ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

千本ゑんま堂大念仏狂言 ~幽玄と笑いの仮面喜劇

2024-05-16 | 京都のイベント

千本ゑんま堂大念仏狂言 ~幽玄と笑いの仮面喜劇

 

 京都市上京区千本通の千本ゑんま堂・引接寺(いんじょうじ)でGWに無料で催される「ゑんま堂大念仏狂言」鑑賞に今年も出かけた。

 あまり、同じところに出かけない私が3年連続というのは、よほど気に入ったからに違いない。

 今年は初めて、夜の部に出かけたが、涼しいし、灯りが幽玄さを演出するので、とても良かったように思う。

 「ゑんま堂大念仏狂言」は京の三大念仏狂言のひとつで他の二つが無言であるのに対して、有言の仮面喜劇である。

 創建・開山をされた定覚上人が布教のため、大念仏法会を始めた事が起こりと伝えられている。

 

 

 

 

  悪太郎

 

 

  船弁慶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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興聖寺(おりべ寺)~新緑と青波の中、「己との邂逅」 

2024-05-14 | 花めぐり~5月

興聖寺(おりべ寺)~新緑と青波の中、「己との邂逅」

  

 京都市上京区堀川通に面する「興聖寺(こうしょうじ)」は安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した茶人・古田織部によって慶長8年(1603)に建てられた臨済宗興聖寺派の本山である。

 古田織部は千利休の弟子で、古田流茶道の祖として知られる戦国武将であることから、当寺は通称 “織部(おりべ)寺” とも呼ばれている。

 訪れたGWの中日、境内に入った途端、新緑の緑に圧倒された。

  

  

 中門から続く本堂前庭園ではフォトグラファー、エドワード・ブルガッド氏による布にプリントされた写真が展示されており、斬新なアートの薫り。

  

  「本気の坐禅」を目指すお寺ということで、じっくりと、「己との邂逅」ができそうな静かな雰囲気に満ち満ちている。

  

  

  

  また方丈には杏橋幹彦(きょうばし みきひこ)氏の奉納による「青波の襖」が収まり、格天井には四季の草花が豪華絢爛に描かれている。

  

  

   

  

  

   

 

 


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京都大学総合博物館 ~バラエティな展示に興味津々

2024-05-12 | 博物館・美術館

京都大学総合博物館 ~バラエティな展示に興味津々

 

 京都大学総合博物館は京都大学が開学以来100年以上に渡って収集してきた貴重な学術標本資料約260万点の保管及び大学での研究・教育活動とその成果の紹介を行っている博物館。
 日本の大学博物館としては最大規模を誇るそうで、館内は文化史系・自然史系・技術史系と分野分けされており、土器や石棺などの考古学資料から古文書・古地図、化石や貴重な生物標本まで、展示物は非常にバラエティ豊富である。

 

 エントランスでは巨大なナウマンゾウとアジアゾウの頭骨の化石が出迎えてくれる。

 次に世界的にも貴重な鉱石だという「輝安鉱」。

 

 のっけから、多様だなと思ったら、今度は小惑星イトカワで採取された粒子のレプリカ。

 

 ナウマンゾウに始まる自然史系。

 

 「ランビルの森」の展示。ボルネオ島にある熱帯雨林の森の生態系を調査しているという。

 

    

 

 日本の動物展示コーナー

 

 私にとっては憧れのギフチョウ。

 

 次は技術史。木製蒸気機関車の模型。明治時代に研究のため、イギリスより購入したという。

 

 と思っていたら、次は考古学史で石棺が展示されている。

 

 衣笠を模った埴輪。

 

 古代の甲冑。

 

 キリシタンの墓碑。

 

 なかなか、バラエティに富んだ博物館だった。まあ、当ブログもバラエティに富んでいるが。

 広大な京都大学構内を散策。百周年時計台記念館(旧京都帝国大学本部本館)

 

 やはり、これがないと京大らしくない。

 

 「尊攘堂」なる建物があった。かつては維新の志士の遺墨を収集・展示していたという。

 

 


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狂虎シンに勲章! ~「タイガー・ジェット・シン展」on 京都ホホホ座

2024-05-10 | プロレス

狂虎シンに勲章! ~「タイガー・ジェット・シン展」 on  京都ホホホ座

 

 タイガー・ジェット・シンが政府より4月29日、令和6年春の旭日双光章を受章した。

 タイガー・ジェット・シンとは昭和の時代に“インドの狂虎”と呼ばれたインド系カナダ人レスラーで、初来日は1973年。

 当時、日本では全く無名であったが、前触れなく、突如、新日本のリングに乱入し、首締めのような必殺技コブラクローとサーベル攻撃でファンを恐怖のどん底に突き落とした。

 それだけなら、プロレス界によくいる悪役ヒールレスラーで終わるところだが、シンの狂い方は常軌を逸していた。

 レスラーだけでなく、報道陣、観客、一般人にも真剣に襲いかかる。それも、撮影があるなしに拘らずだ。

 ついには、新宿伊勢丹前で買い物中の猪木を襲撃し、パトカーが出動する事件にまで発展する。

 「徹底して悪役を貫いている」なんて、イージーな言葉では表現できなくなるほどで、「こいつは本当に狂っている」と心底、思った。

 シンをシン底、憎んでいた。

 今から思うと彼も自分を売り出すため、命懸けだったろうし、A猪木の新日本もG馬場の全日本の政治力に圧倒されて、生き残るための命懸けの仕掛けだったろう。

 命懸けの両者の対決は本当に殺し合いをしていると思わせたし、事実、紙一重の殺し合いを演じていたように思う。

 シンは真のプロフェッショナリズムとは何かを教えてくれた。これも、「今から思うと」である。

 

 

 

 

 

 

 その「タイガー・ジェット・シン展」が京都市左京区で本、雑貨などのお店、ホホホ座浄土寺店で開催されている。

 シンが受章した勲章、旭日双光章とは「国家または公共に対して功労のある人」に贈られるもので、「顕著な功績」を挙げた人が対象となる。

 シンはマットで稼いだ資金をもとに実業家となり、東日本大震災支援や学校設立など慈善活動に力を注いでおり、その点を評価されたようだ。

 そして、この知らせを「プロレスに市民権を!」が悲願だった宿敵、猪木が空の彼方で一番、喜んでいるに違いない。

 

   

 


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怪力無双「ストロング小林展」 ~京都プロレス美術館

2024-05-09 | プロレス

怪力無双「ストロング小林展」 ~京都プロレス美術館

 

 「怒涛の怪力」と呼ばれていたが、あえて、「無双」とした。

 「無双」と揮毫された白いガウン姿のストロング小林が好きだったからだ。

 猪木や馬場のようなカリスマではなかったが、ストロング小林は一時期の日本マット界に燦然と輝く足跡を残したレスラーだった。

 ただ、彼にもう少し、ガムシャラな闘争心と我の強さがあったなら、歴史は変わっていただろうにと思うのである。

 周りによくいる誰かのように我が強すぎたり、自己主張の塊ではなく、謙虚で誠実な彼はレスラーとしては、あまりに善人すぎた。

 だからこそ、好感を持っているのであるが、そんな矛盾した想いが私の中には今もある。

 下鴨神社にほど近い地にある「京都プロレス美術館」において、昨年、地元の東京都青梅市で開催されて以来の「ストロング小林展」がGWに開催されていた。

 「京都プロレス美術館」はプロレスマニアの湯沢館長の私邸の一室にあるプロレスファンが集う憩いのリングである。

 

 国際プロレスは小さいながら、パイオニアだった。

 

 

 日本人最初のマスクマン「覆面太郎」だった新人時代。

 

 

 

 敗れたりといえど、ストロング小林がレスラーとして、もっとも輝いたアントニオ猪木戦。

 

 オリエンタル・ブルーノと云われた時代。本家のサンマルチノとMSGで対戦。

 

 ビッグ3の時代。

 

 

 

 ラリー・ヘニングと私邸で。リングを降りると親友だったようだ。

 

 猪木・アリ戦も展示されていた。

 

 途切れぬ来客に湯沢館長、大忙しだった。

 

 

 


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