「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」★★★~今どきのSNSノリを風刺したホラー | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2024』の掲載にあたって

 
今どきのSNSノリを風刺したホラー
★★★
(C)2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia
 
(2022年/オーストラリア/95分/Talk  to Me)
 
【 脚本・監督 】
ダニー・フィリッポウ
マイケル・フィリッポウ
 
【 出演 】
ソフィー・ワイルド

アレクサンドラ・ジェンセン

ジョー・バード

オーティス・ダンジ

ミランダ・オットー

 

 

【あらすじ】

 

 2年前に母を失い立ち直れずにいる女子高校生ミア。

 ある時、ミアはSNSで話題になっている“90秒憑依チャレンジ”に誘われ、気晴らしに参加してみることに。それは、手の形をした呪物を握り「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊が憑依するというもの。そして、その手は必ず90秒以内に離さなければならないというルールがあった。

 ミアは、そのスリルのめり込んでしまい、友人たちとともに憑依チャレンジに明け暮れるが、友人の弟にチャレンジさせたところ瀕死の状態に陥ってしまう。

 ショックに打ちひしがれるミアの前に亡き母が現れる―

 

 

【コメント】

 

 かつてなかったほどクソ忙しかった今年の年度末をなんとか乗り越え、来月の残業代が楽しみだぜとほくそ笑みつつも、とにかく今日は家でゆっくりと映画でも観て疲れを癒そうと、動画配信サービス「U-NEXT」で鑑賞したのが本作。

 本作は年度末に劇場で公開された、最近飛ぶ鳥を落とす勢いのA24製作によるホラー作品で、劇場公開時ちょっと面白そうだなと気になっていた作品です。

 結果的に劇場はスルーしたものの、さっそく動画配信が開始されたとあって、これは観なくてはならんと鑑賞してみた次第です。

 

(C)2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

 

 うむ、なかなか面白い発想で面白かったッス。90秒憑依チャレンジとかムチャクチャもいい設定のお話ではあるんですが、一時期SNSで猫も杓子もやっていたなんちゃらチャレンジというバカバカしいSNSノリを風刺した感じもあって面白かったですね。

 そんな僕が感じた本作の感想は以下の3つです。

 

1.今どきのSNSノリを風刺したホラー

2.バッドエンディング注意

3.いろいろ謎が残るが想像でカバーすべし

 

 どこぞで手に入れた手の形をした呪物の手を握り、「トーク・トゥ・ミー」と呪文を唱えることで目の前に自分しか見えない幽霊が出現、もう一回唱えることでその霊が自分に憑依する。若者たちは霊に体を乗っ取られるギリギリの90秒まで耐え、そのスリルに興奮しながらスマホで動画を撮って盛り上がりまくる。SNSというツールが世界的に流行している今だからこそ作れたホラー設定ですね。

 そこで主人公は亡き母と交信してしまい徐々に精神を病んでいき、しまいには・・・といった内容で、ここら辺は割と王道の展開ではあるんですが、この90秒憑依チャレンジという突飛もない設定が効いてるのでなかなかに楽しめます。

 

 ただ、これ映画が終わるラストギリギリまでどういうオチがつくのか分からないんです。一体どう回収するのよ映画終わるぞそろそろ、って観てたら、そういうオチか!という唐突なラストが待っていて、これは評価分かれるんじゃないかなーと。決してハッピーな終わり方ではない、僕の中ではバッドエンディングだと思っているので、バッドエンディング嫌いな人はいただけないかもですね。僕はあのオチは好きですが。

 

(C)2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

 

 とはいえ、いろいろと謎が残ってるんですよねーこれ。あれは結局何だったのかとスッキリしない箇所が多くて、予算足りなかったのかとか、アイデア思い浮かばなかったのかとか勘ぐってしまうんですが、そこはもう想像力でカバーするしかないでしょう。

 僕の中では、この憑依チャレンジは結局のところコックリさんとかと同じで、低級霊しか呼ばない遊び。登場する幽霊は全て低級の悪霊で、おそらくは主人公の母親の霊も低級霊が化けたもので、生きる人間たちを弄んでいるやつらだったんだなと思います。

 SNSのノリで危険な遊びをすると大変なことになるよーということなんでしょう。

 

 

【2024年度 Myランキング】(3/30時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 仕事の山越えたー!!!

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:PERFECT DAYS ★★★★★

  2位:DUNE デューン 砂の惑星 PART2 ★★★★☆

  3位:デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 ★★★★

  4位:ゴールデンカムイ ★★★☆

  5位:カラオケ行こ! ★★★☆

  6位:ネクスト・ゴール・ウィンズ ★★★☆

  7位:ポップスが最高に輝いた夜(未) ★★★☆

  8位:サンクスギビング ★★★☆

  9位:

 10位:

 次点:

     

     

     

 

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:映画 マイホームヒーロー ★★☆

  2位:ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ ★★☆

  3位:

 

<その他ランク外一覧>

エクスペンダブルズ ニューブラッドコンクリート・ユートピアアクアマン 失われた王国ある閉ざされた雪の山荘でLift リフト(未)バッドランド・ハンターズ(未)哀れなるものたち身代わり忠臣蔵雪山の絆(未)ボーはおそれているマダム・ウェブARGYLLE アーガイル落下の解剖学変な家TALK TO ME トーク・トゥ・ミー

 


 
 
『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

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