不倫問題カウンセラー花田好久です。

 

 

先日、ドラッグストア大手「ウエルシア」の松本忠久社長が、突如辞任したとの報道がありました。

その理由というのが、「私生活において不適切な行為があった」というものです。

不適切な行為とは、松本社長の不倫問題です。


不倫相手は、取引先企業に勤める３０代後半の中国人女性とのこと。

女性との関係は、７年前、松本社長がシンガポールで合弁会社の社長を務めていた頃に始まったそうです。


不倫は確かに私生活上の問題です。

しかし、今回は相手が取引先の社員ということで、取引に便宜を図っていたのでは？という疑念を招き（本人は否定していますが）、それが辞任につながったようですね。

また、会社で借りている部屋（社宅）に女性を連れ込んでいたのも、公私混同との批判を受けたと思われます。





私のカウンセリングでも、不倫をした夫が会社経営者・役員、大学教授、医師、弁護士など、社会的地位の高い職業に就いているケースはよくあります。

不倫は私生活の問題とはいえ、今回の松本社長のように、仕事上での信用を失う場合もあるわけです。

それを理解できないはずはないので、バレるとマズいとは思いつつも、リスクから目を背けて不倫を続けてしまうのでしょう。

社宅の件も、目を背けている内に、悪い意味で抵抗感が無くなっていったそうです。



海外勤務中に不倫が始まるというのも、あるあるですよね。

やはり、妻の目の届かない場所にいると、「バレるはずはない」という思いから、道を踏み外しやすくなるのでしょう。



松本社長の不倫相手は外国人女性ということですが、彼女たちは日本人女性とはまた違ったフランクな感情表現や接し方をしてくるので、そこに新鮮さを感じたのかも知れませんね。

デートの現場を週刊誌に尾行されていましたが、松本社長はずいぶんと無邪気に楽しんでいたようです。


仕事では社長として重い責任を背負っていますし、周囲からも社長として相応しい振る舞いを期待されます。

不倫は「自己の解放」も大きな動機の一つになりますので、自分を解放して無邪気に楽しめる相手を、不倫相手に選ぶことはよくあることです。


週刊誌では相手女性にインタビューもしていましたが、とことん無反省な様子でしたね。

「奥さんに悪いわ」と思い悩むような女性だと、夫も不倫を楽しめないので、あえて何も考えていない女性を選ぶのかも知れませんね。



今回は芸能人の不倫ではないので、そこまで大きく話題にはなっていませんが、不倫問題の報道は途切れることなく続いていますよね。

不倫を現在も続けている夫には、こうした芸能人・有名人の不倫報道を目にしたとき、自分と重ねて危機感を持って欲しいものです。

そこで我に返り、自ら不倫を止めたら、不倫後のやり直しでもいくらかは好材料になりますからね。



既に不倫後のやり直しをしている場合は、こうした報道を、自らの不倫問題を振り返る機会にして頂きたいです。


今回の松本社長の報道を見て、「社長の椅子を棒に振るような真似をしてバカだなぁ」と感じた方もいるでしょう。

そのバカなことを自分もしていたのか、と思うと、改めて悔悟の念を抱くこともあるでしょう。


また、「オレも自分を解放したくて不倫していたのかな？」など、自分の不倫との共通点を見出した方もいるかも知れません。


こうした気づきが、二度と不倫を繰り返さないためにも、真の反省にたどり着くためにも重要なのです。




「他山の石」という言葉があります。

これは、他人に間違った発言や行動も、自分自身の教養・品格を高める助けになる、という意味です。


他人の不倫報道は、「他山の石」として、不倫後のやり直しに役立てて頂ければと思います。