動画:杖ねえちゃん、杖にいちゃん 2024年 春:あなたが気づいていなくても、何かが始まっている!
杖をつく若者の増殖はあなたの町でもリアルタイムで進行している。わたしは2年近く観察してきているが、気づかない人はおそらく自分が杖をつく羽目になっても気づかないのだ。気づかないような人、つまり、無警戒なひと、が杖をつく羽目になっていると言えるのかもしれない。
杖にいちゃん 2024年 春:あなたが気づいていなくても、何かが起きている!
杖ねえちゃん 2024年 春:あなたが気づいていなくても、何かが始まっている!
遠くからでも杖をつく彼らの姿が私の目に飛び込んでくる。100人、200人の通行人を見ていても、見えてこないかもしれない。しかし、千人、2千人、3千人という通行人を鷹の目でスキャンしていると、必ず見えてくる。わたしには、歩行障害で苦しんでいるひとが増えているという確信があるので、辛抱強くスキャンする。実際2時間に数人は発見できる。杖ねえちゃん、杖にいちゃんの一人一人の背中に 「杖デビュー」 の物語があるのだ。それらに向き合うのははっきり言って、つらい。涙がこみあげてくるときもある。
今回のこのフィールドワークでは、あえて高齢者は対象外としているが、もちろん高齢者でも激増している。しかし、高齢者の場合は、気の毒にも 「歳だから」 で済まされてしまう。
3月半ばから4月半ばにかけてさまざまな場所でフィールドワークをした。その成果を動画 「杖ねえちゃん」 と 「杖にいちゃん」 にまとめた。断っておくが、この2作品の制作に善意も悪意も無い。真実は非情なものである。言うまでもなく、「非情」 とは、悪意すらもないということだ。
真実とは何か?
「真実とは重要な事実である」 ザウルスの定義
事実には重要なものと、さほど重要でないものとがある。
「犬は四つ足の哺乳類である」・・・ これは事実だが、2024年のわれわれにとって特に重要とは言えない。
「生まれたての赤ちゃんは2本足で歩かない」・・・ これも事実だが、今のわれわれにとって大して重要なことではない。
「若者が杖で歩く」・・・ これが事実だとしたら、スフィンクスもびっくりの 「重要な事実」 ではないか?
「朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か?」 というなぞなぞをかけたスフィンクスもびっくりの社会現象が、世界中で今起きている。
「重要な事実=真実」 は、「騒ぐ」 必要がある。
警鐘を鳴らす必要がある。
わたしはこれを喫緊の 「真実」 と考え、それを広く知らせるためにこの1か月、証拠を集めた。こういうことは言葉でいくら言ってもダメだからだ。
この動画は必ずや攻撃されるだろう。しかし、イチャモンをつけてくる人間は、今まで若者の杖デビュー激増に気づいていなかった連中である。この迫り来る社会的現実を事実として認めたくないという政治的な動機からこの動画を必死になって叩くことだろう。
杖ねえちゃん 2024年 春:あなたが気づいていなくても、何かが起きている!
杖にいちゃん 2024年 春:あなたが気づいていなくても、何かが始まっている!