画像は当工房の看板商品の牛革スムースランドセル・チョコ色と黒です。
毎年売り上げも黒が１番、チョコが２番とよく売れます。
お母さん(親御様)と男の子様で黒にするか、チョコにするかで意見が分かれることもしばしばです。
男の子は黒、親御様はチョコを背負わせたいというケースがよくあります。
つい先日のお客様も全く同じこの状況でして・・
だいたい長くなります。。
(※もちろんこちらとしてはゆっくり検討していただいて結構ですが)
この時の親御様は絶対にチョコを購入したかったみたいです。
当工房のすぐ近くにはローソンがありまして、次のお客様もいらしてましたこともあり工房への気遣いも兼ねてか(工房狭いですので)、いったん交渉の場所をローソンに移されました。。
10分後位に戻ってこられ、あんなに黒を主張していたのにあっさりチョコで納得のお子様。
コンビニから帰ってこられたお子様は大きめの人気アニメのフィギュアを持っていました。
おそらく最近コンビニの入り口付近でよく見かける高級くじ引きで当たったようです。
お子様ランドセルにはもはや全く興味がありません。
こちらの勘繰りですが、親御様は熱心でもランドセルにはあまり関心のないお子様も結構多いです。
男の子は特にこの傾向が多く、そこも踏まえて考えると、最初から親御様と反対の物を主張しておけば、主張を曲げて親の意見を尊重する見返りに何か買ってもらえる・・
とまぁ、ここまで計画的なお子様はそんなにいないと思います。
ですが、くじで当てた景品は間違いなく特等賞と思われ、その強運といい、５・６歳時期のこのような経験から段々と覚えていくであろう交渉術も合わせて頼もしい青年へと育って行くだろうなと感心しました。
◆対照的なパターンもあります。
ご来店されるお客様の中には稀にとてもお母さん思いなお子様もいらして、来店時からの様子を伺っていますとそのお子様は明らかに黒を希望されています。
先ほどの親御様と同じくお母さんはチョコが気に入っておられ、それを察して・・
「どれにするかと聞かれたら黒がイイかなと思っただけでお母さんがチョコがいいなら僕はそれでもいいよ」と大人なお子様。
とても5・6歳の発言とは思えません。
ちなみにお父さんは隣で薄笑い気味です。
（どこへお出かけしても家でもこんな感じかとお見受けします）
たぶんどこまで成長されてもお母さん思いのお子さん、とても幸せなお母さんだと気づかれないように薄笑いました。
もちろんチョコ色を購入されました。
てな具合に、特にチョコ色を購入されたお客様の記憶が私の頭の中で年々増えていきます。
論より証拠。
事実、徐々に売上本数も年々増加傾向にあります。
以上。
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