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BLADE2を見に行って質問された事です。
那須川天心について聞かれたのは当然ですけど、文句無しの選手に"あーだこーだ"述べるのは無い。
むしろ、感服した思いです。
僕は、那須川天心選手に嫉妬までしてしまったファンですから。
そんな那須川天心選手については、後日書くつもりです。
それとは、別の質問が何人かより頂きました。
それは、、、
「城戸の試合は、どう思いますか?
そして、どう見えましたか?」
これについて、書こうとおもいます。
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僕の採点プラス評価では、城戸の負けでした。
残念ながらアーメンは、上手さはあるけど怖さは無かった。
でも、これが格闘技の面白さです。
一つ一つの武器が大した事なくても、
組み合わせ方と使用の仕方によっては、
うまく戦えるんですよね。
それは置いておいて、試合を見た感覚を書きます。
この二人は再戦のカードでした。
だから、余計に
"怖さが無い"
"アーメン・ペトロシアン、恐るるに足らず"
だと、手の内を分かってるから城戸選手は最初から飛ばせた。
自信もあったと思う。
気合もノッてる"風"だった。
でも、そういう試合経験の中で勝利を拾ってきたのがアーメン・ペトロシアンのスタイルに目に映った。
ノラリクラリとポイントを最初は取られながら、アーメンは慣れていった。
城戸選手が、アーメンの手の内がある程度分かってたようにアーメンも理解していた。
だから、最初は取られてもいいから、
スタミナを失ってからポイントを取る事を意識していたように見えた。
5Rの試合を見据えて、プランニングを持っていた彼の方に僕は好意を持てた。
アーメンは、これといった武器がない故に、こんな自分に勝てる方法というのをよく考えてる選手だった。
ちょっといやらしい攻撃とダーティに頭突きなどもしていた。
そして城戸選手は3Rから、ますます落ちた。
ミドルはますますスピードを失い、フォームは大きくなり、スウェーでかわされスカされてばかり。
当たらないから、リズムを掴めない。
多少は、有効打はあったかもしれないけど、ゲームの支配・イニシアチブはアーメンだった。
最終ラウンドに近づくと、どんどん城戸は露骨に嫌そうに戦っていた。
あれが余計に印象を悪くした。
これは確信は無いが、
アーメンの戦績は69勝9敗なんていう優秀な戦績だが、
実際はプロテクトされたものなのが本当のところだろうと思う。
ヨーロッパで70kg戦線で生き残ろうとしている選手にしては、
骨太の強さが見えなかった。
僕が昔見た、ショータイムのンギンビとか2人のグレゴリアンは、もっと優秀な選手だった記憶がある。
それに比べると、アーメンは考えた戦いを演じるが、、、
不気味な選手だと捉えるまでに至らない選手だった。
これに、負けたのが城戸選手の現状だ。
K-1MAXの頃のキレは無いのは分かっていたけど、
それならそれなりのベテランのやり方を見せてほしかった。
それより彼にはウォーリアーの部分が絶対に足りなかった。
彼は、アーメン・ペトロシアンに前回負けているのだ。
しかも何故か知らないが、日菜太との試合が実現せずにズルズルと来ている。
要するに、立場的には追い込まれているのだから、挑戦者の心持ちにならないといけなかったのです。
それなのに、あの後半の試合運びは、
「ホームだから、まぁー勝つだろう」
…みたいな感情も心の奥底に眠っていたんじゃないのか?
表面的には無いかもしれないが、奥底にそういう甘さがあるように見えた。
そんな考えじゃあ、先はない。
お会いした事もないし、素晴らしい人柄だとも聞いた事がある。
だけど、彼を思って書くとすれば、
「その気概なら、辞めた方がいい。
この階級最強の日本人が、現時点では日菜太か中島になった日だ」
これが、まず一つ目のメッセージです。
判定結果の聞いてる城戸の仕草は、
それだけ勝ちに拘っていた思いを感じるとも捉えれる。
けど、、、僕には、そうは見えなかった。
ちょっと違うなと思いました。
挑戦者の目線を感じなかった。
変に、上から目線で、受けに回った守りに入った気概が、物事の捉え方の本質が出るのです。
あれで勝ったと思うのなら、甘ちゃんだ。
ここから二つ目のメッセージです。
ヤスユキ選手は、あんな顔をしませんよね?
それに彼は、上から目線な守りに入った気概を試合の中での作品の中に見せません。
だから僕は、気に入ったのです!
城戸選手は良い選手だと思っているが、今回のファイトの中にカッコつけている深層心理があったように見えた。
それを越えないとダメです。
僕は、会場のファンの方からの質問に、こう言った。
「城戸選手は、駿太選手を見習わないといけない。
センスは城戸選手の方があると思う。
でも、それだけじゃない気概が見えて、
それをこじ開けようとする心が見えるから、
駿太選手にはまた期待をさせるものがある。
しかも、ファイトの部分でカッコつけてないのが素晴らしい!!
それに比べて、城戸選手のこれからに期待出来るかといったら、今日の感じだと僕の中では無い。
判定の聞いてる様を見て、この試合内容で駿太選手やヤスユキ選手が、あんなリアクションをするでしょうか?
ガンガン行けよ!バチバチ行けよ!
とは言わないけど、チャレンジャーじゃなかった。
競技レベルを問うより、物事の捉え方の甘さがでた敗戦に見えましたね。
もう、日菜太戦は無くなりましたね」
そんな事を言いました。
これが僕だ。
別にファンや城戸選手に嫌われたくて、こんな事を書いてるわけでは無い。
嫌われない書き方も出来る。
方法は、アーメンを褒める書き方です。
でも、それではダメなんです。
こんなもんじゃない城戸康裕を見せられるか、どうか。
この敗戦の受け止め方で、全ては決まるだろう。
それを僕は期待しているのです。
日菜太選手は、次はサワー戦だ。
彼には、上から目線の気概にならない事を祈っている。
他の格闘技選手も、含めたメッセージです。
そういう心は、下降線を辿ります。
格闘技雑誌やメディアが、どれだけあるのか分からないが、
日本人を守る書き方ばかりにするのは、僕は出来ない。
それが僕です。
最後に。
書きにくい事を書く。
僕は日菜太VSサワーの戦前予想は、サワーだと見ている。
それを越えてもらいたいし、こう書く事が彼の勝つ確率が上がる気もしているのです。
その辺の理由については、今後のブログで書こうかな?
そんな思いです。
カッコつけないで、もらいたい。
それだけです。