NHK朝ドラ「虎に翼」の小林薫が演じる穂高先生は | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

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先日は、久しぶりに大学の先輩等と一緒に、桜咲く高尾山への山登りに行って来ました。

 

今まで、私が最年少だったのが、1年3か月ぶりに参加したところ、嬉しいことに私の後輩が3名になっていました。

 

高尾山には往復ケーブルカーを利用しましたが、3号路を通り、高尾山山頂から小仏城山コース往復で28000歩を歩き、富士山だけでなく鮮やかに咲く花を観賞することもできました。

 

 

さて、タイトルのNHK朝ドラ「虎に翼」で小林薫演じる穂高先生の件です。

 

実は、この穂高先生は、「穂積陳重」の長男である「穂積重遠(ほづみ しげとお)」がモチーフになっているということを知りました。

 

穂高先生は、伊藤沙莉演じる「猪爪寅子」の恩師ですが、私の敬愛する法律家の穂積陳重(ほづみ のぶしげ)が父であることを知ったから驚きです。

 

というのも神奈川県司法書士会の法教育委員会のメールで朝ドラの話題から知ったのですが、穂積陳重は、「法窓夜話」という本を出していて、それは、日々夜自宅で、陳重が息子の重遠に話した内容をまとめたものということです。

 

私もその「法窓夜話」を購入し、読みたいと思っています。

 

  

 

穂積陳重の銅像建設を拒み、庶民のために作られた「穂積橋」のエピソードは有名ですが、これは陳重本人ではなく、遺族が強く拒んだと言われるため、その父の想いが子供らにしっかりと引き継がれていたことがうかがえます。

 

朝ドラでは、夫の妻の財産管理について明治民法は夫にあると定めていますが、今回の夫の妻の母の大事な形見である衣類の財産管理は権利濫用にあたるということで、妻への引き渡しを命じる判決の言い渡しは、印象的です。

 

柔らかく、かみ砕くように諭す「重遠」の法律家としての立ち居振る舞いは、「明治民法生みの親」と呼ばれる「陳重」の姿から生まれていたことに妙に納得した次第です。

 

そして、重遠は「日本の資本主義の父」と呼ばれる「渋沢栄一」の初孫にあたるというから驚きです。

 

親の姿を見て子は育つと言われますが、こんな時代に素敵な親子の姿があったのかと思うと、心が豊かになりながら、NHK朝ドラを観ています。

 

 

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