くるまの整備・鈑金屋さん 

くるまの整備・鈑金屋さん 

茨城県筑西市にて 自動車整備、修理、鈑金業を営んでおります。日々のあれこれを徒然なるままに…

  最近は暑くなりまして、そろそろ増えてくるのがエアコン修理
 
今回修理していくのはla100Sのムーヴ
エアコンコンプレッサー 焼き付きロックによる
故障
よく見ると、コンプレッサープーリー間にオイル漏れの跡があり、コンプレッサーオイル不足で焼き付いてプーリーがロックし、ベルトがぶっ飛び 
  お客様と相談し、低予算修理となり、コンプレッサーは中古交換
コンプレッサー焼き付きにより、高圧にコンプレッサー内部の部品が廻ってしまったと仮定して  フィルター以前の部分  こちらも中古コンデンサに交換していきます。

中の状態を確認すべくコンデンサのフィルターを豚切り
コンプレッサーの破片があるかも?

幸い中はキレイ。ダイハツはフィルターが違う部分に入っていますね。
この円筒はダミー?。

よく詰まるこのスクウェアの中にフィルターが入ってますよ

各ホースにコンプレッサーの部品が廻ってないか、汚れが出ていないかブレーキクリーナー等で洗浄し確認
低圧側がやや小汚い。

レシーバーのフィルターをキャブクリーナーで強力洗浄(何でもキャブクリーナーをぶちこんで解決しようとする荒療治工法)
確りとブレーキクリーナー等で濯いであげます。
個人的にただのフィルターが入ったパイプだと思っているので交換無し
   あと専用のエアコンガスライン洗浄剤なんかを使ってみるのも良いかもしれません。※むしろそうしましょう
たしか工具のJTCで販売していたような🤔今度試してみよう

フィルターが見えないタイプ
ここに泡タイプのキャブクリーナーを注入
あまり詰まってないですね

高圧ラインは汚れていない。アルミ粉的なキラキラ破損部品は廻っていない    無駄なものは交換しませんW  低予算修理ですから
あとは洗浄で大丈夫そうです。



一応   エキパンも外してみましょう
こちらは裏側   汚れている  エバポ側にややガス&オイル漏れの跡かも
外したガスラインの継ぎ手Oリングは全交換
全10箇所

表はキレイ      エンジン側
なるべく継ぎ目は確認した方が良いですね。(確認しといて良かったw)

このエキパンは非分解型     構造は単純なんで分解して洗浄できるものはやっちゃいましょう

元々詰まりは無いためクリーナーで軽く洗浄
ダイハツのエキパンはよく漏れるので、Oリングは交換しましょう。裏表2ヶ所

 
真空引き前に、予想されるコンプレッサーオイルの損失分を計算して高圧側に補充しましょう    この車は50ml補充     入れないと焼き付きます。
組上がったら真空引きして漏れを確認後ガスチャージ       現在気温18度 圧力概ね良好 異音無し  とても冷えます     無事に修理完了致しました

 
エアコン修理ともなると高額になります。整備保証の観点から  トラブル回避でエアコン部品フル交換すれば安全ですが修理費用が更に上がってしまいます。
   点検しながらリサイクル部品を使って、最小限の交換で直すか悩ましいところですね。
   

今回の修理は連休前に持ち込まれたエンジン不始動のda17エブリィ
点検の結果オイル劣化によるカムシャフト折れ

スラッジだらけのエンジン  内部の状態も良くないため、修理よりも中古エンジンにサクッと交換してしまうのが費用的に安く済みそう

予め中古エンジンをお取り寄せしておきました。 場所と手間をとる仕事ですから、連休中に作業を済ませておくのが良さそうです。
世間は大型連休         交換作業をじっくりやらせてもらいましたヨ


このお車   5ags(オートギアシフト)です  
エンジン交換ですからクラッチも外さなくてはならないため、このように診断機を使ってオイルを排出していきます  ags本体を分離するのに必要な行動    
 電源を遮断したらシフトノブロックを外してニュートラルにしておきます。
ags本体がとれて、ミッションごとエンジンを下ろして行きます。
配線やパイプ リンク等が残っていないか注意しながら下ろして行きます。
エンジンを降ろすことによって、リフトの重心が変わり、車体が落下しないように注意を払います。下敷きになったらタヒ亡       
エアコンコンプはボディ側にタイラップで寄せておきました。

ミッション分離OK  5agsユニットさえはずしてしまえば普通のミッション脱着と変わらない作業
 古いエンジンはゴロンですね。
新エンジンにミッションを取り付け後、車体にドッキング成功

何故かリアのヒーターホースが合わないと思っていたら、グレードの違いが発覚!当方はジョインですからリアヒーター付き。新エンジンはリアヒーター無し車
追加作業に戦慄
上に写っているエンジン後部のヒーターハウジング2箇所を移植するだけで済みました💧

※作業される方はご注意下さい

脱着が終わるとエンジンを長くアイドリングさせて水漏れや異常が無いか点検していきます。
冷却水の回りが良く無いためサーモスタットを交換      水温もバッチリになりました。
乗せ変えたエンジンは当たり、静かで調子が良いようです。「……あれは良い、ものだ………」

指定ミッションオイル75W注入  5ags用ですね
だだのマニュアル車は75w80の粘度となります。
指定粘度から外れると、冷寒時、少しギアの入りが悪くなりますよ。75w-90とかは少し硬いですね。
その他プラグ、オイル類、ベルト等は交換です

最後に5ags初期設定を行います。

なんかヴィーンガチャガチャっとクラッチとAGS本体が勝手に動きまくります。
作業自体は診断機に従うだけの簡単なお仕事。
 試運転して更に正常かどうか確認  異常無し
5AGSは独特な乗り味ですね。私はマニュアル車に馴れているのでOK    この変速感覚がダメな方もいるという。   
お役御免 打ち捨てられたエンジンたち  スクラップ行き
「もののあはれ」

   最近エンジンオイル管理不足の修理が続きますね。
    エンジンオイルは定期交換をオススメ致します。特にターボ車は早めで。
煙モックモクのエブリィが入庫しました。
早速点検していきますとエンジンから煙が
そしてガラガラ音

走行距離14万キロ   エンジンブローか?
聴診器みたいなものを耳に当ててエンジンガラガラ音の出所をさぐっていきます
  これは間違いなく確実にタービン‼️  たぶん、、、[語彙崩壊]
ロードテストするとスピードは40キロくらいしか出ません
  

早速ターボを分解
上からダクト類を外していきます
 

ホース類も優しく外して行きます。
 

触媒脱着
 

エンジンマウントを外さないととれない構造
これを外すとエンジンが落ちてきてディグダグのように潰されてしまうかも⁉️
ああ怖い((( ;゚Д゚)))
 

気をつけて作業を行います
 

 
古いタービンはブローしてフィンはボロボロ
ベアリングはガタガタになっていました。写真は失念して無し。

今回は、リビルトターボがお買い得でしたわよ奥様  フラッシング剤 ガスケット パイプまで付いてきます。
取り付けボルトはほぼ切れるので準備しておきましょう。
 

取り付け後に点検   何故か画面に写っているリビルド品の新品パイプに亀裂を発見       落として裂けた感じ
ミスや間違いは誰でもあります   人間だもの⁉️
   
このまま納車したら危なかったぁ~💦

LLCを交換エア抜き
 

エンジン内部がかなり汚れていて、二度ほどオイルフラッシングを行い、ターボ用エンジンオイルに交換致しました。
交換後、フラッシング中は絶対に空ぶかし、急発進はいけませんよ。
 
交換後はスムーズな加速に戻りました。今回も直って良かったー。
 
ターボエンジンはマメなオイル交換が必要ですね。

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