旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

美江寺観音

2024年05月11日 | 旅 歴史

 岐阜県岐阜市美江寺町に美江寺観音(みえじかんのん)があります。
 大日山美江寺は天台宗のお寺です。本尊の十一面観音像は伊賀国名張郡にあった伊賀寺にあったものです。長良川が度々氾濫を起こすので、本尊を美濃国本巣郡十六条(現在の岐阜県瑞穂市美江寺)に移したところ氾濫が治まったそうです。
 養老7年(723)、元正天皇が養老の滝に行幸の際、勅命により七堂伽藍を建立、美江寺と称し、この十一面観音像を本尊として安置したのが始まりといわれています。美濃の守護職の土岐家により庇護され、元徳2年(1330)には土岐頼貞が寺領の寄進を行い、永正3年(1506)には土岐成頼が改修しています。
 天文10年(1541)、斉藤道三が稲葉山城を築いた際、美江寺は現在地に移され、裏鬼門鎮護のお寺として織田信長や織田信孝などに崇敬・庇護され、慶長15年(1610)には徳川家康によって寺領10石を安堵されています。

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