甘みとザワークラウトの酸味が合って食べ飽きない。細身の玉ねぎは揚げ具合が絶妙で、カリっとした食感に塩味がベストマッチ。パンは普通だが、ボリュームとクオリティ共に大満足。
会計を済ませ、店員に「デリシャス!」「ダンケシェーン!」など小学生英語とドイツ語でお礼を述べ、次の店へ向かった。
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