バレンタインデーのブーケから思うこと★短い花の命を楽しむのは良いことなのか | オランダより☆花&テーブル Cija シージャ

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こんばんは!花とテーブル Cijaシージャ 徐廷順(そじょんすん)です。

 

毎日雨が多いオランダですが、今日は青空が広がりましたね~!

 

それだけで、もう本当にそれだけで、とっても幸せな気分になりますよね。

 

街を歩くとあちらこちらで水仙やクロッカスなどの球根花も可憐に咲いていて春ももうすぐだ!とわくわくします。

 

我が家も毎日のように様々な花が入れ替わり立ち替わり、賑やかな状態が続いていますよ~。

 

 

 

冒頭の写真、少し前ですがバレンタインデーに届いた恒例の名無しの権兵衛からのブーケラブ

 

今年はチューリップのブーケでした。

 

 

 

このブーケのもちが大変よくって・・・2日前に処分したところです。

 

2週間弱楽しませていただきましたよ~。


 

 

ピンクと黄色の混じった子が少し背が高い感じで組まれていました。

 

可愛らしい色合いですね~。不思議だなあ~

 

 

 

数日経つとさらに背が高くなってます。

 

 

 

また数日経つと更に横にも奔放に広がりだして・・・こういうチューリップの奔放さが好きですね。

 

コントロールしきれない自由な動きがとても魅力的。

 

 

 

最後の方は赤い子も開きだし、チューリップ全員の「私を見て!」状態ラブラブ

 

 

 

いやあ~どの子も可愛いですチュー

 

最後まで命をまっとうして、美しくしなだれて枯れていきました。

 

いえ、実際枯れ果てたときには醜く、花瓶の水も臭いし茎もドロドロしています。

 

でもそこまで含めてが生花を楽しむ、ということなんですよね。

 

生ごみ用のグリーンのゴミバケツに処分して、汚れた花器を綺麗に洗ってキュッキュッと拭いて、また次の花を迎え入れる準備をします。

 

 

 

時には、この短い花の命を楽しまなくてもいいんじゃないか?と自問自答します。

 

もっと息の長い、ガーデニングとか盆栽とかそういう植物の楽しみのほうが「ホンモノ」じゃないのか?という問いが出てきます。

 

この問いの答えは簡単には出てきません。

 

が、少なくとも生花を扱っている時は少しでも長く生きてもらえるように、丁寧に下準備をし、花を処理し、生けています。

 

そして毎日の変化を見るのも生花の大きな楽しみのひとつです。最後の瞬間まで大切にします。

 

腐りかけた花を処分し、汚れた花器を綺麗にし・・・

 

この問いは私が花を仕事にしている限りずっとつきあう問いなのでしょう。

 

いつか答えが見つかるときがあれば、私は何をするのかな。

 

そんなことを考えていました。それではまた~!

 

 

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