思わず拳に力が入った | ヒヤシンスの水栽培容器の開発者物語

ヒヤシンスの水栽培容器の開発者物語

なんでヒヤシンスの水栽培容器なのか?
そこから産まれる心の成長を伝えます。

皆の目が輝いているんですよ。

隣にいた人がそうささやいた。

将来は温野菜のお店を展開したいと熱く語る人だった。
温厚なかたで奥様と二人で生活をし、世の中の人に生活の中で本当においしい物を
食べてもらいたいといっていた。

聞けば奥様は栄養士、その方は食品会社に勤めている方でした。  納得です。

昼になるとその方に誘われ近くのスーオパーに行き、これはいいです、これはだめですと
いろいろ食事をチョイスしていただいた。

もともと僕は好き嫌いはありませんよ。というと      みんな一緒じゃないんです。
熱く語っていた。

起業家達の話は皆さん計画的に物事を運んでいた。



話をしているといろいろな方と話す機会があり、その中には内緒ですが私はI?Mの社員です。
という方もいた。結構年配の方で肩書きもすごい人でした。
皆、何かを探していた。


僕のいる所はないのかなーとも思いましたが社会勉強でより多くの方と交流をさせていただきました。



場所は変わり、同じような熱い思いを持った方達が集まる会議に参加させていただいたが
そこはちょっと次元が違っていた。
いきなり、「俺はブロードウェイに立つんだー」と騒ぐありさま。

即刻退散しました。

でも夢はいい!  僕は大好きだ。



僕はそういうことじゃなくヒヤシンスなんだけど?といつも叫んでいた。
でもわからない、何をどうすればいいのか。  いつも思うが別世界。

あまりにも自分への方向性が見えなくなってきた。


やりますよ!今度は絶対に。やらなかくちゃね。


そんなこころのささやきに耳を傾ける。

それは数年前、入浴中に疲れて寝てしまった。
よくある話と思うが、その日は違っていた。

「うーーーーーーーーー」
溺れていた。


どうにか助かったがここで死んだら笑われるなーとも思った。
「入浴中に溺死」
病院に運ばれ死亡確認。
死因は溺死!
さすがにそれは•••


もしかしたら僕みたいな人がいるのかも?浴槽で溺れそうになる人。

改善策を考えた。

出てきたのは万人が座れる入浴用の椅子だった。
そのときは世間では半身浴ブーム。
考えたらすぐ実行。

電気屋に行き発泡スチロールをもらい形を作ってみた。

なかなかいける。

今度はドイトへ行き材料集め。

始まりました、試作品作り。

やっと形になり使用してみると。


※結構いける。

詳細をレポートに書き、いろいろな会社へとアイデアを提供した。
数百は封書で出した。


結果

  「今回は非常に貴重なご提案を承りましたてありがとうございました。
   弊社にて会議をしたところ見送らさせていただきます」

      正式ではないですよ、  忘れましたからやなことは!


とのコメント。

返信がくれば良い物、ほとんどは何もない状態。


良い物なのになー




数ヶ月後、量販店の中で私と同じ商品が販売されていた。

似たようなことを考える人はいるねー   狭いね世の中は、皆同じ考えを持っているよ。


製造会社を見てみたら•••     


何社から返信をいただいた会社の名前だった。


思わず拳に力が入った。     作るにも少しは変えてほしかった。ほとんど同じとは!!!


世の人のためなら。
しばらくは自分で作った椅子で半身浴で楽しんだ。


今度はちゃんと権利を取ってをいたほうがいいなと思った。
特許だー。