3月4月の大潮は一年で最も潮が引く時期で
シュウリが採れます
シュウリ=標準和名イガイ
ムラサキイガイ(ムール貝)と混同されがちですけど
イガイは日本の在来種でムラサキイガイは外来種です
ムラサキイガイは養殖施設のロープなどに付着するので、採ろうと思えばいつでも採れますけど
シュウリは潮間帯の磯場にしかいないので、大潮の干潮時にしか採れません
大きくて、磯の風味が強くて最高に美味いですが、採れる量が少ないのでほとんど流通しません
シュウリを食べると春を感じますね
ところが、今年はシュウリを食べられそうにありません
理由は
岩手県北部で麻痺性貝毒が発生中
貝毒には「下痢性」と「麻痺性」がありまして
「麻痺性」の方は命に関わる
県の方に聞きましたら
「今回は毒の値が高いのでホントに止めて下さい。命に関わります」
とのことです
宮古周辺ではホタテ、カキが出荷規制になってるみたいです
他にもプランクトンを漉しとって食べるタイプの生き物は軒並み要注意
イガイ、ムラサキイガイ、アサリ
意外なところでは
ホヤ、トゲクリガニも×
ホヤは貝の仲間ではありませんが、プランクトンを漉しとって食べるので貝と同じように危ないそうです
トゲクリガニも?
私も思いましたが、トゲクリガニは貝を食べるので貝の毒が体内に蓄積されて危険なんだそうで
よく
「煮れば大丈夫だべ」
って言われる方がいますけど、煮ても焼いても毒はなくならないみたいですよ
せっかくの連休に食べられないのは残念ですけど
命の危険を冒してまで食べることはないので
漁業関係者はその辺の知見がありますが、例年レジャーの人が貝毒にやられるケースがあるみたいです
連休で海に行き、アサリとかトゲクリガニを捕っても食べると危険!
ご注意ください