肋間（ろっかん）神経痛
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Salon de Casareyna(サロン デ カサレイナ)の稲原です。
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先週、アバラ（肋骨）が痛んだり、胸がピリピリと痛む等の症状を訴えて来店されたお客様のお話です。
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肋間神経痛についての豆知識
肋間神経とは・・・
背中から左右に出て、胸腹部に分布する末梢神経です。
背中（胸髄）から出た12対の胸神経の前肢が肋間神経です。
上部７対は、肋骨に沿い胸骨に向かい、下部５対は前下方に向かって走行し腹部に分布します。
原因は不明のものと、明らかなものが有ります・・・
原因不明の原発性肋間神経痛と、原因の明らかな続発性肋間神経痛に分けられます。
原発性は、心因性の痛みや続発性の痛みを除いたうえで、末梢神経になんらの病変も見出さないものをいいます。
続発性は、末梢神経および脊髄の知覚神経の刺激や障害によって起こります。
特徴・・・
脊椎から肋骨に沿って、激しい痛みが突然起こります。
肋骨に沿った部位や腹直筋上に、指で押すと痛みが起こる圧痛点が存在する事が少なくありません。
深呼吸、咳、大きい声などで痛みが誘発されるほか、痛みのない方に体を曲げて、神経を伸ばすようにしても痛みがおこります。
痛みの持続時間は数秒から長くても数分と短いのが普通でくり返しておこります。
また、発病は中年以降に多い傾向があります。
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このお客様（Oさん）は、総合病院でMRIや血液検査を受けられて「特に異常なし」と、言われて痛み止めを処方され、薬を飲んでいたのですが、あまり症状が改善されないとのことでした。
Oさんのお仕事は、事務（PC）仕事で一日中パソコンと向き合って格闘しているそうです。
周りの（会社の）人達からも
「Oさんは、姿勢が悪いですね・・・。」
と、頻繁に言われているそうです
まず、カウンセリングをはじめOさんの症状や既往歴、普段の生活習慣などを細かくお聞きして、情報を入手するところから始まります。
ベットにうつ伏せに寝ていただき触診をしていきますと、まず、一番気になったのが背骨の歪み
（後弯がひどくて、更に右側に緩やかな側弯を確認）
続いて、肩甲骨の内側縁の筋肉の過緊張
（これは、左右共に筋肉がこぶの様な塊になっていました）
今回のケースの場合は、背部に原因が見られるため、うつ伏せの状態での施術がメインとなりました。
背骨に沿って伸びている脊柱起立筋（群）を時間をかけてゆっくりと緩和し、肩甲骨を体からはがす様に○○○○し、そして、最後に背骨の緩和操作をして施術完了です。
起立筋（群）、肩甲骨内側縁を中心に筋肉を緩和していくことにより筋肉の緊張をおおかた取り除く事ができました。
来店された時、「アバラ（肋骨）が痛んだり、胸がピリピリと痛む」と言っておられたのが、
「さっきまでの痛みがウソのようになくなりました
」
「先生、ありがとうございました」
と、Oさんも喜んで帰られました
今回の原因は、仕事による姿勢の悪さ（常に猫背になっていた）、冷房（クーラー）の冷えで筋肉を緊張させてしまったこと、運動不足・・・etc
施術後、 正しい座り方・ストレッチ体操・してはいけない動作を指導させていただきました。
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